2018.10.31:ルーチン - 12ヶ月点検
この日で平成最後の10月です。月初めに予定した12ヶ月点検、もろもろのトラブルで遅れました。
自分で色々面倒は見ているものの、例によってプロによる一連の点検です。二十代半ばからお世話になっている調布の修理工場です。社長に代わって担当の若い皆さんとの会話で色々、考え方が勉強になります。今回は出来てなかったオイル交換もお願いしました。
最大の関心事は例の音の問題です。画像のようにリフトアップして音の出所を確かめました。一見ベアリングのようですが、ベアリングに異常なければ、クラッチカバー周りということになりました。
さて、診断が一歩進んだことはグッドニュースだが、どうするかと時間がない中、これでは走ってはならないと悩むだけです。
2018.10.29:知恵の無さに泣く!再度ジャッキアップが続く!
クラッチ周りからのノイズ、やはり素人、昨日の結果も功を奏するに至りませんでした。昨日は早々と作業を切り上げ、気を取り直してルノーのキャリパーを出して見たり、YouTubeのフランスの旧車メンテの番組を見て休息を取りました。
今日、昼の温かい時間に2時間ほど時間を取り、昨晩から寝ても覚めても妄想していたことを進めました。さて再度のジャッキアップです。今度は作業のし易い定位置の方向にコンテツが入っています。
今日の目的はミッションを下ろさないと手の届かない場所にあるフォークレバーのピボット部分への給油です。リチウムグリースのスプレー缶に自作延長ノズルを付け、邪魔なリレーズシリンダーなど外して、ハウジングの横からノズルを入れ何とか押し込めました (のつもり) 。
エンジンを始動してのチェック、短時間では出ません。今日は一応、ここで終わりとしました。後は水曜日の午後に予約をいれた遅れていた12ヶ月点検に調布までのドライブとなります。
そうだ、その前に事情あって急遽取り付けた以前のマフラーが車高の問題で我が家の門の出入れのスロープでとんでもなく道路を擦ってしまうことが昨日のテストドライブで判明しました。明日、午後の時間に加工して溶接することとしました。そうでもしないと街乗り用のミシュランからジムカーナ用のグッドイヤーに変えたら1.5cm車高が下がるのでもうガレージから路上に出ることは完全に不可能になります!
20181028: ガレージの整理 - ルノーのキャリパー
懸案のクラッチの異音、完全完治ではないもののジャッキから下ろし、新たなミシュランのEnergy Saver (175/70R14) の試し乗りついでにガソリンの給油をしました。やはり、ノーマルタイヤはクルマに優しいようでこれでは日本中どこでも行けるなと思うものです。しかし、レスポンスはそれなりとみました。ガレージに戻すと、片手で手押しできます。GoodYear Eagle RS-Sports S-specでは不可能です。転がり抵抗の低さには感嘆するものです。
クラッチの異音、ガイドにリチウムグリスを入れるもののそう簡単には結論が出そうもありません。明日、昼休みの時間にでもピボットにリチウムグリスを注入してみようかと目論んでます。
さてガレージの中に長年そのままにしていたルノーのキャリパー (R8?:Renault / Alpine / caliper & Rebuilding the brakes)、久しぶりに出し、少し綺麗にしてやろうかと思っています。もちろん、コンテッサへの流用を目論んでるのですが、それにしてもキャリパーのリブはコンテッサ (実はアケボノのそれはルノーのベンデックスのライセンス品:曙ブレーキグループ 85年史、自動車用液圧ブレーキ技術の系統化調査) のそれに比べて強靭そうです。剛性のちがいはこんなところにでるのでしょう。また、後輪用の駐車ブレーキのピボットのレバー比は現代のクルマに比べて非常に大きいです。
2018.10.27:知恵の無さに泣く!再度ジャッキアップ
遅れに遅れているクラッチ周りの懸案の異音問題です。ギアシフターの問題は良い方向に向かってるようですが、一昨日、ジャッキアップを外して4輪ともに地につけエンジンを始動、解決したかと思うノイズは相変わらずです。
昨日、ペーパー上で戦略を練り直し、週末の今朝ほど、再度のジャッキアップをしました。基本に立ち返りマスターシリンダーからリレーズまでの遊びを日野の整備書にある値にきっちりと合わせました。しかしダメ、次はクラッチベアリングのフォークの油脂を再度入れてみましたが、これもダメです。それではクラッチカバーかとスプリングなどすべてのナットやボルトの締具合をチェック、半数はすこし増し締め状態となりました。しかしこれもダメです。その後はフライホイールのクラッチへの固定ボルトを疑いました。
