2018.8.31:Bugatti Chiron - AM
今年も縁あって、業界大手メーカー、シーメンス社主催の年次会議に米国ボストンに来ました。
当該企業の最新状況&今後の戦略の紹介がメインです。世界からおよそ200人ほどの関係者の一員として出席しました。
個人的な興味として3Dプリンター、正確にはアディティブマニュファクチャリング (AM = Additive manufacturing、積層) 、今年はBugatti Chironの可変角度のリヤウイングへの応用が展示されました。
Bugatti Chiron自体はまだ未完の大器のようで、最高性能 (設計上の最高速など) を満たすためのタイヤもこれからとか、そのために可変角度のリヤウイングが肝のようで、加速、コーナリング、ブレーキングなどで適切に角度が変化する油圧制御のリヤウングが開発され、そのための自動制御ソフトも高度になっているようです。
今回の開発のイノベーションの目玉はそのメカ部分に従来の削る (サブトラクティブ) やプレスするなどから積層のジャネレーティブデザインをベースとした最適形状と重量軽減のアディティブマニュファクチャリングによるものです。
画像にように極限まで削ぎ落とした形状でチタン材で強度は増しても重量は50%程度になるそうです。何十年前のBugattiも技術上のイノベーションの塊であり、そのスピリットは今日では継続されてるようです。
2018.8.25:ルーチン作業 - 点検&クリーンアップ (続き)
やはり本日は関東圏でも最高の気温だったようです。冷房の入ってない我が家の北側の廊下は昨日の33度を超えて今日は34度となりました。
右の画像は我がコンテツのタイヤの空気圧です。一応屋内ガレージですが、壁が南側に面した左側のタイヤ内の空気は32度、ガレージ中央に面した右側は風通しが良い後輪は30度、ガレージ奥になる前輪は31度とまことに実情を表したリアルタイムの実測データです。先週、バルブコア交換に伴い空気圧を前輪が1.70、後輪を2.30としましたが結果的に温度に左右され画像のようなデータです。
さて本日も酷暑ですが体力維持のためにとポジティブに作業を行いました。メガーヌ号の作業に加えて、コンテツの点検を先週に引き続き進めました。主にエンジン下周りのクリーンアップ、そしてマフラーなど交換した箇所の増し締め&チェックを進めました。新品のガスケット入れたエキパイ周りは手でも分かる状態で1/8周くらいの増し締めを必要とする箇所がありました。
残るは前輪のキャンバー調整です。また後輪のタイヤの減り具合 (中途半端でない) をみると1度くらいネガティブを減らすべきか頭を悩ましております。
2018.8.19:ルーチン作業 - 点検&クリーンアップ (続き)
昨日に続いての作業です。ギヤシフターの作業にアンダーカバーを外しました。
ついでに都合三枚外し、すべてクリーアップしました。裏側内部は昨年の車検以来のおよそ一年近くを経ての作業です。一番フロントが結構内部にゴミを拾っています。おそらく細かいタイヤのカスみたいのが大量に入ってました。これは一般道路ではなく、やはりビ筑波の影響と考えます。
一般公道復帰以来からおよそ5年です。このアンダーカバーのように見えない裏側にちゃんと塗装をしてニ液のクリアーを入れたのは正解だったと思います。なぜならが汚れの掃除が簡単であるためです。
しかし、この鉄のカバーの重量が結構あります。もし、これが樹脂製であったり、アルミであったならばと思うものです。
2018.8.18:ルーチン作業 - 点検&クリーンアップ
先月のビ筑以来、1ヶ月あまり、コンテッサ号は何も手をつけまてません。仕事の関係と猛暑で今日まできました。メガーヌ号のエアコンも一件落着して、画像のようにジャッキアップしました。
ビ筑の際の課題とその後の注力事項は:
(1)3速から2速にする際に4速に入れ間違う。
(2)時々、クラッチを目一杯切った際の異音
(3)新しいタイヤの磨耗具合のチェックとバルブ交換
(4)フロントキャンバーの再考察
(5)交換したマフラーの点検
(6)底ズリをしたことろの補修ペイント
(7)その他、もろもろ全体の点検とクリーンアップ
以上です。
(1)については、4月にミッション交換した際にシフトレバーのシムをちゃんと調整してなかったことです。以前のミッションのために画像のようなシム二枚を入れてました。そのままだと今回は手書きの左のようにシフトの位置が若干ずれてしまいます。それを抜いてほぼ1/3と2/4均等な道すじになっとと思います。調整したあと、何十回と1-2-3-4-3-2-1と左肩が痛くなるまで繰り返しました。まだ走行300キロのミッションであたりがついてません。今後が楽しみです。
(2)以降は今後の週末に進めることになります。いずれにせよ、来週から二週間出張で、9月に作業続行となります。そしてとにかくもう少し走ることです。来月12ヶ月点検、その先の9月末のビ筑とタイトなスケジュールになりそうです。楽しみが待っています。
2018.8.17:夏休みの課題 - メガーヌ号のエアコン
今週 (8月13日〜) は夏休み&お盆休み、懸案のメガーヌ号のエアコンのコンプレッサを交換しました。
本日 (8月17日) 、折角ですから高速含めテストをと、常磐高速経由で何時もの朝日峠に向かいました。
本日の朝日峠、秋が近いのでしょうか、空が抜けるように高かったです。平日の午後にもかかわらず、大勢の若い走り屋がおりました。筑波スカイラインも皆さん、何時ものように朝日峠駐車場と子授け地蔵の駐車場を往復しているようでした。
2018.8.12:旧車の救世主か?エアコン用電動コンプレッサ!
