2020.11.29:人車共OH中 - ビ筑第6戦 (2020最終戦)
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今年のビ筑は2月の初戦から何かと雨にたたられました。この日は最終戦、今年一度も外観をクリーンアップしなかた愛機:コンテッサ1300、前日の土曜日に微粒子コンパウンド入りワックスでクリーンアップしました。すると現場では仲間からどうりで綺麗になっていると、やはり普段目では相当汚れていたんでしょう。
さてこの日のHISクラス、新たにコンテッサ (”コンテッサクーペ デビュー戦!”さん) のエントリーをいただきました。TC2000のクラシックバイクのMCFAJでご活躍のようです。今回はレストア中の本命コンテッサではなく予備コンテッサでのご参加となりました。そしてレギュラーメンバー仲間入りのホンダ Today (”トゥデイAT550”さん) さんです。これでなんとか競技成立となりました。
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まず、コース図、以下の様です。今回はかなり簡略化されました。第5戦のように一般クラスにほぼ近い方があらゆる面で良いと思いました。
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最終戦のHISクラスの結果は、堅実に走破した若い女性のホンダ Todayさんとなりました。この日は、FMクラスも賞典対象の6人の1〜5位も何と女性群でした。ウーン、すごいレデースパワー、ビ筑もトレンド最先端です。HISと共にパッピーエンドとなりました。
そして我が、"コンテッサ 人車共リハビリ中" は、まともに走ったのは練習走行の1本目だけでした。車載カメラをみれば、2本目はスタートから走る気がないような情けなさ、そしてヒート1&2はMC、共も最後の最後のパイロン、チェッカーフラグを目にしての邪心のチョンボでした。以下は練習走行の車載映像です:
今年のHISクラスの参戦、幸運にも全6戦をフルエントリー出来ました。今年からパワーウェイトレシオを中心にしたハンディ戦となりました。と、いうことは非力な日野コンテッサも一応イコールコンディションとなったのです。実はこのことが今までとちがって大きなプレッシャとなりました。昨年まではどうせ勝つわけがない、よって自分だけで楽しめば良いと出走してました。
でも今年は、周辺の目はどうであれ、自分としても今までと同じではまずいと変な追い込みをしてました。まずは第一戦に向かって許されるだろう (多分) 誰でも可能な軽量化を、F/Rバンパーを取り去る、F/RボンネットのFRP化、バッテリーのリチウムイオン化などで合計35kgほどを削ぎ落としました。ただこれでもホンダS600には計算上30kg程度も足りませんが。。。
そんなこんだの努力でこの最終戦まで来ました。全戦通じてポイントを何とか獲得し、長丁場の最終戦まで落ちることなく、本当に運良く、2020年度のHISクラスのシリーズ優勝をなりました。これも皆さんのあたたかいご支援の賜物と感謝するものです。
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実は表彰式は終わった後、暗闇の中でハヤトさんたちと雑談、ご本人含め何十年もジムカーナを何故続けるのかの話になりました。今回、いつもの年にはないプレッシャを感じたことがその会話の中に学びあったようなあるいは少し理解できる様になりました。それはある意味で哲学的や人生論でもあり、簡単な言葉では自分との闘いであると、そんなにまでして何故たった1分の走りに一日集中力を費やすかと、これは大きな設問でもあり何年かかっても走った結果として高いレベルの解になるのか知れません。
自分が今年悩んでいたポイントがそこにあるようで、今年のプレッシャがそうだったのかと、ただアクセル踏んで走っているばかりではないんだと。こんなことを言うのはまだ早いのでしょうが、やっとジムカーナの本当の出発点に立てたのではないかと考えました。でも出発点というものはいつも並行して自分より先へと行くのかも知れません。それでいいでしょう、自分というのを常に持っておれば。。。
実はこの歳になって、ウン、人生、捨てたもんではないと強く思いました。何時も何事も終わりなき学びの連続です。そう、これがあるから普段の健康&体力維持など生活態度や生き方を考える、などなど良いことばかりだなと思うものです。
そんなこんだで2020シリーズ戦は幕を閉じました。来年は?鬼に笑われるかもしれませんが考えていることは、今年、自分として至らなかったTC1000を何とかリベンジしたい、と欲をかくわけではありませんが目標として進めたいと思います。
また、タイヤもグリップ指向ではなくコンテッサにやさしいタイヤに切り替えようと考えております。そして昨年から進めているエンジンの換装、そしてさらに適切なるギア比、もちろん街乗り兼用です。これらが重点項目です。もちろん、あらゆる場面での安全運転はナンバーワンのプライオリティです。
こんなことを考えているとキリがありません。いつになったらノンビリ日向ぼっこを日課とする年寄りになれるのでしょうか?
