Daily Life with My HINO!
2023.8.27 考古学な日々 - 古の部品 (2):エンジンのオイルパン
今、エンジンスタントに載っかってるエンジン、オイルパンを友人に譲ってしまったため、ついておりません。
それに取り付けようと、ガラクタの山から取り出した日野純正、日野レッドのオイルパン、しげしげ眺めたら只者ではなかったのです。
二個一オイルパンでした。画像のように全周を溶接で繋いで、所謂、ディープオイルパン、13mm、おそらく1/2インチほど、深くしてありました。
ロサンゼルスのBREがコンテッサ1300 GR100エンジンのチューンアップ&改善策の一部です (参考:当時のオートスポーツ) 。
日野のドキュメントにも現れない歴史の一部、散財しないよう大事にキープしなければなりません!これは生き証人なのです。
2023.8.26 先週の夏の3時間耐久レース @TC1000 本戦
Video Description
先週の土曜日の夏の3時間耐久レース、早1週間を過ぎました。夢のような時間でした。
正午前に終了、待つこと1時間、表彰式を前に例によってオフィシャルから順位の内示があります。我々チームが一位、すなわち「優勝」と案内いただきました。
それを知ると一同、歓喜、自分もなんとなく体がふわっとして実に気持ちよく、今までの疲れ、もやもや、諸々が吹き飛びました。
さて、それではと記念のビデオを制作しました。ご参考までにここに入れました。
2023.8.19 夏の3時間耐久レース @TC1000 フリー走行
先日、表題のように、この日は、毎年恒例になってしました筑波サーキット TC1000コースでの "夏の3時間耐久レース" (主催:Zummy Racing Family) です。
本戦の前に20分のフリー走行 (料金は別途要) の枠が設けられています。本線参加者のみならず誰でも参加できます。最大15台/枠で2枠設定されています。
走行の目的は人様々と思いますが、ボクの場合、今年は、メガーヌ号でどの程度まで行けるかを探し出すためです。もちろん、ぎりぎりの走行でなく、無理なく、リラックスしての感じです。人によっては限界までという方も多々おります (ほとんど?)
いずれにせよ、このフリー走行の感触でこの耐久レースの特徴である自己申告タイムを決めることになります。
過去の経験では自分としては53秒台で走行していました。今回は少しタイムを上げることにチャレンジしました。結果的に50秒台半ばが出ていることがわかりました。申告タイムは悩んだ末に例年より1秒アップの “52秒” に設定しました。
しかし、いつもの53秒台では、まったく喉も乾くことがなかったのですが、このフリー走行では半ばで喉が渇いてきました。やはり、緊張感+脳みそ&身体の運動量が大きくなったのでしょう。
本戦については我ら “マッシュムラムラ” チームは、初めての優勝をゲットしました。(リザルト)
2023.8.18 ホンダ N600 vs. N360 (続き)
先週は、表題の “N600” の思いが中心になってしまいました。誇大妄想で日野との関係を想像してしまったようです。
“N360” は学生の頃、仲間の一人が学校に乗ってきました。そして四人の若者を乗せると、加速が緩慢に、四人揃って船でも漕ぐようによいしょよいしょ、前に進めと、N360もがんばって少し元気になるようでした。
そんな思い出のN360、今回、資料を整理してみると、内燃機関のエンジンスペック、“N360” の方が相当気合がはいっていたのではと、その前のS600のように、と感じました。
雑誌のチューンアップの記事にあるように敢えて排気量を増やさず360c,c,のままゲインを稼ぐことに挑戦してますが、自分的にも正解かなと思っております。すごい記事だと思います。
と、そんなことを感じております。なんだか、N360/Z360を手元において、現代の技術で空冷エンジンのファインチューニングできたら、なんて、部品点数も少ないし、ガタイも小さいし、本当におもちゃのように1/1の人が乗るクルマをと、誇大妄想が止まりません。
