2020.4.30:本日のデリバリー - クラッチカバー
正確には昨日のデリバリーでした。先週、もろもろ他の必要品とともにモノタロウに発注していました。COVID-19のご時世でしょうか、注文時のメッセージでかなりの遅れが予想されました。直ぐに発送されたものあるし、そうでもないもの、都合、5回のデリバリーでした。本当に、お手数をお掛けして申し訳ないと思います。
このクラッチカバー (EXEDY (エクセディ) MZC581) 、当初は在庫があるにも関わらず連休明けの予定となっていました。しかし、突如と発送になりデリバリーとなりました。
手にするといよいよこれを使うのだと思うと緊張が走ります。何しろ、初めての経験です。以前のジャンクをサイズ合わせで購入した際はそんなものはなく気軽なものでした。
確かに今の新品は綺麗です。半世紀以上も前の日野純正の未使用品とは比べようもありません。ただ、カバーの角は製造方法と思われますが鋭いエッジで下手をすると鋭利なナイフのように怪我をするのではと思います。この角は優しいエッジにしてあげようと思います。おそらく金属独特に音も良くなるのではと、今から誇大妄想です。
2020.4.29:人車共OH中 - コンロッドのミステリー
コロナの影響でしょうか、毎日がスッキリしない生活です。正に目に見えない敵との戦いとはこのようなものかと思います。
さてこの日はだいぶ前から進めているコンロッドのチェックとクリーンアップです。これも何十年かぶりにグリース漬けにしたものを引っ張りだしています。その昔、オーバーホールをしたものの再度エンジン始動できなかったという代物です。先のクランクなどとの組みの部品です。
ここ最近、固執したグリースを取り除くべくオイルに浸していました。それを表面の汚れを取り除くと面白いマーキングが出てきました。青丸のところはキャップとの合いマーク (左から1番、2番、そして3番) でこれは一般的なOH時の打刻です。問題はその上の赤丸です。左から、A、C、そしてEと大きな文字が描かれています。これは何を意味するのでしょうか?
BやCがどこかにあるのでしょうか?4番のコンロッドはまだクリーンアップしてないので何が出るか楽しみです。これで行けば、 "G" がでれば、ビンゴ!と行くでしょうか?この現物は何を語ろうとしてるのでしょう!哲学みたいですね!
自分の推測が確かならば、このエンジンは米国カリフォルニアでの1966年 L.A. Times GP 、後に1967年1月の船橋などを経て、その後はプライベートに渡り1968/1969年の日本GPなどにエントリー出走したのですから、これを実可動状態にするのは悠久の夢をみているようなものです。まだまだ尽きることのない考古学の楽しみが続きます。たかがOH、されどOH、それはメカだけではない、その先にある先人の哲学を学び取る、あるいは悟る必要がありそうです!
2020.4.24:人車共OH中 - クラッチ・リレーズ機構の検討 (続)
我がコンテッサ1300のクラッチカバーを他車のを流用しようとする企みです。
ディスクの上にNA6のリレーズベアリングアッシーを置いて毎日眺めていると色々なアイデアが無限に湧いて来ます。ひらめいた時がチャンス、良いと思うとその時がチャンスです。メモ、ポンチ絵として書き留めておきます。これが重要で数分後には頭に中から消え去ってしまうからです。
この日の思いつき、NA6のリレーズベアリングアッシーを分解してベアリング 本体を取り出しました。
そしてそれをコンテッサのベアリング ホルダーに乗せてみました。おそらくこの二つの間を結びつけるインターフェース、すなわちアダプターを作ればよいだとうと思いました。 "フォーム・フィット・ファンクション” の "フィット" をどうするかです。
それは "コンテッサ1300用NA6べアリングアダプター” と呼ぶことにしましょう。これでやっと、『一ピカ、二スジ、三ヤク』の『二スジ』の段階、筋ありに入ったわけです。後は『三ヤク』、すなわち役に立つものになるかの検討です。それはコスト、耐久性、そして保守性など含めてです。
2020.4..22:COVID-19、【続】ローカル (地元) 情報が少ない!