最後にビ筑の参加の皆さん、そしてオフィシャルの皆さんに御礼を、いつも本当にありがとうございます。ビ筑のお陰で人車共々健康を大切にできることに感謝の念でいっぱいです。
さあ、今年の大晦日は、優勝景品の生そばで美味しい年越し蕎麦で過ごしましょう!皆さま、来年も佳い年であるこを祈念します。
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2020.11.28:SUキャブダンパーオイル - 3-IN-ONE OIL
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SUキャブのピストンの動きをコントールに大きな影響を及ぼすダンパーオイル、一般的に確か20番のシングルグレードのエンジンオイルが水晶だったと記憶します。日野コンテッサの整備マニュアルにはモービル油#20を使用、注意として#30以上は使用していならないとあります。(こちらを参照)
これらは、以前、本サイトの "SUキャブレター - 実践編" に記述しました。
実際、今ではモービル油#20なんかは入手できませんでの、実際、どうしたらよいか、という点で、結論として3-IN-ONE OILを書き留めました。しかし、日本では入手できないと思い (画像のものは、米国のどこにであるドラッグストアで購入) 、同じようなもので "ダイソー家庭用万能オイル" を代替えとして使用しました。それはそれで実際に試した結果として結果オーライのものでした。
最近、友人から問い合わせがあり、もちろん、"ダイソーの家庭用万能オイル" を進めました。しかし、昨日、あのアマゾンで購入できることが判明しました。もちろん、これを改めて進めた次第です。”3-IN-ONE 浸透防錆潤滑剤 錆止め油” で購入できる様です。
2020.11.22:人車共OH中 - コンロッド・バランシング
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我が日野コンテッサの制作中のGR100エンジンのコンロッド、ビングエンドとスモールエンドのバランス取りを正確に対処したいと考えています。使用中の現行エンジンはかなりのショートカットで済ませましたが今回のエンジンはちゃんと進めるべく、昨日の土曜日から画像のような計測工具を製作しました。
この手の計測手法は欧米のエンジンチューンアップの教則本にはどこにでも載っております。専門会社のプロ向けのツールや多くのDYIの記事も多く見ることができます (Google 検索:"connecting rod balancing" )。しかし、日本での記事では見かけません。”コンロッド バランス” で検索しても、自分からみても本質をついてない手法ばかり (実は現行エンジンがこの簡易的な方法) が掲載されています。日本ではコンロッドのバランス取りに異なる考えがあるのでしょうか?
実は日野自動車の当時の文献を読みますと、米国BRE社にコンテッサ西海岸レースプロジェクトで出張したエンジン技術者の技術習得メモには、正に今回製作のものと同様な方法のコンロッドバランス取りが図解で載っています。と、いうことは当時の国内のレーシングエンジンがちゃんとバランス取りしてなかったのでしょうか?疑問符が出るところです。
さて、製作してみるといろいろチャレンジ&改善がありました。昨日の二時間くらいで完成すると目論んだの大間違い、本日も数時間経てようやく自分としてはこれで良いだろうというところに行き着きました。
以下の画像はビッグエンドとスモールエンドの重量計測の状況です。この状態で鎖側をゆすっても計測値は変化しません。この方法が正しいことを示すものだと思います。
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以下の画像、2020.11.21 (赤枠) とメモったところがそれぞれのコンロッド のスモールエンド (上段) とビッグエンド (下段) の重量です。2度の計測で0.4グラム程度の差、つまり誤差があります。この程度は自分にとって許容値です。なぜならば、例えば、天秤の計測はマックスで0.3グラムです。それ以上は自分の信ずる範囲で工夫して精度を上げるしか無いと考えます。すなわち、この制作した道具の使い方をさらに学ぶことだと思います。必要ならさらなる改善です。
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実戦として各コンロッド、おそらく実測1〜2グラムの重量差は良い方だと思いし、それを目標としたいです。今回のコンロッドは初期の未加工の一体で10グラム程度の差がありました。上記の国外のサイトのメモにもツールを自作して計測したら8グラムの差があっとなどとあります。まずOKとし、これで全体のバランス取りを進めしょう。まずは先に進むことが先決です!
