コンテッサに限らないお役立ち情報
このコンテンツでは自分の使用経験で良い結果があったのもを中心に取り上げます。また、必要に応じてできるだけ時系列な事象 (すなわち、結果の推移・進展) も記述する所存です。ただ、内容については最近の旧車関連のメディア情報 (雑誌、ネット、YouTube) などのようなショートタームな派手なものではなく、極めて地味なオールドスクールとも言った情報です。
足回りのボルト&ナット類の防錆処理 - 流体シール
我が2013年型日野コンテッサが公道復帰した際に利用したのが、画像の “FLUID FILM” と言う製品で、“液体シール” !
足回りのボルト&ナット類をせっかく新しいものにしてもメッキ類が時間とともに色褪せてきたりサビが発生したりします。路面に近く、泥や水など過酷な環境にさらされているので当然と言えばそれまです。
かなり昔の先人たちは、グリスを塗るなどしていた記憶があります。しかし、それはそれは当サイトオーナーとしては評価するものの自分流ではありません。
我が2013年型日野コンテッサが公道復帰した際に利用したのが、写真にある “FLUID FILM” と言う製品で、“液体シール” というものです。米国のMana Production社が開発・販売、防錆の専門会社で米海軍向けに展開したようです。
おそらくこの種のものはいろいろと市場にあるものと思います。本来の用途は、船舶、橋梁とか鉄塔など防錆目的であり、また、最近ではクルマの防錆などにも使われているようです (参考:Seacost Mazda、米国ニューハンプシャー州、ニューイングランドの雪の厳しい地域)。
2013年、公道復帰の際に、足回りのボルト類に吹き掛け、ウエスで染み込ませるように拭き取ると言う方法をとっています。その後のメンテナンスは、下回りの清掃の際に、ウエスで汚れを拭き取れば、光沢を維持できるようです。また時折、再度散布すれば良いようです。試しに購入した写真の64グラム缶で2年以上使えました。
“FLUID FILM” はスプレー式なので使い勝手が良いことです。購入はモノタロウなどで可能です。
“液体シール” の効果、2年前の公道復帰後の2015年9月の車検の際の後部下回りの状況。およそ2年を経て、ボルト&ナット類、光沢を保持。
2023年9月、公道復帰後10年、定期的なメンテナンスでおよそ10年を経て、ボルト&ナット類、それなりに光沢を保持。“液体シール” の効果は絶大である!
もう一つの防錆効果が期待出来る製品です。それは米国WD-40 Company製の防錆潤滑剤です。潤滑という意味ではCRC-556と似たようなものと見受ける方も多いでしょうが、CRC-556は潤滑の即効性はあるもののぐに乾いてしまい防錆効果が皆無と感じます。WD-40は散布したときにすぐわかりますが表面にひつこくまつわりつきます。上記のFLUID FILMのような感触です。その意味で対象物に散布し、表面を染み込ますように拭いてやります。FLUID FILMほどではないもののかなりの防錆効果を期待できるものと考えます。
数週間前、幕張メッセの展示会で新たな潤滑スプレーをデモしていた会社のブースで防錆性について話題になりました。そこで出た言葉が「水置換」です。その社の方は、「水置換」は機能に入ってない、すなわち、この製品は防錆向きではないと正直に述べていました。
それでは、「水置換」とは何か?検索するといろいろ出てきます。
上記のWD-40のWikiに、明確にありました:
「WD-40は「Water Displacement - 40th Attempt (水置換 - 40回目の試作) 」の意。ラーソンは、腐食防止を目的として、腐食の原因となる淀んで溜まった水を置換するための配合法の作成を試み、40回目の試作で成功した。WD-40は主として、様々な炭化水素から成る。...」
だそうであります!
もうちょっと、「水置換」について勉強してみましょう。
エアコンプレッサからの水分を減らす工夫 - 窮すれ通ず!
エアコンプレッサの水分を減らす工夫です。ご存じのようにエアコンプレッサは空気を吸って、圧縮をするというものです。結果的に、空気中の湿気、すなわち水分も圧縮したエアと共に大量に吐き出されることです。乾燥期ならばそんなに気にならないエアも梅雨時など生半可なものではなく、リューターなんかのエアツールからは水が噴き出てくる感じです。また、タンク内も重い水は自然に底にたまり、定期的に抜くと、そんな現実です。
素人のガレージ、金銭的にもプロのように大金を注ぎ込むことが不可能です。どこにもある近所のホームセンターで入手可能なものを活用するアイデアです。
通常の簡易的なウオーターセパレータに加え、重力で水を溜める工夫!。空気は上に登るが重さのある水は上に廻らない、それを利用して、溜まった水は時々トラップから掃き出すと、これでエアツールには極力を水を避けるというものです。着実でコストは非常に安価な方法です。
Image どこでも買えるウォーターセパレータ、プラシーボとは言わないがそれなり...
三回ほどのループだが教則本によれば、6〜7回程度もあり!
使用中、時々、下部の二つのブローガンをオープンして小まめに水分を吐き出す。
Video Description
特大サンドブラストキャビネット - 窮すれば通ず!
サンドブラストキャビネットに収まらない大物のブラスティングどうすればよいでしょうか?素人の狭いガレージや住宅地、絶望的な問題です。専門の業者、あるいはレンタルなどの手段もありますが、考えればこの答えになります。
キャンピングテントを利用して中に入って作業を行えばよいと考えました。近所にも迷惑を掛けることもありません。ペインティングも勿論可能です。但し、くれぐれも健康予防に留意することが必要です。
実はキャンピングテントでのブラスティングを同じ様に南半球のコンテッサのエンスーも実行していました。特に相談をした分けでもありません。彼によればこのようなことを英語で「Great minds think alike! (考えることが似ている、偉大な頭脳は同じように考える....) 」と言うそうです。それにしてもガレージの中にテントが張れるのは羨ましいものです。
我が家の狭い土地の片屋根式ガレージの下にキャンピングテントを設置!
地球の反対側にオーストラリア、パースの友も日野コンテッサ1300の部品をテントな中で行なっていた!
テント内の光景はこんな感じ、ミッションと一緒に人間様のサンドブラストキャミネットの中!
そして作業完了後のミッションはこんな感じ。この後、ポリッシュの作業へと!