本年度第一会全に本スポーツカーレース大会が去る3月19日、船橋サーキットで盛大に行われた。この日は一周1.8kmのコースを60周するレースで、ツ−リングIクラス(1300cc以下)に当社チームより出場した山西選手の乗るコンテッサ1300クーペは、見事クラス優勝をとげた。これでコンテッサクーぺは1月のクラブ対抗レースに引続き二度目のクラス優勝をなしとげたことになりそのメカニックの優秀さと、スタイルの優雅さを更に強く観衆に印象づけた。今後の活躍が大いに期待されている。結果は次の通り。
○ツーリングーIクラス(60周)
一位 コンテッサ1300クーペ 山西 62分40秒66
二位 ホンダS600 菅原
三位 ミニクーパー 川口
○スポーックラス(60周)
一位 *カネボーダンディSP 真田 58分29秒55
二位 フェアレディ1600 大崎 58分14秒55
三位 ロータスエラン 藤井 58分48秒32
*特別参加の2座レーサー。これはデルレーシングモーター(株)にて製作したもので、エンジンはクラウンV8、トランスミッションは日野コンテッサ用、シャシーは日野GTプロトタイプ、ポデーはグラスファイバー製である。
(日野社報、昭和42年4月より抜粋)
(注)上記の2座レーサーはデルRSBを指す(SE)