今年 (平成23年) で第38回となる松戸まつりです。東日本大震災の自粛ムードなのでしょうか、あるいか市制の変化というものでしょうか、心無しか全体が小粒になったように感じるのは私だけでしょうか?あるいは典型的なマンネリともいうものでしょうか?そんな中、このまつどクラシックカー・フェシティバルは第10回を迎えました。今年も微力ながら、「整形美容&厚化粧無し」の日野コンテッサ1300DXと共に参加させていただきました。
今年は二日目の日曜日に近隣のみさと公園 (このJR松戸駅から数キロ) でもクラシッカーフェシティバルが開催されました。当サイトオーナーにも主催者のクラブからお声がけいただきましたが、やはり生まれ育った地元優先ということで丁重にお断りをさせていただきました。
さて、例によって雑感です。このイベントは旧車趣味の来場車が多いものではなく、ほとんどがそんなものに関係ない個人的には好ましい一般の皆さまです:
その1:これは今回の「秀門賞」です。子供はすごい!と思わされました。若いママとそのお子さんはたいそうクルマが好きなようで、このコンテッサの画像を自宅にいるご主人にメールしたようで、「写真をとって来い」となんとか返信があったようでいろいろとお話しをさせていただきました。特に後ろにエンジンがあることにお子さんさは驚き、それでは前はトランク、普通のクルマと反対なんだと、ここまでの会話はオーケー、次の質問がすごかった、「ドアは逆に開くの?」、これにはグウの根も出ませんでした。子供の発想は青天井、これからも勉強をさせていただきます。
その2:結構、バンパーのサビは芸術的なまでにみえる状態に、このクルマ、そうとう行って (逝って?) る、なんてうるさ方の会話もあったような気がする中、ある方は「これがイイんだよ、そのままが、日野のステッカーも当時のままついてるし、これでいい、最高、きれいにすることは簡単なんだから、そのままが方が難しい!、大事にして下さいネ」と、当サイトオーナーのコンセプトを語らずせずご理解をいただいて大変ありがたいお言葉でありました。
その3:今年も日野の関係者とお会いしました。大変、愛らしくこのコンテッサを見つめ、奥さまにいろいろと説明をされていました。話に仲間入りすると、日野社内では、大変誇らしいクルマ、価格も高く、今のクルマにすれば400万、クルマは良かったが営業が下手で売れなかったとか。日野のエンジニアの話になると設計の中心だった技術者の多くがホンダに移籍してしまったことは日野の中では禁句になっていたそうです。これらは職場の先輩から聞かされていたそうです。最近の日野工場閉鎖との関係のようで少し前まで社員だったようです。当サイトの中でも記述している日野の重要な歴史についても検証が採れました。大変貴重なコメントをいだきました。
その4:恒例のパレードは 80mだけのミニであり限りなく見物の皆さんと距離が限りなく近く、前のクルマの紹介待ちの停車中に時間があり、突然、〜さんと近所の方から挨拶をされたりと、皆さんと会話が弾みます。その中でも「これ現役?」と、当然!、「今でも150キロ出ますよ」と切り返すと言う案配です。この80mには見物の皆さんと数々のドラマが生まれます。
その5:最後に今年もうるさ方、「こんなミラーついてた? 」(砲弾型のそれは個人的は大好きなアルミモノ、純正はトランクの中にちゃんとしまってあります!)。「ハロゲンはついてなかったヨネ」(これも大好きな当時ものシビエ。東芝のシールドビームは温存、今の時代の走行に向かない、それにレンズのデザインが悪い。格好いいミケロッティ・デザインにはこのシビエなのだ)。などなど、まことにその通りでもあり、当サイトオーナーにとっては取るに足らないことなんですが、、、、でも、言いたいでしょうネ。何かと。。。何言われてもニッコリと。
何やかんやと117/バンプラ/スカG(B)他オーザーさんと久しぶりにクルマ談義、見学者の皆さんとは休む時間もないお話と今年も楽しい二日間でした。
この「まつどクラシックカー・フェシティバル」は今年は節目で来年はマンネリにならないよう新たな門出を計画されているようです。主催者のご努力並びに“特に旧車趣味でもない一般の来場者”で培われた「まつどクラシックカー・フェシティバル」というブランドを大切にして素晴らしいものになることを期待します。