さて、先週、内燃機屋に持ち込んだエンジンシリアルナンバー、GR100-106241のブロックはようやくオーケーとなりました。今朝ほど、電話をいただき、黒のGR100-102874のブロックよりは良いと、完璧ではないものの一応許容値の範囲だそうです。かろうじていう感じ、7〜8千回すエンジンではないせいぜいマックス6千と言うことで前に進めることにしました。
冒頭の画像の上のブロックが不合格となった黒のGR100-102874です。せっかくペインティングして表面もきれいにしましたがこれはお釈迦です。こんなものがあったのだと言う程度の遺産にしておきましょう。
下のブロックはGR100-311622、ナンバーからはセダン用であります。しかし、このブロックにもカムメタルが入っています。このブロックはGR100-102874と一緒に、正確には現車を購入した際にスペアパーツとして譲り受けたものです。ただ、ベアリングキャップがついてないのが問題、おそらくはずして置いてあるものがそうなのかも知れません。かなりの精査をしないとリスクが多すぎて使えません。
さて、今回、気がついたことですが、下の画像の右のポリッシュ途中のコンロッドが不合格となったものです。削ってしまった品番は、2005121100、これは量産品番です。実際、このコンロッドはトヨタマークが入っており、トヨタブリスカ向けのG型エンジンのものです。と、言っても日野コンテッサ&ブリスカのものと同じものです。パーツカタログにはアッシー単位の品番:3005120201しかないのでコンロッド単体の2005121100を資料を探す必要があります。
そして画像の左のもの7112121100で、7で始まる番号は量産品ではなく試作あるいはワークスレーシングチーム向けのものです。これと同じもの一式を今、内燃機屋に新たに預けています。精度は問題なくオーケーとのことでした。やはり、量産とレース用は精度のレベルに違いがあったのかと思うものです。
そういえば、量産品の2005121100は重量バランスもまちまちでこれからどう合わせるか悩んでいました。しかし、量産品でない7112121100はビッグエンド&スモールエンド共にほぼ1g前後とドンピシャに4本合ってました。また、画像でも明確に判る様にキャップボルト含めて構造がまったく異なります。これが量産品と違いかなと、もろもろ興味津々、いずれせよまだまだ調査&勉強が必要です。
いずれせよ、内燃機屋に加工完了が楽しみです。