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約1ヶ月前のことです。ネットでピート・ブロックさんがスタイリングしたLANG COOPERについてチェックしていたら、画像のような "Lang Cooper: Peter Brock's Group 7 USSRRC Sports" とタイトルしたハードカバー版を発見しました。価格は例えば、Amazon.com で百数十ドルでこれは買わんとしてました。
しかし、その直後、ヤフオクの中で偶然にも同書籍が販売されている、しかも価格がAmazonn他の60%くらいと大バーゲン、勿論、未開封新品、暫し、考え、このLang Cooperカラーの粋なデザインの書籍、結局はポチってしまいました。
何と、意思の弱いことか!自分の人生は、すでに断捨離末期年齢、バッサバッサと身の回り品を片付けねばなりません。特に書籍は頭の痛いもので、毎日、書棚を見ては、こんなもの、誰も興味何か無いだろう、自分が居なくなったらゴミの山以外の何ものでない、まっさきに処分対象になるんだろう、なんて考えてしまいます。
もう増やすまい、と、思いながらの実にバカな選択であるハードカバー本の購入です。
さて何故、この書籍を購入したのか、Lang Cooperに関して、当時のSCGなどのレース専門誌は所有しているものの、ピートさんのデザインについて、すなわちおそらく彼の最初のスタイリングであるLang Cooper II、そしてDe Tomaso P70、さらにDaytna Cobra、Hino SAMURAI、Mirage、Cobra Daytona Super Coupe、TR-250KやJ6 (JP6) へと続くデザインの進化についてもう少し的に知りたいと感じていたのです。そこにこの専門書籍、おそらく初めてで唯一であると思います。
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制作当時のLang Cooper II、中央がCarig Langさん、右がPete Brockさん
内容は期待にたがわず素晴らしいものです。ピートさんのLang Cooper IIが誕生する前のCooperそのもののオリジナルのLang Cooperそのものの時代からすべてのイベントの写真や克明な解説がなされています。特に気にいったのが以下の画像です。
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自分的な十分、原型を留めていると思う。修復は時間と手間がかかるが困難ではない!
このピートさんのLang Cooper II、こんな時代もあったのだと、感慨深く感じました。それなり気のレーシングカーが一度は過ごさなければならないステップのように感じました。つまり、レーストラックで酷使された結果として栄光の個体もこのようなことがあるのだということです。
そして、それを救う神 (人間様ですが) が現れ、新たな進化の努力を進めるのだということです。現状は以下のようです。すばらしいですね。
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2006年8月のラグナセカ、大分マッシブになって迫力増大,進化だろうか?
この書籍とにかく素晴らしい、一台の個体の制作&レストア過程含めライフサイクルを完全編纂!やはり書籍っていいなと思った瞬間です。