Trans Japan - The 50th anniversary of Hino Contessa 1300 (日野コンテッサ1300生誕50周年記念) 2


20141123 trans japan med


ルノー4CVのオーナーに学ぶ

 その昔、メディアを通して見た「パリ〜北京 (あるいはその逆ルート) 」などある種の憧れであり、西洋&東洋という変化を肌で感じたら、しかも自車であったらと夢にもならない誇大妄想ようなものがありました。それは最近では、インターネットと通してさらに身近を情報をリアルタイムで入手出来るようになりました。現実的な情報もしかりであり、そこにある数字をみるとこれは正に遠のく、あるいはまったく別世界のものであることが解りました。ただ走るだけではなく、文化として、モータースポーツとして参加するには庶民にはほど遠いおそらく「総額数千万円 (準備やサポートマンパワーの時間含み) 」がワンレースで消えるようなもののようです。いきなり不可能であると言う現実を知ったというよりは、このような夢も見てはいけないということです。

 さて、それはそれで、数年前、非常に大きな勇気をいただかせていただく話しもありました。それはルクセンブルクのステーブン・ワインバーグ (Steven Weinberg、http://www.weinberg.lu) 博士のルノー4CVによるまったく個人ベースの冒険旅行です。それを知ったのは、北京オリンピックを目がけて敢行したパリから北京への16,000kmの旅でした。これは結果的にモンゴルから中国に入れず国境を前に諦めたようです。

 その次は、「Around the world with the "Little One" 」と称した世界一周の旅でした。それは31,000kmにおよぶ大旅行でした。ステーブンさんは綿密な計画を立て (各日の目的地&移動距離など) 、2010年にルクセンブルクを出発し、ニューヨークに入り、米国横断をし,サンフランシスコから北上し、アンカレッジに行き、そこから4CVは空輸し、成田で受取り、東京に入り、着の身着のまま (綿密な計画はあるが) で山梨、静岡、名古屋、京都、広島、浜田、能登、そして山陰・鳥取の境港からフェリーで韓国経由ウラジオストクへと、その後は真冬の1月をシベリアを横断し、ポーランド、ドイツ、ルクセンブルク、そして目標のパリへと、大きな事故もトラブルもなくたった一人 (場所によって、同乗の現地雇いの通訳は同乗) で完走を果たしました (2011年) 。

 個人的に当サイトオーナーがどのような関係があったかは別として、ステーブンさんは似たような年齢だと理解してますのでそのエネルギーや如何に大したものかということです。大枚はたいて設定されたアドベンシャー走行を含むグループツアーをするような昨今の「北京-パリ・ラリー」とはまったく次元の異なるものです。ステーブンさんはその後も精力的にルノー4CVとともに文化的活動を続けているようです。(参考:Europe's mini-states by Mini ブログ)

2014年は日野コンテッサ誕生50周年 - Trans Japan

 さて、自分自身はというと、ルノー4CVのオーナーのようなことは土台無理であります。折角、走るために10年以上掛けてリノベーションを施したコンテツをどう楽しみかと、昨今の毎週のように各地で開催されている旧車イベントは興味の対象ではないし、結果的に走ることしか無い訳です。そうだ!アメリカには、Trans-Am という米国大陸各地で行う格好良いレースがあったと、Trans-American の略であり、そこで “Trans Japan” がひらめいた次第です。狭い日本国内ではありますが、コンテッサで日本の各地へと走ってみたらと思いついたのです。

 過去、走行した地域も含めて、主なものをまとめて地図に記してみました (冒頭の図を参照) 。何とまだまだ狭い領域しかカバー出来てないことが判明しました。そうだ、これは「日野コンテッサ1300誕生50周年記念」と勝手に銘打って、まったくの個人イベントでありますが、その50年目 (1964年9月1日、発売開始) の2014年をスタートに残りの地域に出向いてみようということです。長年、四国一周はしなければならないと暖めていたので丁度よい機会と考えました。

 日の丸印のロゴは大分前に考えました。まだボデーに貼るカッティングシートが出来てません。いずれそれを貼って各地に出向き、機会あれば飛び入れでも現地のイベントにも顔をだせればと考えております。やはり、イベントは人車共でなければ話しになりません (2014.4.20 - カー&バイクミーティング in ユメリア) 。どこまで伸ばせるかは判りませんが、人車共どもの健康に留意して、個人ではありますが日野コンテッサの歴史保存の文化的活動の一環として、このアイデアを楽しめればと現実の夢として日々過ごしております。

遠征履歴 (2014年9月1日〜) - Trans Japan Program

(SE 2014.11.20 Original)
(2016.12.28 Added)


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