クラシックカーレビュー IN 高畠 2014 - 2014年10月19日
主催:クラシックカーレビュー IN 高畠 2014 事務局(後援:高畠町教育委員会ほか)
場所:昭和縁結び通り商店街・まほろば通り商店街・庁舎通り商店街
隔年で開催される山形県米沢市の隣町の高畠で開催されるこのイベントには何年も前から一度は参加してみたいと考えていました。日程、クルマの状況、中々何年も調整がつきませんでした。今年はこれを逃したら二年後になる、年齢を考えればこれが最後のチャンスとばかり、意を決して7月に主催者に電話をして、8月に申込を済ませました。米沢のビジネスホテルを予約をしておきました。
初めてのクラシックカーレビュー IN 高畠
第一印象は町ぐるみのイベントとあって、非常によく組織化・運営され、係員もプロのイベント屋さんでなさそうであることが明白ですが実にそつなく対応をいただきました。何か、町民全員・老若男女が町の営業部隊のようなおもてなしにもみえました。長年のキャリア・経験あってのことだと感じました。これは大いに評価すべきものと考えます。
参加者も東京、千葉、茨城と近隣のイベントで知り合った方も何人かおられ、この遠い山形の地とは感じられないと錯覚を起こすものでした。しかし、車両の登録ナンバーをみると、やはり東北です。宮城、青森、新潟と、圧倒的には福島、山形でありました。ただ、クラシックカーと言え、JCCAが関連しているせいでしょうか、ニューイヤーミーティングとの共通性、ボク個人としては首を傾げると言って良いか、大いに品位を感じさせるには至らないクルマ (ある種のカスタムとかレプリカと言うにはほど遠いただのラッピングコスプレなど) も多々見かけ,このイベントの参加の基準がどんなものかには疑問を感じるもので、それはそのような参加者の問題ではなく、主催者のそのものの品位、クルマに対するインテリジェンシーとみるべきと考えます。
これは我がコンテツの展示場所の近辺の参加者と話していたことです。すこし先の場所に展示の発動機を載せた三輪車のグループは終日、発動機を動かし、煙は出るし、音は出るし、さらに車載の拡声器で訳の分からないマスターベーションのような音楽を流し続け、何なんだあれはと、事務局は注意すべきではないかと、そういうことです。これについてはそのような展示目的があったならば、主催者は別な専用場所を設けるべきであり、静かに展示をして見学者や参加者同士で交流を行っている参加者と一緒にすべきではないと断固考えます。騒音、迷惑のなにものではありません。見学者のその場だけでありますが、参加者は一日中、付き合わされた訳です。参加申込の際の案内にあったと記憶しますが、毎年、アンケートを採り、改善をはかっているとか、でもアンケート用紙もいただいてなく、そのようなものを書く機会もありませんでした。もし、主催者がこのHPを視る機会がありましたら、このような問題について強く反省を求めるものです。
参加申込に「契約書」と、この種のイベントでは見慣れないものがあります。内容も何をもって「契約」なにかも判りませんし、両社のサインが入るものでなく、一方的なものです。ひょっとしたら、この「契約書」は長い間存在しており、誰も疑問無く慣行されているのではと、なんとくお上のような上から目線での組織運営かとも考えました。また、確か、参加受理書が来てから、JCCAからのイベント案内が来ました。JCCAの役割が何なのか、疑問を感じるものです。
この高畠の事務局もそろそろJCCA抜きで独自の発想を自身で創り、そのためにはこのイベント自体が地元の盛り上がりにあい相応しく経済効果を第三者によって数値をもって見える化をすると共に参加費 (この種・レベルのイベントでは決して安くない!) 含め収支、すなわち収入、支出、利益 (損失) を玉虫色なく参加者にも報告することを含め、明確にすることが一番の道です。そうすることで日本全国どこなもないイベントを創ることが出来、サステナナビリティ (持続可能性) をもって地元に相応しい差別化あるものへとレベルを高くすべきではないかと思う当日のコンテンツでありました。
色々、苦言を述べましたが次は参加をするか?当初は最初で最後と宣言してましたが、二泊三日近隣のビジネスホテルに宿泊し、人車共の体力測定 (=目的) には丁度よい行程であり、あの世にも行かず二年後もそれができ楽しめたらラッキーと、行程の一部に素敵なベントも付いているだけと、それは手段であり、イベントそのものは目的ではないところに帰結しました。
慣らしの走行を兼ねる!
