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群れない、慣れない、頼らない - コンテッサ道

 Daily Life with My HINO!


2023.10.31 公道復帰10年、経年劣化修復プロジェクト (13)


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 先日、発覚したシリンダーライナーの突出量、整備書によれば、0.10〜0.15mm (Renault R8は、0.05〜0.13) です。各気筒、この基準内に収まることが前提です。と、いうことはシリンダー装着時の気筒差は0.05mmと想定してみました。

 突出量が異なる二つのライナー、丈をノギスで測ってみると大分異なることが分かりました。そこでより正確に測るためにハイトゲージと定盤を引っ張り出しました。錆除けの新聞紙は平成6年、久しぶりの登場です。

 結果的にマイクロメーターで測定、A=105.95、B=106.03、C=105.97、D=105.99とBだけ突出、実はBはセット外のものであり、本来のセットだったもの (上面の微細な傷が気になり使用せず) が106.00と0.05の基準内であります。なるほど、セットは重要

 この誤差のために底面の銅シールに何種類かの厚さ (0.05mm間隔の4種類) があります。これを組み合わせれば、自己想定の0.05mmの基準内に収まることが判明しました。


2023.10.29 公道復帰10年、経年劣化修復プロジェクト (12)


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 昨日も今日も物事の整理に終わり、なかなか思うように進まないこのプロジェクト、普段の整理がよろしくないということに尽きます。

 今日の作業の最後に、大分前に内燃機屋で加工したライナーを試しに底面の銅製ガスケットでブロックに入れてみました。

 このライナーが全くのニューでストックしてあったスポーツキット用を1mmほどピストンに合わせて加工したものです。チャレンジ項目の多いエンジンなのでリスクを減らすために新品を奢りました。やはり、一度も水に触れてない表面は良いものです。

 さて、ブロックに挿入して、問題が発覚、突出量が均一ではありません。まずは取り出してサイズを確認が必要です。銅ガスケットが基準内、すなわち手持ちの範囲内であればラッキーですが、どうなることやら...


2023.10.28 公道復帰10年、経年劣化修復プロジェクト (11)


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 本プロジェクトの日野GR100型エンジンの正常化、後ろの時間を切っているため、切羽詰まった作業が続いています。

 オイルクーラーのアダプターのブロック、時間が経過しており、アルミの表面が大分、輝きを失せていました。そこでポリッシュです。

#240->#400->#600のサンドペーパー、そして定番のMothersで画像のようの輝きを取り戻しました。プロの仕事であればもっともっと綺麗になるでしょう。自分の作業は目標レベルの30〜50%を良しとしています。そうでなければ絶対に終わりません。これが経験則です。

 早速、適当なボルトで仮固定、まあ良いかです。8mmx1.25、50mm半ねじのHTキャップボルトが必要です。他の部分とまとめてモノタロウに発注しましょう。


2023.10.26 レーシーなクルマ同士、日曜の昼下がり...


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 先の日曜に、ジムカーナ仲間のジネッタG4のオーナーが我がコンテツのエンジン作業サポートにクルマ共々おいでいただきました。

 やはりこのクルマ、格好が良い、趣味のクルマとしては最高、またホワイトにオレンジのストライプ、我がコンテツと同じ、こうして軒先に似たもの同士を2台ならべると様になる!

 通りの通行人の女性たちが話しかけてきたり、スマホに収めたりと超人気でした。レーシーで絵になるんですね。

 このジネッタ号、今年春先、プロの手でKENTOエンジンを完全OH、最近、あたりもついてきたのかサウンドもだんだんマイルド&ジェントルになり絶好調、今後が楽しみです!


2023.10.25 公道復帰10年、経年劣化修復プロジェクト (10)


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 一応、エンジンスタンドの上で作業が可能になった本プロジェクトの目玉、日野GR100型エンジンの正常化です。

 組立が可能になったからとすぐに組み上げるのは実際には不可能、その前にブロックそのものの念入りなクリーンアップが必要です。

 今日は6mmボルトの穴をタップで綺麗にしてクリーンアップ、結構汚れており、これを何もせず組み上げなくてよかったなと思いました。

 画像にように作業完了の部分にダミーの捨ボルトをチェックのために入れて指で回して確認、そのまま本取付まで入れて置くことにしました。しかし、何と数の多いことか!


