何が感動したかと言いますと、全体のバランスと言うか、それも極細部まで中途半端でない手が入っているのです。それもどこかが飛び切りでまたはそうで無いとか無縁であり、ある程度のレベルでのバランス感でまとめてあると感じたのです。旧車を好むものとして目標にしてよい、またベストなクルマの創り方です。
オーナー氏にその点を含めて失礼なが聴いてみました。入手した時点からよくレストアされていたそうで、今では全体のバランスを崩すことなく、時代感を正しく表現すべく、手を入れ楽しまれているとのことです。ボクの感想に率直に感謝していただきました。
そしてデジカメ(これまた旧い、画像に良い意味でゆがみとボケを感じる京セラのSAMURAI 1300DG)から覗いたエリートは何と、ボデーが丸い、丸、○、そして◎なのでした。おそらく強度の保つための形状なのでしょうか?それにしてもこれほどまでに徹底して、そして単純明快に割り切ってしまうとの言うのが真の技術者魂(コーリン・チャップマン)なのでしょう。おまけにドアの窓も格納出来ないので取り外し、ドアの内側に○(丸)く収まると言う徹底ぶりです。
これ以上、言う事はありません。心に残るこの日の感激のクルマでした。