2020.11.15:人車共OH中 - 道半ば
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本日午前中、11月1日のビ筑第5戦後のクリーンアップ、今日は下回りをチェック&クリーンアップ、今回の走行は晴天だったので変な汚れはなく軽作業で済みました。しかし、普段、見れてなかったのか大きな汚れも発見、ブレーキクリーンできれいにしました。また、いつもあるタイヤカスは今回は練習会不参加で4回のみの走行でほとんどありませんでした。
さて、今日は大分、中断していたエンジンの加工を再開しました。コンロッド、以前、記述のように特に軽量化などハイエンドを狙っているのではなく、あくまで表面のバリ取り程です。そして最低限のスムージングです。プロのショップでもなくただ自分の愛車をきれいにしたいというアマチュアの願望だけです。
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以下は長年愛用しているインガーソルランド社のエアグラインダです。今、日本のサイトをチェックしたらもう無いようです。もっともこれは30年くらい前に米国で購入したものです。これに似た様な別なメーカー (台湾製) も持ってますが、断然、インガーソルランドのほうがスムーズで回る感が断然違います。いつも使用前にはエアツール専用のオイルを注入してます。
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以下は本日の成果、この後、もっと磨いて行き、ある段階でビッグエンド&スモールエンドのバランスを取りたいと思います。そしたら内燃機にピストン、クランク、ライナー、そしてブロック (&ベアリング) を持ち込んで全体の加工&バランス取りを依頼する予定です。
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2020.11.14:週末の作業 (土曜日)
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11月1日のビ筑ジムカーナ後の点検&クリーンアップはまだ進んでいません。先週はエンジンルームの清掃をしました。今日は、リヤのグリルの汚れを取り、少し磨き上げました。
60年代のクルマの良い点で光り物にプラスチックやメッキが少ないことです。格子のグリルはアルミ製です。メッキのようは輝きではありませんがアルミ独特の落ち着いた輝きが好きです。磨けば磨くほと美しくなります。グリルの下は3個のステンレス製で構成されています。これもメッキではなく地金で磨けばどんどんきれいになります。左右再度のモールは亜鉛ダイキャストのメッキものですがよくあるボツボツなどもなくきれいな状態です。これは常日頃、汚れをとって磨いておく必要があります。50数年経たモノですが安易なメッキもせずに綺麗な状態を保てることは旧い時代のクルマの良いところです。
いずれにせよ、汚れを取り除いて綺麗にすると良かったと思う瞬間です。キャレロ製のナンバー灯はステンレス、ルーカスのバックランプのゴム固定のリングもステンレス、昔は良かった時代です。
先般交換した大きめのラジエータのリザーブタンク、ジムカーナではトップの開けた穴から漏れるようです。とりあえず、エンジンルームに溢さない様にラインを設けました。さて、これでどうなるでしょうか?
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最後の大仕事は、ビ筑御用達のテントの修復です。このコールマン製の組立式はすでに4年目に入ります。ビ筑の現場では多くの皆さんがワンタッチで設置できるテントに変化しています。設置時間に大なる差があります。そうしたいのですが、もう少し使いましょう。延命策として外れたボルトの修復や各部の増し締めを進めました。
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2020.11.13:久しぶりに朝日峠詣!
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昨年の大晦日以来、朝日峠には参上してませんでした。今日は、ビジネス上のイベントもひと段落、コロナ禍で厳しい状況ではありますが、一息つきたく、午後になっていつのもコンテッサではなくメガーヌ号で向かいました。
午後ですので、東京方面は視界はクリアではありませんが、やはり空気は綺麗です。木々の緑も実も紺碧の空も実に眩しく感じました。
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駐車場には平日でのいつものように走り屋たちがおりました。今日は、GTR、86、Z、そしてS660とどれもかなりの手が入っている様でした。
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S660もオーナー、いろいろお話しいただきました。ストックでおそらく70馬力、その25馬力アップ95馬力とか、高速道路で、6速での加速が以前の4速並みにアップと、実はそれだけでないボデーの剛性アップ、サスの強化、ブレーキディスク&キャリバー、パッドなどなどありと全体のバランスを考えたあらゆるものに手を入れたと、それも自宅でご自身でだそうです。とんでもなくプロフェショナルに手がかかった素晴らしいクルマでした。
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この日は初めて、駐車場に併設された朝日峠展望公園を散策しました。土浦市&霞ヶ浦を一望できるすばらいい芭蕉でした。また、登山道の自然の木々も素晴らしいものでした。
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2020.11.7:時代は進化した!H4 LEDバルブ - 安全第一
