2025.2.13 我が家の図書館 (28) – モーターレビュ (1966年11月号、創刊号) – 目標は200km/hのRR車 古典的になっているポール・フレール (Paul Frère) さんのハイスピード・ドライビング (原書:Competition Driveing) 、実に興味深く勉強させていただいてます。 特にスリップからスライドへ (From Slip to Slide) 、何故ならば、これを理論と実践で体得できたら、とりわけコンテッサクーペがどんなに楽しいか考え、妄想中なのです。実際の中身はスリップではない、スライドなのだ、なんて感じてます。 CG編集長の小林 章太郎さんと当時日野のシャシー技術者の武田 秀夫さんの翻訳です。武田さんはコンテッサ900/1300の独特のラジアスアームを考案し、ホンダに移籍、初期のF!の有名な独創的なシャシー設計に始まり、最後はオデッセイRB1まで携わったようです。 何年か前、ホンダの方とお話しした際、武田さんは「足のカリスマ」と崇められていたと、氏が担当されていた時代は柔らかい足だったがその後は硬い足に戻ってしまったと残念がっていました。まさにこのことがコンテッサクーペにぴったりであり、武田さんが市販までおられたら、「アンダーステアとオーバーステアの両方を同時にテストできる唯一のクルマ」にならなかったでしょう。 参考:2011.4.1:ホンダRA271、それは日野コンテッサ900への想い – CG誌2011年5月号