50年前,日野コンテッサ 900 スプリント - ジュネーブショー(1963年3月14日)
50 Years Ago - Hino Contessa 900 Sprint at Geneva Show
日野自動車は、今から50年前の1963年3月13日に開幕したスイスのジュネーブ・ショーに日野コンテッサ 900 スプリントは展示しました。半年前の10月31日のイタリア・トリノショーに続くプログラムでありました。
ここでの展示は右のCARS ILLUSTRATED(英国)に当時の自動車誌の中の「GENECA - TRENDS AND ANALYSYS」、ジュネーブ:動向と分析として、Dauglas Armstrong氏の記事により、Abarthのthe 2 Milo、4座のAlpine GT4やATS 2500GTS(Allemano)などの名だたるカロッツェリアの作品やFiat、メルセデス(ミケロッティ・デザインのパゴダ・ルーフを持つ230SL)、ミケロッティ・デザインのStriking GT CoupeやGMなど大手メーカーの車両とともに、日野コンテッサ 900 スプリントは大きな話題として報告されています。
常に辛口・冷静である英紙の報告によれば、ジュネーブ・ショー初の日本車であること、それは確実に日本の産業を代表するものであると冒頭に記されています。ルノーのドフィーヌ(Renault Dauphine)をルーツとし(これは大いなる誤解ですが)、そのスポーツ版であるAlpineよりはスポーティであるとし、ミケロッティのデザインであり、改造はナルディ社、9月にはイタリアで生産が開始すると明記されています。価格は、8,500フラン、最高速度は90マイル以上、馬力は45HP、ダブルチョークのウエーバー、3速ないし4速のミッションを装備と報告されています。好感の持てる文面は、おそらくカロッツェリアではないミケロッティさんですがジュネーブ・ショーあるいは当時の欧州の自動車業界の中での氏のポジションによるものがあったのではと推測します。
以上、半世紀前の1963年3月の日野コンテッサに関わる出来事です。
参考文献:
- CARS ILLUSTRATED、1963年5月号
(SE, 2013.3.26, Original)
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