旧車部品は「フォーム・フィット・ファンクション」で行け!
2006年当時、クラッチのホースを何とかしたいと言うお話をお聴きしていました。半世紀前の昔であれば、日野の部品が入手出来ました。しかし、70年代始めに既に欠品だったと思います。全く情けないと当時は思ったものです。そんな訳で流用出来るものをメンテナンスでお世話になっていた当時の代々木のミズホ自動車さんからマツダのボクサーのホース (ミヤコ:BH380) が合うとか記録に残ってました(2006.1.9にPD誌 (コンテッククラブ会報を差す)に投稿済み) 。しかし、そんなものも2006年当時でさえ入手不可能でした。
そこでまず現物をチェックし、どうすれば良いかを考えました。現物については、図のなかの1の項を見て下さい。普段、見えないものがこんな風になっていることも理解いただければ幸いです。難物は12.0mm-P12というモノがまず見つからないことです。何でこんなものを日野は設計したのだろうかとも、おそらくトラックのつもりだったのではないのかと、考えてしまいます。
それではどうするか、図の3がほぼオリジナルに近いものです。実はこれらは全て規格品で購入可能であります (スチールパイプはちょっと技を必要するが、あくまで購入品、ポン付けで行ける) 。目下、ボクが作業をしているサムライコンテツと近々米国行き (後日、破談に) のコンテッサセダン (画像を参照) がほぼこれに近いものです。すべて購入品で賄ったのです。一応、実績ありと言えます。
図にも書きましたが方法はおそらく数限りなくあります。ボクの考えた方法はあくまで,シリンダーはそのままで加工等は一切しないコンセプトです。
(SE, Original 2007.5.5)
(Refined, 2020.7.14)
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