コンテッサは格好よくちゃんと走ってナンボです。どんなに奇麗でも生活臭もなく飾って置くだけでは単なる1/1のプラモデルにすぎません、また足腰&心臓も退化するのみで、コンテッサを愛するものとして寂しい限りです。
10月初旬に車検を取得し、30年近くのブランクを経て晴れて公道走行が出来るようになった日野コンテッサ1300デラックス(1966年生産、3速コラムシフト仕様)の足回り&エンジンなどのチューニング&フィーリング確認のために大好きな箱根への1泊二日のツーリングを計画、例によって西湘パイパス、箱根ターンパイク(正式には現在、TOYO TIRE ターンパイク)へと、二日目は乙女峠、須走から旧道の籠坂峠、そして道志村、津久井から橋本へとかって知ったるマウンテンドライブを満喫して参りました。
第1日目は残念ながら天候は雨気味の西湘バイパス&箱根ターンパイクとなりました。体力検定となるターンパイクの上りは3速ミッションではほとんどが2速走行にならざるを得ないことは仕方ありません。アップヒル(多くは10%)を走行している間に人車共に自信がついてきたのか馴れて来たのか2速ギアでタコメーター表示、6,000rpm+に余裕をもって達することも確認出来ました。無事、大観山に到着した折に駐車場は雲上であり、これまた素晴らしい光景でした。
二日目はターンパイクほどきつくない乙女峠や籠坂峠での体力測定に挑みました。コンテッサ1300発売当時の試乗記などにあるような体力(性能)があるかが興味のポイントです。結果的に3速仕様の当時の報告にあるように殆どの山道はトップで登る、加速すると言うのことを証明・体感出来ました。但し、それは当然のことながら2,000回転以上、速度にして50km以上超えていればと言うことも学習しました。乙女峠はすべてトップで問題無し、籠坂は須走から登って4速仕様でも二速にしなければならない最後のタイトなコーナー1つを除いてトップのままで峠越えとなりました。また山中湖から道志に至るワインディングは足のチューニングとブレーキのチューニングの報いとも言うべきものでこれ以上は望むものは無しと言うフィーリングを得ることが出来ました。
20歳代から箱根や富士山麓の路を走ったコンテツの感覚は今でも体で記憶しているようで、そんな特別な思い出のある場所をこの新しい3速コンテツでチューニングでの進化を含めて試しました。今回もコンテツの体力測定&健康維持(ドライバーも含めて)のためにも「大観山&ターンパイク詣で」は続けたいものと感じた次第です。
【雲上の大観山駐車場】