2019.9.20:RECARO RS-G 期待そして大いなる失望!

 目下、”コンテッサ 人車共OHリハビリ中” 状態、その課題の一つがドライバーズ・シートです。

 6〜7月中に安静中に悶々と考えたのが日野純正のバケットシートの限界です。今回が初めてはありません。健康に何の問題のないしかも強靭な身体であればその欠点も吹っ飛んでしまうでしょう。しかし腰回りのサイズが全く合わないとか腰回りに怪我・障害があるとんでもないことになります。ビ筑のジムカーナで今まで2回ほど腰をグニャリを非常に不安になったあるいは危険になりそうな場面がありました。

 今回のアクシデントで縦方向の圧迫に注意が必須です。そこでまず腰に良いレカロと考えました。事実、事務所の仕事用の椅子に1995年以来、4半世紀もレカロオフィスチェアを愛用しています。その腰に対するサポートの良さは絶大なる信頼があるからです。

 そこでRECARO RS-G、日本人向けの日本仕様の小ぶりになったものです。今日、出先の帰りにレカロ製品がすべて置いてあると言われる東雲のオートバックスに行きました。やはり実際に座ってみなければわかりません。

20190829 RECARO Autobacs

 現場にはRS-GKのみで、目当ての競技向けのRS-GEはなく、ベロアの質感などは確認することができず、現物のRS-GKで座り感を試しました。確かに横方向のサポートは絶大でした。自分のようにかなり細めの体格には良いと感じました。ただ何度も確かめると縦方向に大いなる問題を感じました。それは強靭な硬い底の面に3センチぐらいのヤワなクッションだけです。これは完全に腰椎に極度な負担をかけることになると判断しました。要は公園などの樹脂製ベンチにクッションを敷いたようなプアなものです。

 みんカラなどのRS-Gの評価に一人の方が書いてました。RS-Gに交換後、突き上げが非常にきつくなったことを指摘してました。ワインディングやサーキットは良いが一般の道路での使用に不向きとも書かれていました。おそらくサスの硬いあるいはタイヤの問題もあるでしょう。と、言うことでこの意見にすぐに納得しました。

 結果的に自分としては大いに期待していたRECARO RS-Gは不採用としました。なるほど、パリダカの菅原 義正さん曰く、「ラリー走行時の縦方向の圧力で脊柱&腰椎の圧迫で数センチ身長が縮んだ」は真実のようです。

 また、オートバックスでさらにわかったのですが、シートレールのデータ、寸法や車種向けの情報、すなわち取り付け位置などの情報は企業秘密で出ないそうです。自分としてはコンテッサ用で一番加工し易い形状のものを知りたいと話しましたが企業秘密の一点張りでした。非常に残念な対応でした。これにもやや失望感を禁じ得ません。

 また、RS-GEのベロアは座るにくい、展示のRS-GKのグラスメッシュがよいとか、さらに競技に使うならより価格の高いのを薦めるなど、オートバックスの店員の目線にも大いに抵抗を感じました。納期はこの専門店であっても2〜3週間と完全な受注とのことでした。

 さて、この先どうしようか、今、購入してある競技専用品と言われるSPARCO (SPARCO Speed F104) にするか、これはコンテッサのレーシングシート同様にまれなフレーム構造で尻のクッションがバンドのケージタイプなので突上げがありません。ただ重量はRECARO RS-Gの樹脂製の5kg弱にくらべてこちらは鉄フレーム構造ですので8kg台と重いです。

 しからば、COBRA CLASSIC RSにと、ただこれはじっくり確かめたことがないので不安です。

 とにもかくにも善は急げ、あるいは急がば回れ、どちらにするか!日野製バケットシートを自分用に改造するのがベストを考え、当面の手間の掛からないテンポラリーソリューションを考えることにしました。

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