その後、クラッチを切ってエンジンをかけるとノイズは出ず、そしてクラッチを戻して、再度切るとノイズが出ることが判明、これは何度やっても同じと分かりました。そこで最後にエンジンを掛け、回っているクラッチの側に至近距離で目と耳と向けました。
結果的にまったく疑いを持とうとしなかったベアリングガイドにグリスを強制にホンの少しですが入れました。そうしたらノイズは徐々に減って行きました。その後、何回か入れて繰り返したが当初は非常に少ない確率でノイズは出たことがあるもののおそらくホボ原因はこの部分のグリース切れと判断しました。
本当は完全にミッションを下ろし、グリースを入れるのは本筋でしょうが、今後のプランを考慮してこれで様子をみたいと思います。
いずれにせよ、4月に組んだ際のケアが足らなかったのです。素人は先が読めないの典型です。反省あるのみです。
2018.10.23:リヤ足回り再組立 - 問題発掘のためのトルクシール
先の日曜日に何とか終えたクラッチリレーズベアリング交換、残っていた外した諸々の部品&アッシーの再組立を時間をとって一部進めました。
実は今回バラした際に気になった点が一つありました。それはラジアスアームとドライブシャフトを結合締結するボルト&ナットの一つに明らかな緩みが発生していました。実はこれが初めてはなく、前回の組立の際に気をつけていた部分です。再度、気を引き締めて、緩みの原因と思うボルトのグリップのリーチ整合のために平ワッシャ一枚を追加しました。
そして念には念で、今回、画像のような緩みの可視化のためのトルクシール (CROSS CHECK - TORQUE SEAL) を入れて置きました。これで様子をみたいと思います。
2018.10.21:懸案事項その2 - クラッチまわり
4月にギアボックスを交換して以来気になっているもので昨日のシフトセレクターにつづいて2つ目の懸案事項です。それは目論んだリレーズベアリングの交換です。
クラッチを切った際に常時ではないもののリレーズベアリングらしきノイズが出ます。ショートカットで下からベアリングにCRCなど注入して症状は同じです。ただ、出るときと出ないときと悪さそのものが一定ではありせん
昨日、足回りやマフラーもろもろバラし今日の作業に向けて準備しました。今回は少々手を抜いてドライブシャフトはそのままでミッションを少し落としエンジンから切り離し、そこから作業を行おうというものです。
結果的に、外したベアリングはそれらしきノイズの兆候がありません。推測するにロードが掛かった際に出るのかもしれません。勿論、新しいベアリングを入れました。
いずれせよ、これで走ってみないと結果はでません。治ることを期待するものです。
2018.10.20:シフトセレクターに終止符!
先週、「懸案のシフトリンケージ - 原因解明か?」と書きました。その後、今日まで、毎晩、数分ではありますが運転席に座り、シフトレバーの感触を試してきました。
今日は妥協の産物としてこれで良しとしました。カバーに新しいガスケットを制作して取り付けました。
この一週間、セレクターのひっかかりについて、文献やネットをリサーチ、Hewlandのギヤボックスでもセレクターの形状を工夫したりとか、アルピーヌ A110ではおそらく同様な戻りの問題と思われるようなロッドにスプリングを付けたツワモノも、この問題は結構、奥が深そうと感じました。
これで不具合の一つが解消されることを望むものです。
2018.10.19:Mazda Miata - Performance Handbook
先月以来、毎晩、眠りにつく際に眺めているマツダのNAロードスター (米国名:Miata NA) の米国チューニング本です (Mazda Miata - Performance Handbook) 。この本にはMiataを日常のドライビング、スポーツ競技 (スラロームなど) 、そしてより高度な競技にどうチューンアップしたらよいかがまとめられています。実に地道な内容ばかりです。
特に設計として大変優れた点が多く書かれておりそれを理解することが大切であり、特にシャシーやギアボックスなどが多く書かれてます。そして110%の使い方をすればこうなる (破壊) ともあります。
どれも我がコンテツの改善に多く役立つものです。実は最近特に気になっているギアボックスです。コンテツのそれもBREの時代の評価ではピートさんも特に日野のギアボックスの設計者には大変感謝したいと言われていたました。結果的に西海岸でのレース活動ではギアボックスだけはまったく手を入れる必要がなかったのです。
しかし、このMiataのギアボックスを設計や構造の観点で読むとコンテツとは天地の差ほど進歩していること、あるいはどうしようもないことに気がつくのです。30年近くの技術の差は致し方ないものです。諦めず、一歩一歩と、誇大妄想を夢に描きながらすぐに熟睡となります。
2018.10.14:懸案のシフトリンケージ - 原因解明か?
