In Working
Maurice Trintignant (モーリス・トランティニアン) made a driving teat of COntessa 1300 on the Montlhery track
【パリ国際オートショーで好評 日野社報 39年12月号 No,59】
第51回パリ国際オートショーが10月1日より11日間にわたりパリで開催され、当社からコンテッサ1300が、日本の自動車メーカーとして始めて出品された。
欧米17カ国、世界一流自動車メーカ119社が、その真髄を発表するこのショーでコンテッサ1300は、スタイル、性能等すべてにわたって欧米の一流新聞、雑誌等で絶賛され、パリッ子の注目を集めた。
また当社ではとく仁このショー出品にさきだち、パリ郊外のブローニューの森にあるプレカトラン亭に、フランス自動車界の著名人をはじめ、報道関係者約200名の参会を得て、プレミアショーを開催した。
豪華でしかもシックな室内に調和するコンテッサ1300の優雅な美しさは、フランス自動車技術協会々長バレ氏をはじめ参会者各氏から絶讃をあび、また屋外庭園におかれたコンテッサ1300は、秋色のブローニューの森をバックにひときわ映え、ラルグス・ド・ボードビル紙上には「東京のビーナス」とまで称讃された。
さらに性能面では、フランスでも一流のスピードレーサーであり、また批評家としても著名なモーリス・トランティニアン氏が試乗し、パリ郊外モンレリー自動車試験場で高速テストを行ない、高速性能、操縦性能、加速性能等すべての点に高い評価を得る等、コンテッサ1300は世界の檜舞台に大きくおどり出た。
エッフェル塔前でのコンテッサ1300