2023.10.21 考古学な日々 – 古の部品 (7):日野5速トランスミッション 日野自動車は、1966年当時のモータースポーツ参戦に日野プロトを鋭意、開発・展開しました。1966年全日本レーシング・ドライバー選手権第2戦 (FISCO) では緒戦を飾りました。その日野プロトには自社開発の日野製5速トランスミッションが搭載されていました。 レーシング日野コンテッサ1300でも同様でFIAのホモロゲーションを取得していました。画像はストックのドライブシャフト (上) と5速 (下) 用の比較です。 特徴は標準がトップギヤのみがニードルベアリング使用、5速は2〜5速全てにニードルベアリングを使用しました。これは実に羨ましいことです。 低速でも高回転時の負荷に信頼性があるもので、当時は一般市販車でも全てのギヤにニードルベアリングが使用されるようになった時期と分析しています。将来のコンテツもそうなるのかなと思わせるものです。