2025.11.14 日野コンテッサ900スプリント – 1963年当時の出来事

 画像は1963年、夏頃と推測、第10回全日本自動車ショー (昭和38年10月26日〜11月10日) を前にイタリアから日野自動車本社に搬入された際のものです。“BIENVENIDA”、「ようこそ」または「歓迎」と、当時の日野自動車の歓待ぶりが伺えます。
 1年前の1962年10月、イタリア・トリノでデビューし、年明けて3月、ジュネーブショー、4月には米国に渡り、ニューヨークショーへと、そしてすぐにトリノに戻った様です。
 当時の日野自動車の記録を分析すると、ナルディ社での本格的なチューニングも1963年4月以降と理解します。日本からシャシーエンジニア (後にホンダに移籍) が出向き、3速だったミッションはリリース間もない4速に替えたり、ナルディ社でのエンジンチューン含め、テスト走行していました。そのエンジニアは「先の日本グランプリにこのエンジンがあったら…」と!
 これら含めて、日野コンテッサ900スプリントについて、当時のイベントを時系列で整理したいと考えています。
参考:第10回 全日本自動車ショー、ミケロッティ・デザインのヒノ・コンテッサ900スプリント公開