米国のホットロッド系の文献を見ていると旧い個体の機能を現代のテクノロジーで蘇らすあるいはパワーアップするものを見受けます。
最近、コンテッサ1300EV化に際して、EV変換のもろもろのアクセサリーをみていたところ、画像のようなAC用電動コンプレッサ、 “12 V Electric Air Conditioning Compressor” (本体とコントローラ) が実用機能としてありました。
なるほど、空調のコンプレッサもICE (内燃機関) パワーを使うのでは電気を使うのだと、旧いクルマに昔ながらのベルト掛けのコンプレッサを使うのではなく電気モーターのパワーを利用する時代になったのです。
諸々検索をすると日本のハイブリット車とかで電装メーカーの論文とか、そして中国の発展が凄い、価格では到底太刀打ちできません。
いずれせよ、新たな進展でホットロードや空冷VWの世界に利用が広まっているようです。テクノロジーの進歩に感謝です。最近のEV車の中古部品も供給先のようです。
コンテッサのとても大きいヒーターユニットに変えて、そこにヒーター&クーラーのシステムをコンパクトに創りこむことも不可能ではなさそうです。
2018.8.11:コンテッサ・ネタではありませんが - メガーヌ号のサンシェード
今週、eBayで発注しておいたメガーヌ号のサンシェードが届いていました。
昨日、昼食の時間に入れてみました。大きさ的に丁度良いと思って注文しましたが。縦方向5cmぐらい小さめかなと、この丸いのは自ずから横方向の寸法で決まってしまうようです。でもマア、この猛暑、無いよりマシなので使ってみましょう。
表面にRENULTとそのロゴもろもろあるのがメリット (?) 、であります。国内で見るサンシェード (フロントサンシェード MEGANE Ⅳ用) は良くできていても当サイトオーナーには手が出ません。
今まで使った近所のホームセンターの折りたたみ式サンシェードと同じような価格のこのルノーロゴ入り、効果は別としてみてくれ良いと思います。eBayさまさまです。
2018.8.11:ホームページデザインをリニューアルして
先の6月のホームページリノベーションにあるように新しいホームページソフトウェアにして早2ヶ月を経ております。
その間、いろいろな問題もわかり、徐々に修復をしております。このリノベーションあるいはリニユーアルの最大の特徴は画像にあるように閲覧のプラットフォームフリーにしたことです。これは自分としても成功していると考えます。
一方、画面の切替時にゴミみたいなものが表示されてしまうことです。これはここ数週間、米国のこのホームページソフトウェアの開発者と議論をしております。解決方法についてこちらのアイデアも含めて理解が進んだようでもう少しの努力が必要なところまで来ております。
また、全体のレイアウトや文面&画像であるコンテンツの改善&再編集も進めております。前に進んだり、少し後戻りもありと言うところです。この歳になっても勉強するコト・モノが山のようです。
いずれにせよ、終活に向けての最後のリユーアルです。一歩一歩です!
2018.8.4:オートモービル カウンシル 2018
今年も縁があってオートモービル カウンシルを見学することができました。年々、若干ながら膨らんできてるように見える会場です。プログラムを見ても出展社の数が増大しているようです。
さて今年は内容で興味を持って見させていただいた個体は以下です:
◉日産 フォーミュラ E
60年前の豪州ラリーのダットサン1000の富士号 (残念ながら綺麗に修復されてしまっており凸凹ながら実車感が無くなった!、参考:運命を切り開いたクルマ: 富士号&桜号) から今年12月から実戦配備のフォーニュラ E (展示車両はモックアップ) とブース内の他の展示も影が薄れるほどでした。これら展示車は実にファンタステッィクなものでした。
フォーミュラ Eはルノーが先行していると思います (参考:Renault Sports - Formula E) 。アウディやポルシェも市販車へのフィードバックが多く得られ、環境などマーケティングへの現実的な効果を考えてEVレースにシフトしているのがトレンドです。そこに話題となっているのが日産の参入です。今後の活躍を期待するものです。また、日本でもこのワールドシリーズの一つを、たとえば昔からよく語られている皇居GPなど、フォーミュラ Eはレギュレーションで市街地&2キロのコース、騒音もないので現実且つ独創的な選択ができるのではないでしょうか!