”新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言” が出されて早2週間とか、その効果を計るにはまだまだそんな時期ではないでしょう。自分として複数のデータ、例えば、JOHNS HOPKINS UNIVERSITY & MEDICINEの世界各国の履歴データやApple社のMobility Trends Reportsなどを掛け合わせてみれば明白だと思います。
例えば、韓国の例、図のように1月末には外出の制限をし、まだまだ粛々と努力しているようです。その結果がここ1ヶ月、当初の急激な増大が止まり、やや緩やかな増大にと、でもまだまだ続いて入る訳です。
複数のデータから分析すれば移動と発生 (所謂、陽性確認と理解) の関係は画像のように明らかになります。厳密には医療の環境とか人との関わり合いなど国によって異なると思いますが、すなわち2〜3ヶ月もしないと効果が出ないと推測するものです。
これから見れば、日本での移動が減り始めたのが4月に入ってからであり、しかも韓国の抑制に比べると依然として弱めのようです。日本はこの先、ピークが明確になって数ヶ月ぐらいは相当な抑制、つまり協力、辛抱、忍耐をつづけねばと思うものです。
さて、ローカル、すなわち地元にフォーカスしてみます。
前回同様に千葉県の "患者の発生について - 新型コロナウイルス感染症" と上記の "市内居住患者の発生状況" を基にデータを分析してみました。 本日時点の最初データではありますが、集計データに多少の誤差はあることをご容赦ください。
円グラフで分かるように相変わらず松戸、船橋、市川がダントツであります。これは東京への通勤が多いためとも言われています。そして下のグラフは日々の傾向です。松戸、船橋、市川、千葉が増え続けています。香取郡 (東庄町) は施設の発生で増加は止めっています。これを見る限り我が松戸市は市として何らかの強力な対策が必要と思うものです。国、県などをあてにしないと独自の策をすべきと考えます。個人的には移動&接触しないという小さな努力だけです。
2020.4.20:人車共OH中 - フクラッチ・リレーズ機構の検討
我がコンテッサ1300のクラッチカバーを他車のを流用しようとする企みです。
先に書いた "マツダNA6ロードスター" をターゲットに "フォーム・フィット・ファンクション" の手法&精神でソリューションを求めつつあります。
ベストはNA6のスローアウトベアリング (所謂、リレーズ・ベアリング) アッシーをそのまま使えれば良いのですが、そうは簡単に問屋は卸してくれません。
画像のように、コンテッサのフォークとNA6のアッシーをディスクの上に置いて眺めたり、こちょこちょといじくりながら最小の工数と手間は何なのかと自問自答しながら仕事の合間に考えています。そうしてる間に思うのはなるべくコンテッサの部品は使わないとそんな不純な考えにいつものようになってしまいます。
こんな時間が一番面白いのでしょう。しかし、自分の年齢を考えたらゆっくりとしておれません!
2020.4.19:人車共OH中 - フライホイールのミステリー
先日、磨いたフライホイールに新しいクラッチカバーを合わせてみました。そうしたら思わぬことを発見しました。
昔、使ったときは気にしてなかったのですが、クラッチカバーの取り付け位置が合いません。画像のようにボルトの位置が軽量化用の穴があいている部分になってしまうのです。
そこで昔使ったクラッチカバーを出してみました。下の画像のように取り付け位置はちゃんと会うのです。
このクラッチカバーは日野製ではなく米国BREで製作されたと聞いていたカスタム品です。おそらく他車のものを改造したようで、そのための溶接をした後もあります。80年代後半のTACS筑波の参戦の際には使っていました。
そうかこのフライホイールもカスタムだったのかと今になって学びました。つくりもまるで違うし歯の部分の厚さも薄いのです。まるで考古学です。しかし、こちらは形だけ残すものでなく今からもちゃんと競技に耐えるようなことを目論んでいるのです。
このミステリーも歴史の糸をたどって現物動態保存に向けて謎解きとなります。
2020.4.18:いにしえの雑誌 - CT Automotive - R8エンジン改造記事から
ここ数日、勉強のために旧いSCG (Sports Car Graphic) 誌、1964年2月号の "RENAULT R8 - The R8 on its way to becoming a high revving stormer!" を読んでします。”R8をとんでもない高回転にする方法!”とでも理解すればよいでしょうか。