2023.10.24 狭小ガレージにピッタリ - バーコ製エンジンクレーン


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 走るために余儀なくされたエンジン制作、そしてそのために購入しておいたスナップオン販売のバーコ製エンジンクレーン (BAHCO Foldable crane 1T) です。

 たたんだ状態が実に小さく一片が44cm以下、これが魅力ですが、もう一つは使用状態の占有面積です (仕様) 。これも小ぶりでベース部分で奥行:151cm 幅:104cmとです。

 画像のようにエンジンスタンドにブロックを載せる際の床面積は1坪以下で作業できることが分かりました。狭小ガレージでの排気量の小さなエンジンにはもってこいです。

 価格は少々、値がはりましたが使ってみて正解です。またすべての動き&操作が無駄がなくスムーズであることも実に良いバーコ (イタリア社製、製造は台湾) 工具であります。


2023.10.22 公道復帰10年、経年劣化修復プロジェクト (9)


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 今回の経年劣化修復プロジェクトの大きな課題は日野GR100エンジンの正常化です。そのために数年前から進めてきた作業が進展しそうです。

 今日は、OHをしたエンジンブロックをエンジンスタンドに固定することができました。これで準備してきたクランクなど取付諸々の段取りができました。

 今、進めている作業は、ビ筑などでより快適に走ることに向けてるのですが、それは美味しいワインを楽しむことに例えれば、そのためにいい葡萄を育てる、その前にいい土壌を作り出すことが必要で、これは正に土壌作り段階であります。

 本日、この作業にジネッタG4の友人にお手伝いをいただきました。二人で、今日はワインのための畑作業したと、取り止めのない会話の素晴らしい休日でした。ありがとうございました。


2023.10.21 考古学な日々 - 日野5速トランスミッション


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 日野自動車は、1966年当時のモータースポーツ参戦に日野プロトを鋭意、開発・展開しました。1966年全日本レーシング・ドライバー選手権第2戦 (FISCO) では緒戦を飾りました。その日野プロトには自社開発の日野製5速トランスミッションが搭載されていました。

 レーシング日野コンテッサ1300でも同様でFIAのホモロゲーションを取得していました。画像はストックのドライブシャフト (上) と5速 (下) 用の比較です。

 特徴は標準がトップギヤのみがニードルベアリング使用、5速は2〜5速全てにニードルベアリングを使用しました。これは実に羨ましいことです。

 低速でも高回転時の負荷に信頼性があるもので、当時は一般市販車でも全てのギヤにニードルベアリングが使用されるようになった時期と分析しています。将来のコンテツもそうなるのかなと思わせるものです。


2023.10.19 考古学な日々 - オイルポンプ、GR100の泣きどころ


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 目下製作中の我がコンテツのGR100エンジン、クランクを加工いただいた内燃機屋がオイルについて、その性格上、なるべく多くのオイルを回せと言われております。

 これについては自分の納得しており、画像の真ん中の鋳鉄製を使う予定です。これは米国BREが日野のアルミ製ポンプの欠点を洗い出して、日野が特別製作したものです。

 これは過去、使用した結果では油圧が6kgと非常に高いものです。これについ内燃機もそれで良しとしています。

 60年近くも前に日野のGR100エンジンの改善がカリフォルニアのロサンジェルスで実に現実的な議論されていたのです。実はBREではこの鋳鉄製の前にシボレーの鋳鉄製を2個一にして使用してたのです (現物あり) 。


2023.10.17 いつもの日暮里、御殿坂からの眺め...


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  本日、朝一番で西日暮里の歯科医院にルーチンで行きました。前回の9月は真夏の陽気だったのに、たった4週経たこの日の朝は肌寒い感じであります。

 10時ごろに歯科医を出て、気温も上がり、本当は昔居た千駄木界隈のウォーキングをしたかったのですが、時間の関係もあり、少々の散策とし、いつもの気に入った下町の住宅街を回って、日暮里駅へと向かいました。

 空気が澄んでいるからでしょうか、乾いているからでしょうか、突き抜けるような碧空に感動しました。

 そこでルーチンで御殿坂でのいつもの寺院とカラフルなマンション、桜の木々など、カメラに収めておきました。この光景は不思議に気が落ち着くのです。


2023.10.15 メガーヌ号、車検完了、なるほど...


