50 Years Ago :コンテッサ1300のデザイン
半世紀前の1961年12月19日と記された巨匠、ミケロッティのデザイン画
半世紀前になる1961年は日野コンテッサ900が発売された年でした。実は新車開発はどこのメーカーも同じように次期モデルは並行して開発されるのが常です。日野自動車も例外ではありません。コンテッサ900開発と同時にコンテッサ1300の企画が行われていました。
1961年の後半にはミケロッティ社との間でデザインも決定されました。以下は1961年12月19日とサインのあるミケロッティ氏によるものです。
何種類かあるデザインではありますが、特に後方のラジエータへの空気の取入れ口とテールエンドの形状に興味を誘います。
以下のデザインは最終的に日野との間に合意を得たものと思われます。この形状のボデーが忠実にプロトタイプ (シャシー&パワートレインはコンテッサ900ベース) として制作され、契約通り日野自動車に量産ボデー設計のために納品されたと分析をしております。
デザインの中にはこのようなライトが当時のジャガーなどのように異形のものもあります。また注目すべき点は後方のラジエータへの空気の取入れ口です。後にデザインされるコンテッサ900スプリントのように外に張り出すことなくスッキリすたものがデザインされています。
参考までにミケロッティ氏がコンテッサ1300のデザインをしていた時代の他社作品のいかに幾つかを紹介します。実車となったデザインの脈略とはまことに面白いものです。また、そのようなミケロッティ・デザインのコンテッサを所有し、今もってドライブの楽しみを出来ることに幸せを感じています。:
(SE, 2011.12.30, Original)
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