筆者はレースドライバーでも有名なJerry Titus (ジェリー・タイタス) さんです。
米国西海岸では1960年代初めから欧州の小排気量車をスープアップすることが流行っており、所謂、ホットロッドの世界の一躍を担っていました。そのような環境の中の1,100ccのルノーR8のエンジンの改造、すなわちホットロッド化する方法の記事です。
似たようなエンジンのコンテツにも役立つ内容です。記事によれば、2連SUキャブの1,100ccエンジンが90馬力/7,000rpmをベンチで記録したそうです。これは4連ウェーバーのGordini R8の95馬力にヒケをとらないすばらしい性能です。
この記事のエンジン改造にはロサンゼルスの数々の専門ショップが書かれています。つまり、読者であるガレージチェーンをしたい人に非常に役立つ情報です。その中にBREのコンテッサ同様にクランクシャフト の改造にCT Automotiveを使ったことが記載されています。(画像)
実は当時のBREも全く同じような手法&プロセス、すなわちそれぞれの専門業者を利用してコンテッサのGR100エンジンを高性能化を図っていたのです。CT Automotiveの作業現場を見て、バーチャルではありますが我がコンテツのエンジンもここで専門家の手で改造されたのかと思いに馳せるものです。
そこには当時のCT Automotiv Inc.の住所がありました。早速、Google Mapでチェック、今はスポーツウェアの専門店になってるようです (参照:Google Map) 。しかし、建屋はレンガの表面は白いペイントになってますが半世紀以上前と全く同じことが分かります。米国はこのように何十年、あるいは百年超えても同じというのもあります。BREの当時の建屋も同じでいまでも周辺含めてほとんど同じで光景です (参考:コンテッサのカタログに見る風景を探索する - 世界各地の聖地を歩く!) 。
2020.4.17:タイヤがブルーに変色 - 所謂、青焼け
この日の午後、タイヤを街乗り用のMichelinに履き替えました。
今月のビ筑二戦は7月に延期となりました。当分、競技本番走行はしないのでそうしました。突然、コースを走るようなことあれば本戦でないのでノーマルタイヤで楽しめばいいことです。
実は3月3日に筑波サーキットのジムカーナ場で走行後、時間もなく、コンテツはそのままにしていました。今回、ジャックアップをして下回りのチェックと汚れを取りました。雨もない日の走行だったので軽い汚れだけで助かりました。
リヤのタイヤを見てびっくり、サイドのフチ、全周、画像のようにブルーに変色していました。前輪は同様にこじれてはいますが変色してません。
早速、ネットでチェックしました。2輪の情報が主でした。タイヤに負荷が掛かった際にタイヤの内部の脂分が燃えた後だそうです。所謂、タイヤの青焼けとのこと。ただ、それだけで何にも問題ないというのが一般のようです。
安心しました。いままでこのタイヤで約2年、こんなことはありませんでした。と、いうことは直近の3月3日の走行に無理があったのかと思うものです。しかし、自分的には競技でも確実に帰宅できる7〜7.5割走行でなく、よりリスクを下げた6~6.5割走行程度と考えていました。一つ、思うにはコースの中のおむすびの360度ターン、最後の走行の際に煙が出てたというコメントをいただいたのでそれかも知れません。
ネットはありがたいものです。中には輪ゴムを燃やせばそうなるとか、八丈島噴火の際に火山灰の上を走った後にブルーになっとか、ネットは宝の山です。
2020.4.16:古の刻印 - クランクシャフト &フライホイール
コロナ騒動の中、桜も散り、4月は足早に過ぎ、5月も近くなってしまいました。
毎年、4月半ばに実施しているビジネス上の業界フォーラムも火曜日の14日にとにもかく終えました。
当初は例年のように都内のホテルで米国人とチームで講演を行い、参加者のネットワーキングの懇親会という段取りでした。
しかしこのCOVID-19のご時世、急遽、バーチャルイベントに切り替えました。
終えてひと段落、息抜きです。この日の午後にフライホイールを磨きを再開、このフライホイールと組みであったクランクシャフトを出してみました。そこには画像のようにフライホイールとクランクシャフト のアイマークがちゃんとありました。
このような現物での検証は歴史的に非常に重要なことです。自動車の歴史から消え去ったような日野コンテッサ1300のレースの事実は何として後世に残すべきとそれも事実が湾曲しやす語りではなく、現物、しかも動態でと常に考えています。
なるほと、このようになっていたのかと思うものです。50数年前、米国のカリフォルニア、ロサンゼルスの地での先達を思う瞬間でありました。