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 ルノーメガーヌ号、我が家の女房主体の足ぐるま、先々週、車検が完了、もう10年越なのに5万キロ以下、年間4千キロ前後の走行です。

 特に何もすることなく終わったとか、持込みのルノー御用達のELF (Evolution 900 racing 1 10w-50) や昨年の12ヶ月点検で指摘された持込みのワイパーブレード (BOSCH AEROTWIN) 、ブレーキフルードやオイルフィルターと共も交換してもらいました。

 やはり、新しいワイパーブレードはとても気持ちのいいものです。また、車検ステッカーの位置も変わってこれはいいですね。

 一つ残念だったのは、持ち込んだブレーキローター&パッド前後一式の交換が拒否されました。理由はキャリパーのボルトが国産と違うので外すのを恐れたようです。アルファロメオなど欧州車共通なんですが、どうも流れ作業の車検整備屋さんはできることしかやらない時代になってしまったのでしょうか!?


2023.10.14 公道復帰10年、経年劣化修復プロジェクト (8)


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 本プロジェクト、牛歩の如く、あるいは地道に進めております。昨日来、進めたのは、まずはエンジンルームのエアダクトいうかシャラウドの除去です。これは実際、公道復帰後に進めたものです。

 当時、走って温度状況を見て、一つ一つ、徐々に増やして行き、最終的には画像のようにとても多くのパーツとなりました。工作に実に多くの時間を費やしたものです。

 これらを取り除いたエンジンルームはまさに「Simple is Best!」で気持ちの良いものです。機能部品であったのにスッキリさがないのが自分としても「?」なのです。

 今後、これを再度、取り付けるか、あるいは全体最適をして、もっとシンプルでベストな解決策を得るかを考えています。


2023.10.13 ピートさんの「The Start of BRE」


伝説的なデザイナーでClassic Motorsportsの貢献者でもあるピーター・ブロックが、セダンレースをアメリカに持ち込むことについて語る。 ブロック・レーシング・エンタープライズを立ち上げ、レーシング日野、そしてトヨタやダットサンロードスター、240Z、510ででレースに参加。 さらにハンググライダーへと、そしてAerovault トレーラーを手掛ける。

 例によって、昼食時にGoogleのスティックでYouTubeをオープン、不思議なことに「The Start of BRE」、ピートブロックさんがClassic Motorsportsによるインタビューで飛び出して来ました。

 内容は、日野コンテッサ1300ファンならば必見です。氏の日野自動車との縁を起点に米国の小型セダンレースの始まりがコンテッサの思い出と共に語られています。

 「Exclusive: Peter Brock on How Datsun Created One of the Best Racing 」のタイトル、23分程度の映像ですが、貴重なコンテンツだと思います。

 画像の下に、参考までに説明文の日本語訳 (Google使用) を入れておきました。


2023.10.11 考古学な日々 - 同じエンジンブロックなのに、斯も多くの番号!


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 最近、日野コンテッサ1300のエンジンブロックに鋳造&刻印されている番号にさまざまな情報がつまっているのではないかと思うようになりました。

 画像の左上は比較的初期のコンテッサクーペ用のブロック (GR100-102874) 、右上はその最終に近いもの (GR100-107352) 、右下は試作&実験段階と思われるトヨタブリスカ 、おそらくクーペ用番号を消して打刻 (G-61) 、そして左下が市販されたトヨタブリスカ1300 (G-19581) 。

 画像の中で時計回りに進化しているようで、ブロックの品番:20051101にレビジョン番号:05->11->20->32と進化したようです。詳細についてはまだ調査が必要です。

 またそれぞれ先のミッション同様に鋳造時と思われる番号も入っています。面白いですね...まさにミステリーです。


2023.10.9 松戸まつり 第19回クラシックカーフェスティバル - 静のイベント 反省編


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 久しぶりの第19回まつどCCF - 静のイベント、結果的には楽しみました。それは普段はお会いすることのない皆さん、あらたな出会いのみなさんです。これがイベントかもしれません。やはりクルマはあくまでサブ、人がメイン、つまり車格ではなく、人格なんだと思いました。

 さて、今回、この場で多くの質問を受けたのが、「コンテッサの部品はどうしてるのか、あるいはまだ手にはいるのか」でありました。

 これには最後のほうは閉口し、「それは愚問中の愚問」と切り返しました。なぜ「愚問」、自分が最初に購入した「コンテッサ1300S」が1970年、半世紀以上前のその時代にすでに日野自動車からの部品の供給は戦略的に閉ざされ、我々ユーザーは手にすることが出来なかったのです。

