2021.4.30:ビギナーズジムカーナin筑波 2021 第2戦 HISクラス (2021.4.25 開催)
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ビギナーズジムカーナin筑波 今年で4年目となったHISクラスです。4月25日 (日) 筑波サーキットのジムカーナ場で第2戦が初夏のような空のもと開催されました。
旧車向けのHISクラス、参加車 (者) 、VW 1302 (アーロンビートル1302) 、HONDA Today 550AT (トゥデイ550AT) 、そして我がコンテッサクーペ (2021はエコ de コンテッサ) でした。
優勝はHONDA Today 550ATのトゥデイ550ATさん、昭和の550ccの軽自動車、しかもホンダマチック!しかしタイヤは “クルマは昭和、タイヤは令和” ですごいグリップタイヤ・昨年秋の最終戦に続いて、今回もウイナーとなりました。
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"トゥデイ550AT" さん、優勝おめでとうございます!
以下は2ヒートの映像です:
自分は1本目、練習走行タイムより1秒アップと喜んだものの、11番パイロンを内側に回ったと、どうりで左にパイロンが見えたと何故だと思っていた場所、MCでした!まだまだ修行が足らないようです。
コース的には、ちょっとモノたらないかな?と、今回あったおまけ走行、アーロンビートル1302とともにオフィシャルの許可を得て、ノーマルコースを走らせていただきました。いつも思うのですが、ノーマルコースの方は流れが普通で体で覚えやすいと、HIS/初めてコースは何か思考を中断しているのではないかと、自分だけでしょうか?
と、いうことで次の第3戦は7月4日 (日) です。
旧車は絵画ではありません。ただ眺めて鑑賞するなんて。。。そうクルマは走っている姿が最も美しいのです。ぜひ、このHISクラスで走って楽しみましょう!クルマも良くなります!
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2021.4.17:カム・プロファイルに悩む (その7) - A112 Abarth用にトライ
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2月のカムプロファイルに悩む (その6) - ベストな戦略&戦術ありきで “結論"のブログで、トルクステアさんから頂いた命題、それはアウトビアンキ A112 用にハイスペックなカムをどんな性格のか、その際におそらく “完全に競技用" だろうと、ついてはコンテッサのGR100エンジンでシミュレーションと返事をしてました。
そこでこの日になって、トライしてしました。
カムプロファイルを除いたGR100もパラメタは次の通り:
- ボア - 72.2mm (スポーツキットピストン使用、1.2mmオーザーサイズ)
- ストローク - 79.0mm (所謂、1,293cc)
- 吸入バルブ - 38.0mm (トヨタブリスカ用ヘッド使用)
- 排気バルブ - 32.0mm
- 圧縮比 9.0 (クーペ標準カム及びトヨタブリスカカム) その他は9.3
- 排気システム - ハイパフォーマンスタイプ (公道走行用)
カムのプロファイル (IVO - IVC - EVO - EVC)
- ①標準クーペ用:22 - 54 - 60 - 16
- ②トヨタブリスカ用:16 - 60 - 60 - 16
- ③スポーツキット用:25 - 67 - 67 - 25
- ④A112 Hot Strret用:30 - 70 - 70 - 30
- ⑤A112 Mild Race (1) 用:33 - 73 - 73 - 33
- ⑥A112 Mild Race (2) 用:44 - 82 - 82 - 44
- ⑦コンテッサ用 ENGLE 1100:29 - 64 - 67 - 26
以下がシミュレーションの結果:出力&トルク
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出力&トルク共にSAEのままなので、10〜15%くらい差っ引いて見る必要があります。
結果を先に述べると残念ながら、A112用のそれらのカムはロングストロークの日野GR100エンジンでは効果をまったく果たせないことが分かりました。グラフの④⑤⑥がその性能を表します。かろうじて一番マイルドな "Hot Street" 用が6,500rpm以上が若干コンテッサ用を上回る程度です。
⑥A112 Mild Race (2) に至ってはまったく回らない、パワーの出ない、すなわち、トルクがない、スカスカの散々な結果です。とにかく、上には回りません!GR100が拒否してるかのようです。おそらくカムの持つトルクバンド域が高速域にあり、ロングストロークのGR100には追随できないと分析します。
おそらくオーバラップの極端に大きなカムはロングストローク向きではないと推測します。これらのオーバーラップの大きカムはショートストロークでは性能を発揮するのではないかと、それもかなり上の回転域でと、例えば、7,000とか8,000rpmとか、結果的にうまくパワーがあったとしてもそれなりの扱いが出来るドライバー、そして相当なクロスレシオミッションを要求するのではないかと思います。
ここで改めて学んだことは、コンテッサのGR100のようなロングストロークは280度ぐらいが限度かなと思うものです。それにしても②トヨタブリスカ用のカムはクーペのそれよりも上が若干良い様、下は似た様なもので普通に使うにはベストと感じました。トルクもあり、それなりに回る感じ?