◉メルセデスベンツ 300SL
所謂、ガルウイング (Mercedes Benz 300SL)で、当時は俳優の石原裕次郎が購入されて話題になったクルマです。オートモービル カウンシルのこの場ではボデーとシャシーが分離されての展示でした。これは最高のディスプレイであり、テクノロジーの学びでした。何故ならば、当時としては独特なリヤのスイングアクスルです。
今まで写真でしかみれないものが現物で眺めることが出来ました。これがそれなのか、ジャッキアップ現象もあった、しかし当時のスターリング・モス (YouTube参照:Sir Stirling Moss on the 1955 Mille Miglia -- Mercedes-Benz) は、その欠点を長所にして、コーナーでは他車を圧倒したとか、実に妄想逞しくさせていただきました。
冷静にみれば、日野コンテッサとまったく同じ構造なのです。いすゞのベレットはコンテッサ同様にスイングアクスルでしたがジャッキアップ現象を減少させる機構が最初から入れていたことを考えると設計の違いあるいは技術の差などがあったのかと思うものです。
◉マツダ 323 4WD
一連のファミアシリーズのヒット作の5代目の赤い個体と6代目の323 4WD ラリーカーでファイランドのオーナー (女性ラリードライバー Minna Silankorva:WebMiiを参照) 所有の現役の個体の展示です (マツダのWeb Site参照、この展示にわざわざフィンランドから輸送) 。
やはり今でも走っている旧車 (ネオヒストリック?) にはそれなりにオーラを感じるものです。マツダのHPにあるように文化を理解するとはそのようなものです。他メーカー展示の旧車 (厚化粧&整形美容した) と一線を引くものです。改造や装備に多くの学ぶものがありました。
画像はその一つでシフトリンケージの作り、これは自分の日野コンテッサ用にポンチ絵でイメージしているもの似ているもので大いに勇気づけられました。さらにそこにはSPARCOのバケットシートの固定方法、すなわち底留をどう取り付けるかのヒントがあったり、ハイドロのサイドブレーキなど宝の山でした。
また、マツダのブースでいただいた小冊子、”ZOOM ZOOM” の中身は読み応えのあるものでした。展示にしろ小冊子にしろ、このようなことができるマツダに拍手です!
(参考:マツダのサイト - ZOOM ZOOM デジタルマガジン)
◉最後に
全体的には3回目の今年は昨年にも増して盛況にみえました。ただコンテンツ、すなわち展示の方法、解説、そして展示車については各社各様であり、ただ見るだけには数多くの種類が観れることは事実です。最近ではそれらのクルマはイベントのみならずギャザリングなども目にできてしまいます。販売&購入目的としての実物カタログと考えれば売手&買手共にとって最大のベネフィットの場と感じるものです。
歴史感とか将来に向けての文化の継承としての実践については、マツダのような取組はこの場では例外であり、残念ながらおおくはそれを感じ得ないものです。また、主催者の案内資料には少なくとも各個体の情報について統一性をもって記述があるべきです。今後は主催者にこの点をどう統一感をもってメッセージとして出されることをこのような素晴らしいイベントを長く続けていただくためにも願うものです。
2018.8.1:暑い夏 - その昔、コンテッサ?
日野コンテッサ1300を最初に購入したのが1970年の半世紀近くの昔でした。表題の暑い夏ですが、確かに昨今のように高温でなく、30度を超えるととても暑く感じた時代です。
そのような時代ですが、60年代半ばのクルマにもメーカーはオプション設定 (ヒーターもオプションのクルマもあった) がありました。日野コンテッサ1300も例外ではありませんでした (参考:純正 日野コンテッサ1300 東芝クーラー) 。
当サイトオーナーは好奇心で中古の純正東芝クーラーを購入して取り付けました (上の画像) 。後部のシートの後ろの棚に取り付ける、所謂トランクタイプでした。ラジエータも50%増しくらいの大型、冷却ファンのプーリーは風量を増やすために直径の非常に小さなものでした。
さて、効き目はどうだったか?一言で非常によく効きました。外気温が少し低いとリヤのガラスが曇るぐらいでした。走行パワーのロスについては、明確な負担を感じたものの、こんなものだと、当時はそんなことより、我がコンテツにクーラーありの喜びの方が勝っていたのです。
しかし、良い時期は長く突かず、ガス漏れが多く発生しました。一夏もつどころが何度か修理工場に行きました。それを克服するだけの知識や技術は自分にはまだありませんでした。
そして最大の欠点は、エンジン回転が3千も行かないうちにブオーとファンが雄叫びをあげることでした。そして大きなコンプレッサと大型ラジエータで後部が極端に重くなり、交差点のターンでも尻がもって行かれ、コンテツ独特な軽快な走りがなくなってしまいました。
そんなこんだである時期からは使用しなくなりました。重量が重いはず、日産のセドリックとまったく同じ何もかも大ぶりな東芝の日野コンテッサ純正クーラーだったのです。今の時代であれば、技術の進歩と軽自動車などの効率のいいものを流用して実践的な解決ができると思うものです。