Daily Life with My HINO!
2024.12.19 HALTECH - Power Distribution Modules (PDM)
オーストラリアのHALTECH社の電子制御インジェクション、将来欲しいと思ったのは1990年代前後です。当時、排気ガス濃度だけの制御ですが、米国で話題になりました。キャブの制御に難渋していた身にはこれしかないと考えたのです。価格も手頃でした。
それから10数年、我がコンテツの公道復帰に検討、しかし、製品が進歩し、多くのセンサーを配し、まさに現代車並みの複雑なECUになっていました。価格も手が出るものではなくなりました。
最近、MotecのPDM (配電モジュール) についての会話がありました。MotecもHaltechも同業で競技車両ベースに電気制御の機能部品&アッシーを開発しています。どうも最近ではホットロッドや旧車にもPDMを活用、さらにECU連携へと進展、大きなは驚きです。
自車は20年くらい前に電気をちゃんとしたいと航空機の考え方や部品を応用して配線しました (画像) 。各デバイスにフレッシュな電気の供給に数百mもの航空機用電線を使用しました。しかし、現代のPDMはCAN技術の活用で、実にシンプルになっていました!画像のHALTECHのパネルモジュールの機能は変幻自在なのです....
2024.12.17 敬愛の心で - "嘘つきアップル" 健在なり!
暑い時期ぐらいでしょうか、Apple社のiCloudの料金値上げの発表、そのときは従来からの契約は据え置き価格とありました。
で、安心してました。しかし、今朝ほどのメールで画像のように従来からの契約も次の月から値上げになるとのこと!
Apple社は何十年前、スティーブ・ジョブさんの時代からドラスティックに物事が変わり、仲間内で "嘘つきアップル" と、でもそれはいつも結果オーライで次へのさらなる進歩が伴うものでした。
今回のこの値上げは進歩のない為替の影響であり、他の製品ライン同様に150+円/UDS$となっています。コトの本質は他ならぬ「国際的な日本の国力の低下」です。これが目下の最大課題ですね。
2024.12.15 考古学な日々 - 古の部品 (18):GBベアリング、超軽量コンロッドとの関係
日野コンテッサ1300の軽量コンロッド、1960年代半ばの米国BRE時代の産物です。現代にも通じる加工、60年も前に航空機産業などを背景且つ技術者の流通が活発な地では日常だったのです。
今日、そのコンロッドにKING社のUSベアリングを入れて試しにクラッシュハイトをチェックしようとしました。画像の赤矢印のように日野のそれとは異なった場所に爪の加工されていました。
そこで思い出したのがGBベアリング、日野とは異なったベアリングのセットがあり、爪の位置が異なることはかなり前に気がついていました。
この軽量コンロッドとGBベアリングの関連性が明らかに、なるほど、こういうことだったのか!実はGlobe Bearing Co., Ltd. (Address: 1338 S. FLOWER ST.,, Los Angeles, CA 90015. Phone. (213) 749-8122 · Phone. Fax. (213) 749-1828. Additional ...) 製のクランクシャフトもあるのですが、その関係は如何に!まだ謎は解けてないようです...
2024.12.14 本日のデリバリー - 久しぶりのヤフオク落札!