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最後に、オーバーラップの大きいカムではパワーアップ出来なかった悔しさ (?) で、奥の手で、1980年代にロサンゼルスのEngle社に作っていただいた⑦コンテッサ用 ENGLE 1100、これ結構良い数字が出てます。ただし、リフト量が12mm超え、そしてここでは圧縮比:12.0でトライしたものです。しかし、Engle社のノウハウは凄いなとも感じました。
以上ですが、Abarth社は、アルファロメオのエンジンを使わず、なぜFiatのエンジンを採用したかがより明確に見えてきました。これについては別途書きましょう。
2021.4.11:配線、ギボシ カシメのすっぽ抜け
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懸案事項のEWP (電動ウオーターポンプ) の自動・手動の切り替えスイッチの配線です。
本来はコンピュータに任せて自動オンリーで良いのでしょうは、取付説明書にあるように競技走行は、常時オンにすべく、切り替えスイッチを設けていました。
ところがもう大分前になりますが、公道復帰のよく年の夏 (2014年) 、大黒PAのHCC95の第三日曜の朝のギャザリングに向かう途中、大黒PA手前の鶴見つばさ橋が見えかけたころ水温が見る見る上昇しました。路肩に停車してエンジンルームを開けるとヘッダータンクから完全に温水&蒸気が吹いている状態です。しかし、ここで止まっていてはまずいと、そろそろと橋を上り、後は下りを利用して蛇行で皆さんがおられる大黒PAの到着しました。その時が以下の画像です:
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冷却水は完全に泡状になっており、かなり危険な状態でした。現場で色々と原因をチェック、最初はEWPがダメかと、結果的には、自動・手動の切り替えスイッチを取り除いたらオーケーとなり大黒PAからの帰路はオーバーヒートもせず、何事もなく、我が家に帰着しました。
その後、切り替えスイッチのモジュールを再三チェックしましたが目論見通りの動作で原因が判明せずそのままにしてました。そしてこの日、気を取り直してチェックをすると、何と、引っ張りとギボシの一つが冒頭の画像に抜けていまいました。これが原因かと、今まではチェックしても導通があったので判らなかったのです。それはシステムのアースラインでした。
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早速、新たにワイヤーとギボシを用意し、スイッチに接続、そして以下の画像のようにあるべき位置に自動・手動の切り替えスイッチを何年かぶりに取り付けました。何と、トラブルが発生してから7年近くも経てです。
このスイッチが無くとも一般走行や短時間のジムカーナでは何にも困りません。とにかく無しの状態で今まで過ごして来たのです。ただ念のため、あるいは今後あるかもしれないTC1000などの走行には必須のアイテムです。一般走行でもEWPを常時オンにすると水温はすぐに10度くらい下がります。
ギボシのすっぽ抜け、実は2度目です。2016年に1000キロ越えの北陸への旅をした時、夜間、ヘッドランプのハイ・ローの切替が出来なくなり (メキシコ製のVW用ディマーリレーの不具合) 、ハイビームランプのソケットを抜こうした際に、すっぽ抜けがありました。
配線作業をしてる際、結構、集中のあまりチョンボがあったようです。今後も要注意の場所です。気をつけましょう。
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2021.4.9:今年もAUTOMOBILE COUNCIL 2021 へ!
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今年も縁あって、幕張メッセのAutomobile Councilを見学することができました。第一回からの皆勤賞です。この夢のような空間に足を運べるのただただ運が良いだけです!