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LEDバルブについては長い間、興味をもって検討していました。最近の足車のメガーヌなどのプロジェクション灯を味わってしまうとコンテッサのハロゲンがさすがに暗く感じてしまいます。それより、プロジェクション灯は夜間のドライブに実に安全だと感じるのです。それに比べてコンテッサ、これでは夜間走行できない、危険と思うに至ったのです。
ネットをチェックすると、自分が "昔" 明るいと思ったハロゲン、現代の若い人たちの言葉は、"暗いハロゲン" から "明るいLED" に切り替えたという表現です。そう、自分のシールビームの一件と同じなのです。時代が進歩したのです。この言葉は考え方を変えてくれました。そこでいろいろチェックするとここ数年で大きな進歩があり、自分としては浦島太郎状態であることに気がつきました。
早速、チェック、評価の書き込みなどを参考に選んだのが "SUPAREE H4 LEDヘッドライト HI/LO切替 ファンレス 車/バイク用 CREEチップ搭載 DC9-32V 6500K ホワイト 一体型 ledバルブ 2個セット 三年保証" 、価格もこれならばダメ元でイイかと、評価に書かれてる内容がかなり堅実なのも好印象、決めては、不具合などあれば三年保証なので、交換して貰えば良いとのコメント、そうか、で決めました。まずは考えるよりも迷ったら購入してから考えようという人生なのです。
自宅前の通りで照射の感じをチェック、確かにハロゲンとは比べ物ならないほど良い、これは使える!とにかく、安全第一です。
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以上、詳細は、時代は進化した!とても明るい実用的なH4 LEDバルブ - Cibieに装着を参照ください。
2020.11.3:人車共OH中 - ビ筑シリーズ戦 第5戦 (11/1開催)
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今日は11月3日、“文化の日” です。残念ながら青空ではありません。先週の我が日野コンテッサの “エンジンブローの寸止め“ の一件で遅れていたディスクワークを中心にこの休日を過ごしています。
さて表題のビ筑第5戦ですが、結果的にエンジンブローを避けてエンジンヘッド周り諸々分解組立をしてヘッドガスケットを交換、前日の土曜日に町内周辺を走行、オーケーと判断、例によって日曜の早朝筑波ジムカーナ場に向かいました。
今回は9月末の第4戦でのGinetta G4のマッシュさんのアドバイスをいただきAJ=120と下げ、さらに加速ポンプの吐出量を一段下げ、燃調の改善を進めました。結果は低速での線は細く感じるものの軽やかに伸びる感じが向上、また排気管テールも大分乾いてきました。もちろん、排気音も同様です。
この日のHISクラスは3台、先のTC1000三時間耐久参加のVW UPの方の550cc HONDA TODAY、そしてレギュラーメンバーのHONDA S600でした。また、見学者が一台、BSフジの昭和車の番組で有名な親子三代の日野コンテッサ一家が来られました。これを機会に近いうちに出走の決断をいただければと思うものです。
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この日のHISクラスのコースは主催者は前回からそうしているようで、今回も一般クラスとほぼ同等のコース設定です (図の赤が一般) 。最終のテクニカルなセッションがサイドターンなど不要なように簡略化されていることです。この一般クラスとほぼ同じ設定は良い方向と思います。皆さんの走行も勉強できることです。そしてさらに今回いいなと思ったのは8&9の小回りのオーバルがあることです。以前であればここは多分なくされ、高速コーナーになってしまい、パワーあるクルマが有利になってしまうことです。ある意味でシケインのようなこれがあることでメリハリのあるドライブができたことと思います。コース図は以下のようです:
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修復したばかりのエンジン、緊張、慎重で走りました。練習走行は11&12の侵入の間違いでMC、さらにヒート1ではゴールでチェッカーフラグがなく、タイムは自分としてしてとんでもなく良い、でも何故だろうと!原因が分からず、オフィシャルさんにお聞きしたら、この日の代表的なMCである8&9のオーバルを忘れて気持ちよく抜けていったことでした!
さて残るはヒート2、一本だけ、昼休みに再度、歩いてコースを脳味噌に叩き込みました。MCをしたら何にも残らない、この日のために頑張って体を張ってコンテッサを修復した意味がない...などなど頭の中に周り、かなりの緊張、もちろんアクセルは (クルマは病み上がりで) まだ踏み込めない、冒険も無し、そんな中で走りました。
実は自分の前に走ったHONDA S600がここでMC、これはヤバイと乗り移ってしまうなど脳裏を掠めました。一発勝負の結果はノーミス、やはりチェッカーを受けるの良いものです。
実は、この日のHONDA S600とのハンディ差が4.5秒、ここ一年は4~5秒の差があるので微妙な差だと思い諦めていました。結果は重要な生タイムで2秒余りの差でハンディ込みでは上回ることができたのは理由はどうあれラッキーでした。(参照:20201101リザルト、20201101総合順位(生タイム))
そんなこんだな1日で、今日も楽しく頭と体を張ったモータースポーツ:ジムカーナを楽しむことができました。参加の皆さん、オフシャルの皆さん、本当にありがとうございました。もちろん、我が家族も同様です。
以下はヒート2の車載映像です。相変わらず、スピードがスピードですからドンなステアリング含めてのんびりしています。今回はいつもの小径ナルディに変えて気に入っている日野オリジナルの軽合金ステアリング (40cm径) に、やはり55年ものの個体にはこの方が雰囲気が似合います。アバルトなんか同様にビジュアルを大切にしたいと思います。今後はこれにしましょう!