つい先日、ヤフオクに1966年(昭和41年) 12月10日発行の毎日新聞 (全16頁) 、画像の日野自動車の大型版広告の出品を発見、即落札、価格もリーズナブルでした。今日、手にしてコンディションも極上でした。
この「コンテッサ堂々優勝!」の広告は自動車雑誌では多く見受け、何十年前から所有していました。しかし、新聞全国紙の大型広告は如何に日野自動車がこの快挙を大切にしていたかを示すものです。
またTeam Samurai (ピート・ブロックさん) との契約書にも「優勝」の文言があったと思います。シーズン最後のTimes GPでそれを見事果たした訳です。
この毎日新聞、我が家の宝にと、額縁に入れようかと、女房と話しております。今年末になって良いことが訪れたと思っております。
2024.12.13 我が家の図書館 (24) - CARグラフィック 1969年6月号
CARグラフィック、1969年6月号、5月に開催された日本GPをフィーチャーした号です。日野自動車がコンテッサ1300やレース活動から撤退しても尚、その足跡をレース界に明らかに残していたことが理解できる内容です。
その一つが頂点のフォーミュラカーによる'69 JAF GPです。コンテッサの足回りやミッションを活用したDELフォーミュラに沢田 稔選手:Shimizu F-JIROCHO DEL CHASSIS SPとして最新フォーミュラーと互角に走り、クラスIIIの2位を獲得しました。また、クラブマン (特殊ツーリングカー) では、コンテッサ1300クーペの須永 諄選手は、新時代のブルーバード510やカローラと戦いクラスIIの6位を獲得しました。
また同号の4月に開催された「富士300キロレース大会’69ゴールデンシリーズI 300km」、北原 豪彦選手の北原スペシャル (クラスII出走) 号について当サイトオーナーは、日野プロト J494をベースにしたものと分析しています。
以上ですが、同号には日野コンテッサ1300と赤い糸で結ばれたようなホンダ1300の詳細もあります。一冊の雑誌ではありますが、すでに市場から撤退し自ら史実すべてを消し去った日野自動車やその技術などが現物をもって未だ活躍していたことがわかります。歴史的に貴重な内容だと考えます。
2024.12.10 我が家の図書館 (23) - SAE, Advanced engine technology
1995年の秋、米国デトロイトの年次AUTOFACTに出向いた際、後援のSAE (Soceiety of Automotive Engineering) の書籍販売で購入した「SAE, Advanced engine technology, Heinz Heisler」です。
800頁&1,200もの図の重量級の書籍です。当時としてはエンジンについて最新テクノロジー (エレクトロニクスや排気ガス) が解説されており、興味本位で購入しました。
今となってはそんなものも四半世紀以上の前のものとなりました。しかし、重要なことは、この書籍には市販エンジンベースに、各メカニズムについて原理原則から「なぜ」「どうして」がやさしく解説されていることです。
最近、判明したことは1960年代の点火方式の進展の原理原則があり、昔、勉強したことだが、書物がみつからず、この書籍を開いたら、知りたいことが載っており、自分の知識を深めることができました。
2024.12.8 公道復帰10年、経年劣化修復プロジェクト (69) - コンロッド選択に再度悩む! (続)
問題のコンロッドのクラッシュハイト、中途半端にしたくないので原理原則を基に理解を進めました。
ワークス用74エンジンの使用過程STDベアリング:0.06mm、新品STD:0.10mm、今回使用 (日野製ではない) の新品1mmUS:0.14mmです。今回使用のクリーンアップした74用は、STD:0.09mm、1mmUS:0.14mmです。また疑念をもった一般市販品をクリーンアップしたものは、0.18mmと0.22mmと過大です。
ここで目論見通り判明したのはすべてSTDに比べて1mmUSは、0.04mm程度大きくなることです。この差を知りたかったのです。
1mmUSベアリングはかなりの厚さで張りも強くその分、クラッシュハイトも大きくなるという推測を証明したかったのです。それを考慮した組付が必要です。とにかく内燃機屋の言うように測定が如何に重要であるかを感じました。
2024.12.7 公道復帰10年、経年劣化修復プロジェクト (68) - コンロッド選択に再度悩む!
今日もコンロッド確認、先日、#1をプラゲージで確認、問題無し、では#2を確認、簡単に「問屋がおろしてくれない」状況に陥りました。
あれこれ試し、最終的に懸案のクラッシュハイトの問題が気になり、旧いコンロッドをチェック、理想に近い0.06mmになっています。
このコンロッドは友人から半ジャンク状態のエンジンを譲り受けたものでヘッドとコンロッド周りは無事でバラしたままで保存していました。ルーツは日野の所謂「74」ピストンのエンジン、コンロッドもワークス用です。ボルトもワンオフものの感じです。
ここで気を取り直し、「2024.9.29 ... エンジン構築暗雲!?」の取りやめた本来使用するはずだったコンロッドに再度ベアリング入れてクラッシュハイトを初めてチェック、0.08~0.11と悪くない数値、さてどうするか大いに悩んでいます。
2024.12.6 公道復帰10年、経年劣化修復プロジェクト (67) - ARP ボルトのデリバリー
先の週末に購入したARP Chromoly Bolts 662-1004が米国 Summit RacingからFedexで朝一番にデリバリーされました。
米国テキサスのデポでピックアップしたのが日本時間で火曜日の明け方、とすると中三日で受け取れたと、現代のネット&デリバリーのシステムの効率に驚くばかりです。
適切な締結テクノロジーやトルクレンチの扱いなどプラクティスがきめ細かく解説されています。これらすべてが自分の経験上いささか高度なレベルであり、少々勉強が必要です。
ちょっと弱気になっていますが、勇気をもって前にすすみましょう!