 日野コンテッサ1300には、コンテッサ1300市場撤退を前提としたトヨタの技術提携の結果なのか、メーカー自から日本市場に残存した個体を無くすという残酷な歴史があったのです。でもコンテッサ1300はこの個体のように走り続けているとまつどCCFの場でも説明させていただきました。


2023.10.8 松戸まつり 第19回クラシックカーフェスティバル - 静のイベント DAY 2


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 第19回まつどCCF、10月9日 (日) 、2日目はベレG&フローリアンに代わり、117とジェミニが鎮座しました。これだけのいすゞ車は実に壮観です!その真ん中に小さくなっている我が日野車であります。でも豪華絢爛の真ん中に我がコンテツが...主催者の粋な計らいのようです。

 いすゞ車、実に凄い!、どの個体も超綺麗!カタログから飛び出してきたようなすばらしいコンディションです。どうしたらこんな風になれるのか不思議です!

 自分はこのようなイベントに何年もまったく縁がなく、外観、ゴミや傷一つがみえないクルマたちの恐るべき集まり、やはりたまには参加してみるものだと思いました。

 旧車のイベントは、とにかく見せることが主体なのがメインストリームなのか、会場の会話も独特な雰囲気、動のイベントビ筑のような走ることがメインの場しか参加してない我がコンテツは恥ずかしい限りでした。


2023.10.7 松戸まつり 第19回クラシックカーフェスティバル 静のイベント - DAY 1


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 4年ぶりの松戸まつり 第19回クラシックカーフェスティバルです。自分にとっても年間唯一の展示イベントの場です。

 10月8日 (土) 、1日目のこの日は、近隣のベレットGTRの旧くからの友人とお友達のフローリアン (改) たちが、朝、我が家に集合、会場の松戸駅前の地下駐車場に向かいました。

 今年の松戸CCFは、パレードはなくなり、120台余りの旧車がメーカー単位の配置になりました。我がコンテツ1台は、7台のいすゞ車軍団に囲まれました。

 同じブランド車が集まれば、純正部品の話しやレストアの苦労話しになって盛り上がっていました。みなさんのいすゞ車愛の話には入れず、蚊帳の外状態でありました!


2023.10.6 明日はまつどまつり CCF、その前に大懸案事項の作業


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 明日、10月7日 (土) は、4年ぶりの松戸まつり、そして同様に第19回まつどクラシックカーフェスティバルです。土日両日のイベント、両日参加です。土曜日は友人たちのクルマも参加します。

 今日の午後、大懸案事項だったロールバーのセフィティパッドの作業を進めました。最近の常識として必要なのですが、昔のまま鉄むき出しで指摘されていた部分です。

 何時ものことだが、初めての作業に慣れたところで最後の部位になりました!もう少し習熟曲線がシャープだと良いのですが若くない歳であります。

 さて、室内は何年かぶりの雑巾掛け、本当に久しぶりです。また、外観は明朝、ワックス掛けする予定です。これは1年もしてないと。。。何時も一夜漬けの性格が抜けません。


2023.10.3 ビ筑後のルーチンメンテナンス (下回り点検&クリーンアップ)


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 先の週末以来、「経年劣化修復」と並行して続けているビ筑後のルーチンメンテナンスです。

 今日は秋の天気でこれ幸いと勢いをつけて残っていた下回り&エンジン回りのチェックとクリーンアップを進めました。

 画像ではあまり汚れが目立たないように見えますが実際は結構な汚れ、あるいは走れば傷があちらこちらと10年前の面影がまったくありません

 今回は水置換WD40に変えて液体フィルムこと「Fluid Film」でボルト&ナットをメンテしました。何年経過しても結構きれいな状態を保ってくれます。


2023.10.1 公道復帰10年、経年劣化修復プロジェクト (7)


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 まずは先週のビ筑後のクリーンアップ&点検作業。取り敢えず、この先の工程に向けて、タイヤをノーマルに履き替え、フェンダー裏の汚れを取り、恒例の競技走行をしたタイヤカスをノコギリヤスリでコツコツと排除、いつもながら根気のいる作業です。

 ステアリングホイールの取付部品に異常を発見、ホーンスイッチ機構の絶縁に使用しているプラスティックボルトが折れてました。

 折れて残ったプラボルトの除去に手を焼き、最終的に画像のように4X0.75のタップで綺麗に取り去りました。

 メガーヌ号の車検準備、遠くから感知できる爆音のベレット号の友人が突然と来訪、なんやかんや忙しい休日でした。

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