2018.7.15:ビ筑第三戦 (DAY 2) - 実は浦島太郎だったの巻き

20180715 Showa Sanakakumado w500

 (続き) さてこの日は本線。昨日に続き、冬の寒風の筑波おろしは想像できない関東平野内陸地の猛暑でした。おそらくほとんどの参戦者はモダンかーでありエアコン付きの快適車です。

 しかし極暑でエアコンもクーラーと縁のない昭和車もあり、エントリーネームに “エアコンレス熱風スターレット” と実にシリアスな名称のツワモノもいました。コンテツは “リアル昭和” 、フロントの三角窓もオープンしてこの日は公道&トラック含めて活用、しかし早朝は効果あっても、午後は涼風に程遠い熱風でありました。

 さてこの日のデータは以下のようです:

  • 練習1本目:01’00.384、何時ものようにやや力みあり、しかし7割走行に徹する
  • 練習2本目:00’59.297、同上、しかし7割走行
  • 本戦1本目:00'59.299、同上、しかし7割走行
  • 本戦2本目:00'59.986、完全リラックス、6.5割走行

 練習会の結果として、出来てないことはしないと戦略を定め、発進の1速以外は2速だけと決めたのがミスコースもなし、タイムのブレもあまりなかった結果と分析します。上記の7割走行などの意味はクルマに対する負担度であり、決して10割 (全開) 走行を慣例的にあるいは本能的に避けてます。もしそれをしたら自宅に戻れないリスクが上昇するという経験値 (DNA) があるのです。素人ですが自分で加工し組んだエンジン&ミッションや足回りなどなど、その費やした時間を考えれば尚更です。

 練習会含めてみなさんにお世話になったビデオを見るとラインどりには大いなる要改善点を感じます。3速活用の走行方法含めて、練習会で経験を積みたいと思うものです。仮に本戦でそれらを試しても結果が出ないことは明白です。本当はみなさんのようにもっともっとチャレンジすべきなのでしょうが自分の歳を考えれば身の丈にあったことしかできません。

 まとめとして以下のようです:

  • タイヤ’について:みなさんのお言葉で変えて素直よい、それもあまりにも良いと考えます (GoodYear RS-Sports S-Spec。Sタイヤでないもののコンテツという旧いクルマへの適用を危惧してました。しかし今回、練習会&本戦で感じたことは変な話ですが思った通りに曲がる&止まる、それもクイックにと、そして尻の流れも穏やかであったと言うことです。危惧は吹っ飛んでしまいました。その意味で、表題に ”浦島太郎状態” としました。ただ一つ言えることは、サーキットトラック側に振ったタイヤであることは間違いなく、一般道のわだちなどは不向きであることも経験しました。この新しいタイヤを大事にする意味で、一般道にも適したタイヤを新たに考慮しなければならないと考えるに至っています。
  • リヤのスプリング&ショックの設定変更:両者ともに強化しました。ビデオでリヤのタイヤの動きを分析したところ明らかな変化がみられます。その設定通りに、スプリング強化で沈みこみが少ない、伸び側に減衰力強化で浮き上りが少ないと診ました。懸案のジャッキアックアップ現象の改善です。これは別途、整理しましょう。
  • エキパイとマフラーについて:音が過大になるのかと予測してたのですが、逆で以前のような乱暴なサウンドは消えてしまいました。ドライブしていても高回転での反応がまったくないので損失が大きくなったのかと思いながらもちゃんと回転も上がっているのでいいのでしょう。やはり4-2-1の2の部分の長さ&太さを適切にしたのとV8用のBorlaのタイコのお陰と思います。
  • ステアリングをノーマル (40cm) からナルディレザー36cmに変更:以前は36cmでは重いと感じたのでがタイヤのお陰と思います。街乗り含め36cmで行けそうです。

 その他、前回から完熟歩行は2周のみを試みてます。1周目でコースを叩き込み、2周目でドライブのイメージを叩き込んで、その後はスタート地点などで全体のシミュレーションをする、と言うことで何とかなりそうです。

 また、今回のタイヤ&サスの変更の恩恵ですが、2年半余りの周辺の皆さんのデータとの比較&分析するとおよそ2.5秒くらいのゲインがあったと診ます。これは今まで最大ですが、この先どうなるかは新たな経験の蓄積しかないでしょう。

 猛暑の二日続きのイベントも無事に終わりました。当日、何時ものみなさんにいろいろお話しさせていただき勉強&励みになりました、走行ビデオをお送りいただい皆さん (固有名詞略) に暑く御礼申し上げます。そしてZummy Racingのスタッフに皆さん、この暑い中のお仕事に感謝申し上げます。

 以下は当日の映像です:

 本戦1本目いつもながら緊張感のないようなドライビングです。でもドライバーの心理は目一杯!スター後の奥の12番の左ターン、そして9&7番を通り抜けるターンはこの新しいタイヤではまったく不安なく通過できたとかんじます。


本戦2本目:MCさんのアナウンス、ヒストリッククラスはドライバーそれぞれが練習走行との差が1000分の何秒とか、それもそうかも、目一杯走ってない証し、冒険も何もなし、頭の中にプログラムした通りに努力、すくなくとも自分は!


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