カーマガジン・クラシック・ウィークエンド (第五回)(2012年5月26日)
主催:カーマガジン
場所:トーヨー・ターンパイク、大観山駐車場
久しぶりに開催となった「カーマガジン・クラシック・ウィークエンド」に,ミーハー気分で出向きました。場所は、云わずと知れたLegendaryな「箱根ターンパイク」、今のトーヨー・ターンパイクの大観山の駐車場です。
早朝の首都高、横浜新道、西湘バイパス、そしてエキサイテングなターンパイクへと100kmあまりもドライブです。昭和40年代半ばから、40年以上から前から今日に至るまでコンテツと共に楽しんでいるベストなルートです。
ただ一つの課題は、三つしかギヤの無いこのコンテッサ1300デラックスでは、このターンパイクの10%のハイスピードなワインディングはいかんともしがたく、2度とドライブしたくないと考えていました。当初は1号線で上り、箱根町から大観山の駐車場にと決めていました。しかし、当日となれば、そんな不安をよそに、「箱根ターンパイク」は何がなんでもと、ガマン、ガマンでボク (そして、コンテッサも) にとってはここは「聖地」のようなものなのです。ついてみれば、さすが、NEKOの企画です。「クラシック」というものの、ビクにとってはモダン・カーが多く参加していました。おそらくコンテツは国産の中で最古だったと見受けました。
結構、自分で整備されておられる方もおり、ここでも話しがはずみました。興味深い話しは、トヨタS800で、デフのバッククラッシュはばらしてみると殆どは狂っていると、理由はデフのアルミのケースの剛性がなく、最終的に全部を組み終わるとボルトで締め上げた分、狂うと、本当はそれを見越して組まないと云う,何とも悩ましい話しです。トヨタも最終的はケースの剛性を上げ、改善されたと云うことです。何でこれが興味あるかと、それはコンテッサにも同じ問題があったからです。ノイズの原因になり、販売初期、特にタクシー向けに販売したのは、クレームとなり、デーラーは毎夜中、ミッションの交換でてんてこ舞いだったと聞いております。日野も何度かケースの形状を改善したものの解決には至らず、生産中止の直前、なんとアルミの形状&肉厚のまま、材質だけを鉄に換えるという何とも手荒い改善をしました。結果的にそれは成功でしたが、重さは中途半端なものではありませんでした。その重さはアルミ製のミッションは1人で上げ下げ出来ますが、鉄のミッションでは二人を要したということです。いまではCAE (コンピュータ解析) で事前検証が出来ますが、黎明期の技術・製品はどこも同じだったようです。
そんなメカ談義で時間もあった云う間にすぎました。モダン・スポーツ、若い皆さん、あるいは手を汚してメンテをされている方、皆さんからエネルギーをいただきました。オープンなカジュアルなカー・マガジンの粋なイベントに感謝です。次回もあれば、ぜひ参加させていただきます。
(SE, 2012.6.30 Original)
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