先般の “2018.10.7:シフターの微妙な問題に悩む!” 、簡単にセレクターの形状だけの問題で解決しようと、角をラウンドにしてみました。しかし、若干フィーリングはよくなったもののある操作でのロック状態、すなわち1&2速に入らないは再現します。そんなことで土曜日の時間を消費してしましました。
この日の日曜日、再度、じっくりと状況を分析しました。午後に気を取り直して、ロック状態でセレクターがどうなっているか、どうすれば解除できるか確かめました。ことは簡単でセレクターをホンの少し、1速側に指でさわればロック解除となることが分かりました。
これはウラをかいせばシフトレバーを1速側にしてもミッションケース側のセレクターはちゃっとそこにポジションできない場合があるということです。シフトレバーを左右に振ればロック解除もありと、ではなぜ完全に1速の位置に行く場合とその手前で止まってしまうのでしょうか?
取り敢えず、“2018.10.7:シフターの微妙な問題に悩む!” の画像の左側にある以前改造をしたもので試してみました。それが以下のビデオです。これはロック状態にはなりません。もちろん、一歩手前で止まることもありません。
まずは時間のかかる究明は止めて、この改造したものを使うこととしました。ただ、こちらはセレクターのトップの形状をやや細身にしてあるので遊びが大きいです。いずれにせよ、ロックの問題は時間を掛けてじっくり究明し、形状の変更など含めてちゃんとやりたいと思います。
2018.10.13:“JAP” - ペブルベーチのコンクールデレガンス
先般、”2018.9.17:変化発展するペブルベーチのコンクールデレガンス” に今後のイベントの方向性をしめした “Jaoanese Automobile Invitational - JAI) ‘ を紹介しました。
その後、関連の記事やその他のレポートをチェックしました。“Japanese classics joining Pebble Beach concours” に自分としてはギョッとするコメントがありました。
”It is a shame the American public has got to endure these Jap Crap autos at the most prestigious Concourse, Pebble Beach. They do not belong at Pebble Beach. …”、アメリカ人の最も有名なコンコース、ペブルビーチでこれらのジャップのクズ自動車に耐えなければならないことは残念。 彼らはペブルビーチのメンバーではない、、、。
文面に怒りがあるもののまずは “Jap (ジャップ) ” と表現があり、文面の日本車の場ではないという以上にこの単語を使ったことにとんでもなく嫌気がさしました。
すぐさま、一人の方が、”I disagree” と反対意見を述べてます。ちゃんとしてる方もいるものです。そこで当サイトオーナーも写真を入れて一言書かせていただきました。内容はそのページの末尾のコメント欄をご覧ください。
2018.10.7:シフターの微妙な問題に悩む!
