日野コンテッサ1300のエンジンのコンロッドの表面を綺麗にするプロジェクトです。強度とオイルの流れの改善です。軽量化は目的にしていません。土曜日の昨日、コンロッドのスモールエンドの研磨をしました。今日はビッグエンドのキャップのボルト周りの研磨を進めました。
スモールエンド側はリュータで加工しました。そんなに苦もなく鋳造時のバリを取りました。ビッグエンドのボルト周りは両側共に画像のように結構荒れています。このコンロッド は以前に若干研磨されてるようですが画像のように綺麗な状態とは言えません。
実はこのコンロッド 、コンテッサ1300のGR100のものではなく、同じ系統のトヨタブリスカのもののようでトヨタの刻印も日野のロゴとともにありました。このコンロッドは1968/1969年くらいに使用されたもので、おそらくその時点での新品はトヨタブリスカ用しか入手できなかったと推測するものです。
今日の加工は、まずリュータで凸凹を慣らし、平ヤスリで真上のランプの光の反射具合などを参考にしながら地道に研磨しました。やはり、高速のリュータより、スローなヤスリの方が自分に合っているようです。スローですがヤスリってこんなに削れるのだと思う瞬間です。コンロッド 、4本やっていると最初と最後では随分、経験値が変わって来るようです。素人ですから仕方ありません。
今日はこれまでと、区切りを付けて終わりました。これが重要です。次週は窪みなどディテールの研磨を進めたいと思います。それは終わればまずは荒加工の完了です!