実は10月に入っても我がコンテツはジャッキアップしたままでした。猛暑の間に昨年来10ヶ月余り走行した結果の2013年型新造コンテッサの不具合の改善・改良をもくろんでおりました。しかし、作業は暑さや部品手配の遅れで進んでいませんでした。冬期走行に必須だったヒーター (&サブラジエータ) のために電動ブースターポンプ (EBP) の動作が今一で、開発製造販売元のオーストラリアのDaives Crage社に相談をし、結果的に自分の使い方の誤りが判り、同社のサポート技術者の言う通りにしたら、一気に課題は解決しました。作業が完了し、自宅の周りを走行したのが10月17日と山形行きの前日でした。ガソリン補給兼ねての数キロの走行で、水回りの問題はオーケーとして山形行きを決断しました。
往路 (10月18日) は、いつかは実現したかった国道294号線、「柏・会津若松線」、隣町の千葉県柏市から福島県会津若松市まで一本道でつながっており、何かロマンを感じるこの街道を一気に走ることです。これで米沢まで行くと、グーグルマップのシミュレーションで7時間程と以外と平均速度が早く、高速利用の倍にもなりません。松戸を午前10時前に出発し、茨城県守谷まで土曜日の混雑で2時間近く掛かったのものの、会津若松には午後6時となりました。那須烏山市以降の道のりは初めての走行で、それは素晴らしいカントリーロードであり、何度走っても良いと感じるものでした。
復路 (10月20日) はテストドライブの一つに設定していた13号線のハイスピードの栗子峠を登り、都市部の福島は高速利用、そして再度、白河、那須烏山と294号線、茂木からは茨城県道1号線・フラワーライン径油で土浦へと、再度都市部は高速利用で松戸に戻りました。米沢を10時に出発、松戸に午後6時すぎ着でした。半分の時間は結構な雨とこれも避けることの出来ないテストの一部であります。
結果的に、650km余り、2013年型新造コンテッサはトラブルなく戻ることが出来ました。あるとすれば,二つ、締めたばかりのヒーターホースのホースバンドの一部に増し締めが必要だったことで、これは当然のことです。2度ほどあった走行中のエンジンストール、これは知らない間に燃料ポンプのスイッチをオフしたことで(2度とも夜間)、ライトのスイッチの隣にそのスイッチを配置 (たまたま穴が空いていたので) したのが原因であり、ユーザーインターフェースの問題です。最初は頭だけが空転して色々疑い余計なことをチェックしてましたが、気がついてみれば最終的に燃料をオフしてたことです。これはスイッチの場所を変えることと表示上のフェールセーフ機能が必要です。
昨年,車検取得以来、慣らし運転の一つのメドである1,000kmをようやく超えました。実質上、オールニューの新造エンジンも最初は、ササクレだった (フィーリングとしての表現) 感じがありました、キャブの再三の調整もあり回り方も音も非常に滑らかなマイルドな感じになって参りました。今後の熟成が楽しみであり、何年か前、本国に帰任するフランス人から別れの挨拶としていただいた赤ワインの飲み方、彼に言うには、そのワインはグラスにそそいでから三分そのままにして(すなわち空気に触れる) から飲めと、その言葉を思い出しました。と、いうことでクルマの健康状態を試すには誠に良い機会でありました。
(SE, 2014.11.5 Original)
(2014.11.15, Modified)
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