先月末のビ筑第6戦 (2020最終戦、11月29日) の帰路に気が付きました。どうもリヤのラジエータにマウントの二機の電動ファンの一つ、右ファンが動作してないのです。手元のスイッチを入れても動きません。ファンが動作しなくとも88度くらいまでに水温が上がるものの問題無しと自宅まで戻りました。
さて、なぜ、右のファンが回らないのか?その後、もろもろ、部品を外したり、配線図とにらめっこしたりと問題を追求、12月の5/6日の週末、時間を費やすすものの不明です。その後も平日の昼休みなど時折チェックしても分からず、12日の土曜日もダメ、ようやく13日の日曜日に完全な再現性をもっての原因解明に至らないものの右ファンが動作するようになりました。
最終的には画像の20Aの平型ヒューズが原因でした。
結果的にこの日のチェック中に完全に切れました。”切れました” と言うのはこの日までのチェックでは目視では切れてなかったのです。導通もありました。しかも、不可解な現象、それはこのヒューズを通した後の回路、すなわちリレーの起動電源やファンの電源で発生したことは、テスターやLED程度の電流であれば導通がある、しかし、5W程度の電球では導通がなかったことです。それ故に原因解明に時間を要したのです。
最初はこれはリレーだと、なぜならば、時折、チャッチャッと音がして一瞬動作するのではと、しかし、ちゃんと働きません。暮れだし、時間を無駄にしたくないので急遽、新しいSPDTリレー (12V、5ピン) を注文しておきました。しかし、結果的にこれは使わずに済みました。
平型ヒューズについて本当の原因は分かりません。一つ、思い出すとすれば、昔の管型ヒューズのトラブルです。それは一見、切れてないようなヒューズですが実は導通がない、すなわち切れていることがあったことです。これは自分だけではなく周辺にもそれを経験されている方がおりました。見えないくらいの断線あるいは見えない部分の断線で実は切れているのでしょう。
今回の平型ヒューズでもそれを疑うようになりました。すなわち見えない程度の断線がどこかにある、でも電流が小さなものでは流れる、LEDやテスターでのチェックは通ってしまう、しかし、普通の電流ではちゃんと流れないと、これは上記のリレーが働きそうでダメだったという現象につながるのではないかと推測します。そして幸いなこと (?) に目視できる場所で最終的に完全に断線してくれたのでしょう、すなわち画像のように目視できる状態でです。
いずれにせよ、その後は、問題が出てません。気持ちが悪いですが、平型ヒューズでも昔の管型ヒューズの問題があるのだと肝に命じておきましょう。一つ、良い経験をしました。
そして、今回、反省したことが画像の手書きの配線図です。もう10年近く経たものです。CADに落とそうと思っていますがいまだ実現してません。もう忘れかけている配線なのでとにもかくにも電子化をして情報 (すなわち、注記とかコンテクストなど) をちゃんとしたいと考えます。アナログな旧車、コンテッサ と言えども健康的に維持するためには昨今のトレンドのDX (デジタルトランスフォーメーション) とかデジタルツインの活用が必要です。そして、配電盤のネジに多くが緩みがありました。これも普段の点検が必要と感じました!