Daily Life with My HINO!
2025.3.15 カムシャフトの曲がり修正 - The プロフェッショナル
先日、カムシャフトの曲りについて、「2025.3.1 公道復帰10年、経年劣化修復プロジェクト (87) - カムシャフト、曲がり確認にVブロック導入」や「2025.2.26:備忘録 - カムシャフトの曲がり」に記述しました。
そこで思い出したのが、「ED ISKENDERIAN AND THE STORY OF HOT RODDING」に紹介されている画像、ロサンジェルスのISKY RACING CAM社の30年勤続のテルマ (Thelma) さん、機械工のスペシャリストです。
優秀な技術者は器具やゲージを使用して、カムが曲がっている場所と程度を判断でき、さらに「本当に優秀な技術者は、目視でカムをまっすぐにし、ハンマーと丸い先端のタガネでたたき、その後カムを回転させてゲージを使用してまっすぐになっていることを確認する」とあり、テルマさんは両方の方法を使っているそうです。
すごいですね!ゲージよりも目視が優れている!経験と才能の賜物なんでしょうね!
2025.3.11 東日本大震災、あの時は?
本日3月11日は誰も忘られない記憶に刻まれた東日本大震災が14年前に発生しました。その日、午後は品川方面に出向く予定でしたが、変更になりました。品川にいたら帰宅できなかったでしょう。
自宅にいて、ラジオの緊急放送、1〜2秒後には揺れが始まりました。すぐに収まらず、強くなるばかり、家の中に居ては危険と女房と息子と共に外に出ました。道路では自動車や電線&電柱が踊るような状態でした。テレビではヘリのライブで津波が宮城地方の田畑を飲み込んでゆくのがなぜか実に冷静に眺めておりました。
その後も毎日24時間、余震が収まることなく続きました。世界中の仲間からメールで問い合わせ、画像はその際に計画停電でも日本人は冷静だと送ったものです。フロリダの友人は自宅の離れを提供するから家族ですぐ来いと東電の放射能を心配してのオファーでした。
2週間後の3月最終週、予定してたデトロイトでのフォーラムは強行、日本ではガソリンも生活必需品もままならぬのに、米国の街では普段通りの生活で、どこに行っても自分たちは何なんだと情けなくも感じました。以上、思い出したままメモってみました。(参考ブログ:イベント - 旅ついでに(2011年4月2日)
2025.3.9 考古学な日々 - 古の部品 (22):ワークス用エンジンの吸排気バルブ & 経年劣化修復プロジェクト (89) - そのバルブ課題
先週来、エンジン組立はヘッドに入っています。データ&プロセスが全くないワークス用部品との格闘です。以前からヘッドの高さ方向が異なる、すなわち耐久性と高圧縮に耐えるように厚くなってます。目視でも明らかで、いかにも手作り感のあるアルミ鋳造です。
日野自動車のバルブ (実際は米国BRE) はもう使い物にならないので、内燃機屋の言う通り、バルブ&ガイドをワンオフで新造しました。形状も近いものにしました。
昨日来、判明したことはバルブの丈が画像のように異なり、8mmほど長くなっています。なるほど、持参した新品標準品が使えないという内燃機屋の言葉を思い出しました。
今回のエンジン制作は一事が万事ですべてのプロセスが未知への挑戦です。慎重にコトを進めています。
2025.3.8 Great Thanks! 100円ショップ
エンジンのヘッドをクリーンアップするために道具の調達、画像のようにブラシ類、ステンレストレー他を100円ショップでゲットしました。
まずセリア キテミテマツド店でキッチン用ブラシ3種類、合計でもちろん300円 (税別) です。
そしてダイソー ホームセンターコーナン南流山店、ここはおそらく最高に充実している店舗です。ヘッドも洗えるステンレストレー2種、そして先日購入したVブロックを保存するためのシール付きのボックス、しめて450円 (税別) でした。
ブラシなどは1ショットの作業なのでこれで十分です。ステンレストレーがこの価格とは実に脅威的です。100円ショップ様々ですね!
2025.3.4 本日のデリバリー - やはり紙が良い!Racecar engineering誌
1月末に購読契約した英国誌、「Racecar engineering」、2月半ばに3月号から送るとメールで案内、本日、ポストに入っていました。
今更、紙?、この年齢?と思うものの温存している一昔前のを見るとやはり欲しくなりました。しかもストレスのない紙で!
なぜ、この雑誌?それは最新業界トレンド&テクノロジーと歴代&古の技術も解説されているからです。最新は我がコンテツを走らせるための栄養剤みたいなもの、古は昔の技術をなるほどと先人の知恵を学ぶためです。
本日届いた紙の最新号、変化が!それは厚さが薄い感じ、なるほど、紙がだいぶ薄手で納得!で、活字がだいぶ小さくなったことに驚き、自分の目ではやや見づらくなった。。。でも就寝前にベッドの中で読むのを楽しみにします。
2025.3.2 公道復帰10年、経年劣化修復プロジェクト (88) - カムシャフト関連ギア取付
カムシャフト周り諸々の固定に6mm強化ボルトが入ってます。それらの締め付けトルクは110〜140cm・kgとあります。
トルクについて、今回は気を使いたいのででトルクレンチを使うことにしました。手持ちのプリセット型は2.0〜9.0m・kg、またプレート型は小さなトルクが不得意です。
そこでネット (メルカリ) で運良く「Proto 6064-5 3/8" Ratcheting Torque Wrench 40-200in/lb MADE IN USA」があり、購入しました。メトリックの表示もあり、4.52〜22.6N・m、早速、6mmボルトを指定トルクで締め付け、このトルクレンチはこの作業にぴったりで気持ちよく安心して締めました。
カムシャフトの曲がり修正について最終結論は出してませんが、単体で取り外し可能なのでそのままにし、ヘッド周りの作業に入りました。
2025.3.1 公道復帰10年、経年劣化修復プロジェクト (87) - カムシャフト、曲がり確認にVブロック導入
昨日、モノタロウからVブロックがデリバリーされ、週末の今日、早速、使用しました。やはり計測ツールは楽しいですね。今まで目視できないのが明らかな形で目にすることができます。
今回使用のブロックに入っていたカムをチェック、ダイアルゲージの読みで0.01mm程度 (曲がりと意味では1/2の0.005mm?) ですごくいい値です (ビデオ前) 。
今回使用の綺麗にクリーンアップしたカム。読みで0.04mm+ (ビデオ後) 。ちょっと失望、曲がり:0.02mm?内燃機屋は0.03mm以下で問題ないと言ってた通りみたいです。
BREのカムや80年代にEngleで加工したカムはすべて読みで0.01mm以下です。加工後、ちゃんと修正されたのでしょう。今回使用のカム、規定値内ですがもっと精度を出すべきか悩むところです!