4月末に新たに搭載したミッションがどうもギアの入りがよくありません。一般公道の使用には特段不満を感じません。
しかし、とっさの動作では引っかかるような症状があります。7月のビ筑の練習会では3速から2速のシフトダウンが思うようにできませんでした。9月のビ筑は発進時のニュートラルから1速、あるいは2速から1速の切り替えなど入る場所を本能的に探しているのがオンボードビデオから明らかです。
そこでエンジン停止状態で何度も確かめると再現性があることが判明しました。あるシフト操作でどこにも入らなくなるのです。松戸まつりの展示からもどって再度ジャッキアップをしました。リンケージをはずしてミッションのシフターを手で探るとすぐさま、どこにも入らなくなる動作を発見しました。
さらにシフト機構のカバーを外してみました。どうも画像右側の現状のセレクター (赤丸) とミッション側のシフトリンクとの相性のようです。カバーの取り付けも結構遊びがあり、カバーを前後方向にシフトしてロックすると再現できなくなったりします。
これはセレクターのトップの形状をぶっきらぼうの日野のものでなく、もう少しやさしい形状にしてみようかと目論み始めました。このぶっきらぼうの形状はまだ300キロも走ってない新しいミッション故がのものかどうか、慣らしの範疇なのでしょうか?昔の新車試乗などや旧い整備情報なども見てみましょう。
参考までに画像左側はだいぶ以前にセレクターの形状を変更したものです。これは形状がかなりおかしく削ったり溶接を持ったりとしました。
2018.10.6:古のコンテッサ レーサー、ボンディング強化?
日本でネットなどを通じて競技目的などのボデー剛性強化のための通称 “パネルボンド” 、その効用は様々書かれています。
そもそも論では、正式にはPanel Bonding Adhesive:パネル接着用接着剤、3Mもマニュアルをみるとベアメタル同士の面接着は目的のようです (この辺は日本語の資料は明瞭でない) 。クルマの補修のためのノウハウとしてサイドパネルなどの接着にここはボンディング、ここが溶接しろとちゃんと書かれてます。
そんな面倒臭い議論よりも現場ではそれなりに威力をだせば良いのでしょう。20数年前のアルミフレームのロータスエリーゼは溶接の代わりにボンディングが使われたことを思い出します。
ここ数日、日野コンテッサの古い写真をみていたら、アレッと思うことに気がつきました。画像のようにフロントのボデー内部にどうもボンディングらしきものが後付けで処理したのではないかと思うのを発見しました。
コトの真偽は今となってはわかりませんが理屈を考えればこれも一理ありと思うものです。この個体は1966年当時のレーシングコンテッサクーペ であり、この個体にタッチしていたダンハム (Robert Dunham) さんを考えればなるほとと思うものです。(尚、この個体には当時として革新的であったスーパーチャージャーや国産アルミホイールなど試された)
2018.10.5:芸術の秋…, 藤田 嗣治展 @東京都美術館
兼ねてから話題になっていた表題の藤田 嗣治展に本日、上野の近くに所用があったこともあり運良く鑑賞する機会を得ました。
今回は100を超える作品を世界の美術館や個人からの借用も含めておそらく最大級のイベントと思います。
数年前、「秋田の行事」をわざわざ秋田県立美術館を訪問したり、その後、隣町の市川市の東山魁夷記念館では特別展では有名は「乳白色の裸婦」関係を鑑賞させていただきました。
今回の展示は氏の一生の作品を一堂にしたものです。有名な「アッツ島玉砕」ほか戦争の歴史は圧巻でした。その他、戦後の「アージュメカニック」は初めてであり非常に新鮮に感じました。そこにはシトロエンを中心にフランス車が多く描かれていました。
そんなこんだの2時間弱の至福の時間でありました。この先は晩年を過ごしたランスでのフジタ礼拝堂など見学したいものです。
2018.10.4:本日のデリバリー - アングル加工済ステンパイプ
数日前にヤフオクで発注した50φ、25度のステンレスパイプがデリバリーされました。先般新たに入れたBola用のものです。
実は現行、15度のものをしています。しかし、先週、ビ筑から戻った際にトラブルが発生しました。
それはビ筑向けにフロントをおよそ20ミリ車高を下げました。しかし、自宅の門から道路に出る段差でフロントのロアアームのサポートをガリっと擦ってしまいました。
そこでビ筑から戻る際に20ミリ強上げたのですが、今度は道路から入る際に、テールのマフラーエンドが道路に接触してしまいました。踏んだり蹴ったりです。そこで15度から25度に替えてみようというものです。
金鐘の土曜日は松戸まつりだし、我がコンテツは未だジョッキアップ状態だし、段取り悪く困ったものです。