まず、「人車」の「人」、腰椎骨折から早約2年、寝たきりを強いられたことを思い出せば今はマシな日常です。遡ること10年前、ギックリ腰と思っていたのが実は腰椎骨折であり、都合2箇所潰してしまったのです。事もあろうに共にコンテッサのエンジンブロックやデフ一体のミッションをリフティングした結果です。この部分の骨自体は完全再生不可です。OHは周辺の筋力アップしかないようで、何とか地道に努力をつづけております。
一方、「車」、我がコンテッサ、ここのところ、原因が特定できない状態が続いて来ました。
まず、懸案事項(1)、EWP (電動ウオーターポンプ) のマイコン制御ボックスです。先日の2021.8.7:EWPコントローラのリペア - 復帰なるか?のように劣化と思われる電解コンデンサー三本を交換しました。
今日、早速、取り付けてみました。動作をさせてこれはオーケーとすぐ感触を得ました。と、いうのは始動時、おそらく外気温程度の35~40度の水温と思われますが、この状態である程度の水を回していることがモニターのLEDで判断でき、これは今までなかったことです。
そして暖気運転で水温80度程度の動きを確かめてみました。それが以下の映像です。グリーンで点灯しているLEDがEWP本体への電圧を示しています。常時、暗めに点灯しているの5V程度断続供給して水を少し回しています。そして明るく数秒点灯してる時が13.2Vをかけて一気に水を回していることがわかります。
これは最近長い間なくなっていた動作です。新品当時の動作性能に戻ったようです。また、映像から左隣の白のLEDの点灯があります。これは電動ファンの状態です。ラジエータが高い水温になったのでちゃんと冷却動作をしていることがわかります。これも今まで不調だったのです。
さて、こんな具合で水温調整は良いかなと思いきや、試運転で問題発覚、以前あった電動ファンが回らない現象が再発、すなわち起動スイッチは自動的にオンになってもファン自体が回らない!これはどうもカプラー周りの接触不良?、我がコンテッサ、まだまだ簡単には許してくれないようです。
懸案事項(2)、点火系統の不具合です。取り敢えず、問題切り分けのため新たに購入した旧車定番ボッシュの青コイルを取り付けました。
早速、いつも近所の周回でテスト走行、しかし、残念ながら以下のようなプラグの状態です。左の二本 (#3) は焼けて (焼け過ぎ?) ます、これは前より良好なのだが、右の二本 (#1) は明らかに不調です。
そこで常識的に電気ではなく、キャブの油面を疑いました。キャブのジェットブロックの蓋を開けて油面をみようとしたら、そこでに驚愕の光景がありました。#2のジェットブロックはロックされてなく上の方に上がってしました。原因は、これ!しかないと、締め込んで再走行テストです。油面は一応、オーケーと判断。
何とこれで、懸案の4,000rpm越えの不甲斐なさは解消しました。プラグの状態は以下の様です:
#1が完全クリーンでない、これも懸案事項、引き続き、解明を進めましょう。
問題切り分けのために同時点火から一般の点火方式に戻した訳ですがなぜ、そこで4,000rpm越えの不甲斐なさが出たのでしょうか?考えれば、5月の練習会では排気音で不具合が指摘されてました。今し方、プラグの画像をチェック、#2が焼けてない!この時点ですでにアウトだったのです。
実はジェットブロック、昨年の11月の走行会以来手付かずでした。おそらくその時に締め忘れがあったと推測するものです。徐々に緩みが進んだと推測します。その間、燃圧だとか電気だとか全く見当違いな判断をしてました。
同時点火システム,カタログ上、6万ボルトとか!おそらくこの強力さが通常の点火方式にした際の落差で4,000rpm越えの不甲斐なさを感じたのかなと思います。
今回、これでイグニション ワイヤもコイルも新品にしたので、イグナイターも購入済み (2021.8.10:本日のデリバリー - 電子式イグニション モジュール) のものを取り付けて、この際、とりあえず、ノーマル点火系統一式を新しい部品でリニューアルをしておきましょう。予防的メンテナンスのために良い筈です。
それが完了したら、7年使用した同時点火のセットを入念にチェックして、必要であればOHして取り付けたいを思います。絶対的にフィーリングが違います。一度、味わうとダメ、麻薬のようなものです!
さて、来週末のビ筑第4戦、結果的に不出場としました。この状態では避けるべきです。歳も歳ですし、昔のように一夜にしてはナシです。9月末の第5戦に向けて準備したいと思います。できれば、前日練習会も楽しめればと考えています。