でも、それをするには歳をとり過ぎてることを自戒し、すぐに現実にもどされるのです。
2023.8.115: 議論 - ディスクブレーキのコンバージョン・プロジェクト
昨年以来、ある一件で考えている日野コンテッサ1300クーペのフロントディスクブレーキのコンバージョンです。キャリパーだけであれば、代替案もいけそうですが、本質的ではありません (2022.12.22 キャリパー、日野 vs. ルノー) 。
一つの条件、それは13インチのホイールが使えることです。90年代のカロバン所有の市川の友人に聞いたところ、13インチの鉄ホイールだそうです。
盆の休みで時間があるところで予備に所有されている旧いのを速攻で持ってきてくれました。そこでバラしていろいろチェック&議論しました。目論んでいることは寸法&加工的に可能とみました。
しかし、重要なことが発覚、それはベンチレーテッドディスクと鉄のキャリパーマウントの重量です。コンテッサのそれに比べて倍以上です。コンテッサの良いところをスポイルせずにコンバージョンを考えねばなりません。
2023.8.13 ホンダ N600 vs. N360
先日、ジムカーナで知り合った若い友人からホンダ N360の整備データについて問い合わせがありました。
ボクは結婚した頃、ホンダ Z360 ATを女房用に所有していました。実に懐かしく、思い出多き、ハッピーなクルマでホンダイズムそのものでした。また、学校を出た後、静岡県に勤務していた頃、縁あってN600もドライブ、今でもその感覚は鮮明に記憶しております。
友人のためにデータ&書籍など整理しているとついつい読み入ってしまう中、思ったことは、ホンダはN600の設計をベースにN360を設計、あるいは販売時期からその逆なのかが気になりました。
自分的には、おそらくN600がベースと勝手に結論付けました。詳細なエンジン部品データを見るとそれぞれ固有なものがありますが、結構、多くが共通であります。すなわち、N360は、(日本市場向けの) N600のデチューン版ではないかということです。なにしろ、N600/Z600は世界中に輸出され、今でも多くの個体が存在し、多くの部品が流通しています。これも大いなる根拠であります。
しかし、もう一つ、N600の興味深いことに気がつきました。ピストン径が74mmであることです。これは直後に発表される1300シリーズと同じサイズです。ピストンリング (圧縮) も1.5mm厚と同じものです。と、いうことは同じ設計者?
74mm、これは、当時、ホンダに移籍した日野のエンジン技術者 (複数) が日野レーシングエンジンで確立したコンテッサ1300 GR100ベースのスクェアストロークの74mmピストンに遡る?誇大妄想?ピストンリングも1.5mm厚で同じ、なんて膨らんでしまいます。
実はその親にあたるのがアルファロメオ 1300のエンジン、これはオイルリング含め日野レーシングに流用可能です (検証済み) 。話が膨らみ過ぎ、これにて終了!エンジンなんて、どうにでもなるのですから...
2023.8.12 メガーヌ号、今年も “真夏の3時間耐久レース TC1000”
あれから1年、早いものです。“真夏の3時間耐久レース TC1000” がやってきました。8月19日 (土) の開催です。
例年の如く、タイヤのチェック、今回は約2年、1万キロ弱の走行のタイヤ、各サイド、前後の入れ替えをしました。酷使したフロントをリヤに、あまり疲れのないリヤをフロントに入れ替えました。そしてホイール裏側の醜い汚れを手にピリピリするパープルなんとかで洗浄しました。
あとは前日にフレッシュなエンジンオイルにします。恒例のELF EVO 900 RACING1 10W50はデリバリー済みとなっています。
昨年一位と並びましたが3周減点、ドボン (申告タイムより0.5秒越え) が原因!一位のチーム、この減点がゼロのノーミス、脅威です!4年目になる今年、念願の優勝は叶うのでしょうか?優勝以外はビリッケツなのです!