昨年同様、コロナ禍での開催、入り口での儀式、これは慣れっこです。受付ではバッジとともにプログラムや分厚いカーセンサーのカタログも付いてきました。
今年は古書店で画像の下にあるような貴重な第一回東京レーシングカーショー (1968年開催) のプログラムをゲットしました。これは初めて目にするものです。
このプログラムの中には出展者のクルマが紹介されています。貴重なのはそれらの画像が一般にメディアや雑誌に載って無いもので、自分にとっては初散見&貴重に感じるものです。おまけにこのプログラムには自分が所有している&していたコンテッサの2台がレーシングカー (サムライ・コンテッサ&コンテッサ クラウン V8) として掲載されていることが判明しました。これらは別途、書きましょう。
さて、今年のテーマは、イタリアン・ラリー車のようです。4台展示の中で古典的なランチア・フラヴィア・クーペ1.6HFが日野コンテッサ1300クーペのデザインと同じミケロッティさんなの (表立ってあまり知られてない) で個人的に身近に感じまています:
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そしてこの日の独断と偏見のマイ・ベスト・スリーは以下の様です:
ベスト1- LS1-Powered Porshe 933
エンジンをシボレー LSに換装したカスタムカー、日本では馴染みがありませんが米国ではよくあるカスタムです。神経質で維持に高価なポルシェエンジンに代えてどこでもコンプリートエンジン単体でも部品でも入手可能、しかもトルクフルな高性能なV8エンジンです。
2速でも3速でも4速でも変わりなく加速するそうです。約400馬力とか、ただ発進は注意しないとスピンにつながると言ってました。
最高のクルマですね、個人的には!そういえば、昔、日野コンテッサにも倍の排気量の当時のトヨタ・クラウン8の2,600cc V8エンジンに換えたデル・ダンディ・ツーリングがありました。
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やや手作り感のある外装、そしてこのやや粗目のシルバーは最高!
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フードを開けるとV8が鎮座、ポルシェの6気筒よりは短いのだ。実に綺麗な作り!
ベスト2- UAZ 2206 JUBILEE
ロシアのメーカー:UAZ (ウズ) と言う自動車メーカー、SUV、トラック、そしてミニバスの2206のようで現行モデルとwikiにありました。
ぱっと見で、ナニこれ!状態でした。大きさも良い、色も良い、ホノボノ感が最高です。走って乗ってみなければ分かりませんが、こんなのを乗ったらピリピリしないで人生長生きしそうは感じです (もう手遅れな年齢ですが) 。
そしてこのぱっと見、1960年の日野自動車のFFミニバン:日野コンマースがすぐに浮かびました。他にも似た様なデザインがありミニバン/バスの定番デザインみたいですね。
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ベスト3- LANCIA FULVIA ZAGATO COMPETIZIONE
本当はこれをベスト1にしたいのですが、LSパワーのポルシェに趣向的に負けました。でも個体は実に興味あるものがありました。さすが、競技車両、ディテールがオーナーの意志と実戦に基づいていろいろ工夫されてるのを見るのが楽しいものです。
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左隣も同じ競技車両、でもこっちの個体が自分の趣向にあっている。
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ワンオフ感がたまらない。シートはスパルコ、コンテツも同じ。
ステアリングはMOMO Prototipo、ウーン、やはりこれに戻そうか?
大いにくすぐられる!
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ステンレス製のSuperTrap、コース設定の音量規制の産物?デフェーザーで調整可能。
コンテツも昔、スチール製を使った。
ステン製、温存、使いたいが..,今ではファッションか!
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これもたまらない、ダイアモンドカットのCarello!
実はコンテツ用も温存、出番はいつになるのか
もう購入が困難なので使用に躊躇が本心!
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往年のセブリングミラー、当然ながらこれはVitalinoでもない本物みたい!
ただ当時あったプラスチックかスチール製かは不明。
これも温存してる、ただ今ついているタルボミラー・シニアから替える勇気はなし!
2021.4.4:今年の桜の見納め w/ 日野コンテッサ1300クーペ
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今年の桜は早咲きでそのピークも過ぎたこの日 (4月4日) 、愛機:日野コンテッサと共に松戸市内も自分なりのポイントを尋ねてみました。
画像の場所は江戸川沿いの矢切の渡しの近辺です。
松戸市内の江戸川、実は、この時期は菜の花もあちこちでキレイに咲いています。
桜と菜の花両方、そして我がコンテッサを一つの画像に収められそうな場所を探していたのがこのポイントです。(Google Mapで参照)
普段、桜と菜の花を別々に見てるようで両方をと欲張ってみると中々無いようです。
さてこの松戸の矢切地区ですが下の画像に広大な野菜畑が広がっています。松戸市内にこれだけ建物が無い平地は少ないようです。このコース、国府台の里見公園まで我が日野コンテッサの健康維持のジョギングコースにもなっています。何時もこの景色を見るのが好きです!(Google Mapで参照、ぜひ360度ビュー下さい)
しかし、ここ数年、外環が開通してからは変化が発生、それは地の利を活かしてこの広大な平地に物流・倉庫産業がしのびよっているようです。常磐高速の流山IC付近はすでに巨大な物流・倉庫拠点になって昔の風景と一変していましました。
さて、松戸の矢切地区、反対運動もあるようですがどうなるのでしょう?
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