HP_WEB 制作環境

OS:Mac OS X Sonoma Version 14.2.1
PC:PowerBook Pro (14-inch, 2021):Chip Apple M1 Pro、 Memory 16GB、SSD 1TB
HPデサイン・ソフトウェア:Mobirise 5.9.18
フォント:Google M PLUS Rounded 1C
画像&イラストの編集:KeynoteFreeformPreviewGraphic (旧iDraw) など適宜使用。

PC:MacBook Pro、常時、Safari (Version 17.2.1)
スマートフォン:iPhone iOS 17.5.1、Safari
タブレット:iPad Air iOS 17.5.1、Safari

 この度、WEBデザインソフトウェア (SW) を長年使用してきたSandvoxからMobiriseというSWに変更しました。

 この変更には大いなる苦渋の選択でありました。Karelia社 (カリフォルニア、パサディナ) のSandvoxがここ数年、更新が減少し、ついにMAC OSの最新版、Venturaでは動作しなくなってしまったのです。これに対して、FBの利用者のコミュニティは、さまざまは対処方法を自分も参加して議論してきました。

 しかし、結論は、新たなSWに乗り換えることしかない、あるいは旧いMAC OS、それも結果的に旧いMACを使い続けることしかないということです。半数ぐらいの皆さんは旧いOS/旧いMACを使うことを受け入れているようです。その他の多くの皆さんはすでに色々なSWに乗り換えているというのが実態でした。

 では、Sandvoxはなぜ、良かったのか、イヤそれほど素晴らしかったのです。これはFBのコミュニティの皆さん含めて認めていることです。自分にとっては、ファイル (コンテンツ) が階層化が容易にでき、その中でのリンクが完璧なまでも簡単にできること、そしてワードプロセサのようにコンテンツの文書や画像が容易に編集できること、また多くの不可欠なサポートツールがそろっていたことです。また、10数年前の一般的なライセンス形態で売り切りであったことも大きな要因でです。

 そんな意味では、世界一周旅行など何にでも使える完璧はポルシェを購入して、そのアップグレードサービスも全てがたった一回のライセンス購入で、永続的に使えるクルマ、みたいなものです。

 と、思ったもののやはり結果的に、Karelia社のビジネスがうまく行かなかったと分析します。

 MAC関連の年間優秀ソフトウェアに与えらるアワードを得たDan Wood (mac web design sandvox interview - https://www.youtube.com/watch?v=tX8_6L6USz4) さんの天才的なアイデア (難しいことを簡単に使えるようする) と実装も昨今のサブスクリプションなどのビジネスモデルに出遅れたではないかと思っております。

 FBのコミュニティでは、資金を集めようなんてのポストもありましたがそれは叶いません。一人の天才のアイデアとチャレンジは残念ながら、利用できなくなってしまったのです。

 他のビジネスライクの企業ならば何十人ものリソースで開発/サポート/販売をする訳で、これは結果的に多くのSWのようにコストの高いビジネスモデルにならざるを得ません。その点、Sandvoxはホンの数人でガレージオフィスのような場所でビジネスしてたようで無理もありません。

 さて、Sandvoxの代替えを探さねばなりません。次のようなWEBデザインソフトウェアを試してみました:BlocsWordPressRapidWeaverSparkleなどなど。。。かなり入れ込んだのですが、どれもこれもSandvoxに比べて、内容的に後退するものばかりです。RapidWeaverは一度、これしかないと、サブスクリプションを契約しましたが、使えば使うほど、これはないと、結果的にすぐに返金前提に解約をしました。

 ただ、おそらくWordPressは世界でもっとも利用されていることもあり、十分に使える範疇にあると (あるいは、使う価値のある) 、また非営利組織なので、使いこなしてみようと勉強をしています。

 そこで上記以外に、これは行けると思ったのが「Mobirise」です。これは他の多くのWEBデザインソフトウェアと異なって、プログラミングするというよりは、多くの部品 (テンプレート含む) を選択し、自分がイメージするコンテンツの見せ方を組み立てることです。さらに、PCのWebブラウザ、タブレットやスマホなどに対応するレスポンシブデザイン (コーディング) も基本機能に入っており、これは絶対に欠かせない機能であります。また、サーチエンジンに良いコードが創られるとの評価もありました。

 最初はまったく自由の効かないSWだと感じましたが、使っている内にこれはかなり自由が効くと、自分でHTML/CSSをカスとマイズして新しい部品を容易につくれることも分かってきたのです。つまり、自分の考え方を変えることだったのです。

 加えて、多くのSWのように組立に難しいことを考えることなく、イメージ先行でどんどんデザインをTry&GOできることです。また、それは余計なことを考えないでシンプルにものごとを考えることができることです。頭の中でドンドン、新しいイメージが湧いてくる、というような感じで、これが選択決定の大きな要素です。(Trustpiloへのレビュー投稿)

 開発キット込みの年間サブスクリプション契約は、自分にとっては安いものではありませんが、契約をしてみると、結構、新しい部品がどんどん入ってくるので、新しい発想も即座にアップデートされるのが嬉しい要素でもあります。

 もう一つの選択のポイントは、Mobiriseの成果物、WEB上のデータはローカルファイルに保存し、一般のブラウザを見ることが出来ることです。これは何を意味するかというと、いずれHinoSamirai.orgのWEB上の公開は終わらねばなりません。その際に、WEBではなく、ローカルファイルで閲覧できる、すなわち最後の成果物が電子出版のように使えると考えました。

 そんなこんだの「Mobirise」であります。おそらく人生最後のHinoSamurai.orgのWEBデザインの変更であり、この先のライフサイクルを考えれば十分以上のものと信じて付き合って行きたいと考えています。

20190110 Updated
20221001 Updated
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20230331 Added
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