ニュジーランドのキースさんのニューッジーランド製のコンテッサ1300 (1967年型) の近況です。
氏は当サイト・オーナーより先輩の年齢ですが、コンテッサに対するエネルギーは尽きることなく、最近では、ニューッジーランド・ノックダウン (当時の政府の規制よる現地部品使用) オリジナルの「ガルフカラー (ニュージランド・カラーコード:47-2567」に自身のペイント作業で戻しました。
日本製日野コンテッサのネイビーブルー (日野カラーコード:E143) とはやはり大きく異なることが解ります。大分、以前に塗装したツートーンのブルーについて、「これは純正とブルーと違う」と言われていたことを思い出すものです。
ニュージーランドでの地元の企業によるコンテッサ1300の生産のデータ情報は今でも正確にが残っており、塗装色についても正確なデータを採れると共に当時のペインターも生存しております。日本の様に大量生産をする自動車産業を持ってなかったものの、欧州文化を基にした歴史をちゃんと尊ぶというもので、日本の日野自動車の小型乗用車の結末&歴史に比べれば、その文化は誠にうらやましい、また学ぶべきものと考えます。
今回はホイールキャップの換えたりとか、ホワイトリボンにしたりと、キースさんの日野コンテッサ1300への大いなるこだわりに敬服をしました。また、「自分のクルマは自分で作れ!」の精神についても大いにエネルギーをいただい次第です。
KEITH, THANKS FOR YOUR GREAT ENERGY!
以下が参考までに以前の塗装。太陽光線の関係か、こちらの方が明るく見える。
いずれにせよ、今回のニュージランド純正色のガルフブルーとは明らかに違う。
【当サイトオーナー・コメント】
ニュジーランドでのノックダウン生産の販売は、1966年8月21日にオークランド市内のキャンベルモータースでの発表会をもって開始されました。セダンのみの生産でありましたが、現存する多くの日野コンテッサは1967年製です。日本ではすでに生産中止が事実となっていたということです。日野はおそらく1968年にはニュージーランでのコンテッサを断念しましたが、キャンベルモータースは日野の当時の担当役員の計らいで、コンテッサのビジネスはトヨタのカローラに転換しました。ニュージーランドでは、今もって、コンテッサの現地での生産&販売にエネルギーを割いた内田 一郎 氏については尊敬を持って語り継がれていることをここに記しておきます。