2023.8.11 マウイ島の災害に想う - 日野ブリスカ1300
米国、ハワイのマウイ島、ここ数日、山火事とハリケーンに伴う大惨事が報道されています。想像もできないほどの状況です。このニュースを知って、最初に頭をよぎったことは、あの「日野ブリスカ1300 」ピックアップトラックは、今、どうしてるのだろうかということでした。
90年代の半ばに、ヘッドガスケットがダメとかで、急遽送りました。その後については聞いてません。オーナーは、米国で歴史に残るスカラボで有名なボディビルダーのTroutman & Barnes (T&Bの作品) のBarnesさんでした。
晩年、故郷のマウイに戻り、その際に、BREのチームサムライカラーの日野ブリスカ1300 (画像) と共に帰ったと聞いておりました。おそらく、The SAMURAIのボデーも制作した関係だと思います。
それはさておき、マウイは、一度、行かねばと思っていた地です。しかし、今は、現地がどうなっているかを心配するだけであります。
2023.8.10 WEBデザインSW、Mobirise 雑感 - 数ヶ月、使用してみて
2023.8.7 50 years ago - 日野コンテッサクラブ 10周年 ミーティング @伊豆箱根
何年も前に退会した日野コンテッサクラブではありますが、表題のイベントは今でも懐かしく、鮮明に心に焼き付いています (参考:記念プレート)
本日の50年前、1983年8月7日、何十台かの日野コンテッサがクラブ創設:最初のツーリング&クイズラリーの地、思い出の箱根の大観山に設立10周年記念イベントに集結しました (右、ドラミの画像) 。
このドラミの後、各自&各車、思い思いにコマ図を頼りに、クイズの解答に苦戦しながら3時間余り走って、その日の宿泊地、修繕寺を目指しました。
ラリーの賞に加えて、参加者投票によるファミリー賞、手入れをしま賞、ピッカピッカ賞とか遠路はるばる賞や故障したで賞、迷子になったで賞...なんて正に走るだけではない、今でもなつかしい手作りイベントでした!
2023.8.6 考古学な日々 - 古の部品 (1):クーラントアウトレットケース
猛暑ではありますが、時間があれば、日々、長期保管の部品を整理しております。とにもかくにも、この先、不要なものは廃棄するよう進めております。
しかし、その中で、使わずとも廃棄できないのが画像のクーラントアウトレットケースです。どのコンテッサ1300にある部品ですが、これは歴史的に特別なものです。
コンテッサクーペがロサンジェルスのBRE (Brock Racing Enterprises) でセダンレース活動していた際のもので、画像の図のように日野の設計意図とは異なった方法で用いられていました。
ラジエータファンも吐き出し&3枚ファンで冷却効率を稼ぐというものです。サーモスタットは使わず、ラインに流量を制限する構造、そしてラジエータもワンオフのハリソン型でありました。
そんな背景をもったこのクーラントアウトレットケース、よく見ると下部の切削が中途半端でない、おそらく高圧縮 (12以上) の特別製のヘッドだったのでしょう。
2023.8.5 エンジン 一歩一歩 - カムのクリーンアップ
今、製作中のエンジンは高回転型ではなく、低速&中速を重視したもので、エンジンの司令塔であるカムもそれに合わせたものです。
今回のカムは日野品番:2-005-1231-40 (1967.11.16製造) 、このカムプロファイルは日野コンテッサ1300発売当初に使用されたもので、ある理由でお蔵入りとなったものです。
昔使用しましたがそのままでした。先週末、内燃機屋さんに鋳鉄地肌の部分や不要なカム部分の切削して綺麗にしてもらいました。
今日は仕上げとして、#400ɘサンドペーパー&エンジンオイルで各面の表面を滑らかにしました。Afterの如く、綺麗になり、スムーズに回ってくれそうです!楽しみです!
2023.8.1 コンテツ号にも日除け、サンシェード導入!
先のメガーヌ号への日除けサンシェードの抜群の効果で気を良くし、その勢いで、目下、諸般の事情でカーポート保管になっているコンテッサ、ここに日除けサンシェードをアプライしてみました。
あまり大袈裟にならに程度の4m X 3m を注文、色も強い日差しをカットしそうなダークなカラーにしました。
早速、カーポートに穴を開け、それなりのゆったり感で吊るしてみました。このサンシェードの良さは四隅はあらかじめ強靭そうな金属のフックがついてます。その他は自分で穴を加工し、プラスチック製のフックを必要な箇所に固定することです。
さて効果はどうでしょうか!ボデーにかけてあるカバーの表面でおよそ36度くらい、ということは気温と同じ!カーポート下でも50度越えでしたので抜群の効果、これも正解となりました!