2024.12.5 我が家の図書館 (22) - 別冊 太陽 スピード時代の乗用車
先日の太陽 別冊に刺激を受けて、旧い太陽、1965年12月号、別冊ではなく月刊誌です。「THE SUN, monthly deluxe」とあります。
購入は1969年 (昭和44年) くらい、まだ学生、神田に校舎があり連日、古本屋街を徘徊、いつかはコンテッサ1300クーペと思い描いていた時代です。
特集 自動車 スピード時代の乗用車、写真:早崎 治さん、解説:高島 鎮雄さんと豪華な面々、国産スポーティカーとして、プリンス・スカイライン 2000GT-B、ブルーバード1600、フェアレディ 1600、Bellett 1600GTと共に日野コンテッサクーペも解説されています。
コンテッサへのコメントは桶谷 繁雄さん、ドライビング含めて好印象!ただ輸出するにはエンジンが小さいと!なるほど、当時からそのような意見があったんですね。(参照:国産スポーティカー、日野コンテッサクーペ)
2024.12.4 日々の日常感を感じる瞬間!- 近所の桜並木
今日のルーチンのウォーキングコース、例の近所のマミーマート裏とセブンイレブンの間の街道沿いの桜の木の下を歩きました。
春には「日本は本当に良いな」と思い知らせてくれ、その後の5月の新芽時期には力強い「生命の尊さ」を感じさせてくれ、そして夏には日陰と冷気で「自然の癒やし」をやさしくもたらしてくれるのです。
今日は晩秋でしょうか、色づいた秋の葉もすっかり路端に落ち、夕日の光と共に哀愁をも感じせてくれます。次の春の開花に向けて「また咲くぞ」とばかり静かに励んでいるかのようです。
こうして見事な桜の1年のライフサイクル、何年もこのコースを歩いていると、たくましく生きている木々とコミュケーションできるようになったのかと思うとこの歳になっても生きるエネルギーが湧いています。ありがとう!
2024.12.2 我が家の図書館 (21) - 別冊 太陽 ル・コルビュジェ
昨日、ウオーキングで駅ビルの本屋で、画像の「別冊 太陽 ル・コルビュジェ」を発見、サブタイトルは「モダニズム建築の美を追いかけて、世界各地のコルビュジェ建築を網羅し、巨人の思考の軌跡をたどる」、素晴らしい内容で、すぐに買い求めました。
本サイトで「2019.5.10:国立西洋美術館 - ル・コルビュジェ展」や「2016.6.12:ル・コルビュジェの愛したクルマ」にも記述、尊敬しているコルビュジェ (Le Corbusier) さんです。
まだ色々述べる身分ではありませんが、その簡潔さと全体感に感動します。それは我が日野コンテッサ1300クーペにも通じるものです。すべてがゆるぎのない「意思」と「潔癖さ」だと分析しております。
コロナ前に氏が関係したと文献:ニューヨークの住宅団地とル・コルビュジエとの関係に関する考察 (大坪 明 武庫川女子大学 教授) にある建造物をわざわざ散策、実に楽しい思い出です。今回のこの太陽に出てくるフランスの建造物を長年、その場に立って見たいと思っております。いつの日か、実現したいですね。何事も「生」が肝です!
2024.12.1 公道復帰10年、経年劣化修復プロジェクト (66) - クランク&コンロッドベアリングのクリアランスチェック
昨日、コンロッドのキャップボルトの新しい航空機用ボルト (14.9、KNDS4) でベアリングの仮設定ができるようになりました。今朝、コンロッド4本全てに新しいボルトを入れ、クラッシュハイトをチェック、その後、数時間、トルクを掛けたまま寝かせました。
午後、クランクに入れ、クリアランスをチェック、しかし。何十年前にカリフォルニアで入手したプラスティックゲージを10年ぶりに取り出したら、完全に劣化、残ってる何十枚か含めてお釈迦のようです。
そこで急遽、市内のアストロプロダクツに問合せ、在庫ありとのこと、出向いて買い求め、速攻でまず#1のクリアランスをチェックしました。およそ、0.050mm弱と表示です。
教則本には41.2mm径は0.046mm〜0.050mm、51.0mm径は 0.057〜0.062mmとあり、特注加工の46.45mm径には適切なクリアランスと判断しました。