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イベント
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大晦日、恒例の筑波詣で(2010.12.31)
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秋水詣で(2006.11.11)
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イベント - 冒険旅行(2010年3月19〜20日)

福井美術館へ1,100kmのロングツーリング


 およそ2年の準備をもって 福井県立美術館また島根県立石見美術館の共同プロジェクトで企画展「疾走する日本車(アート)-1960年代を主軸とする国産車の軌跡」が開催されたとお聞きしております。日本初の旧車の美術館展示、しかも日野車(日野コンテッサ900スプリントと量産車の日野コンテッサ1300クーペ)でもあります。なんとか自分の目で鑑賞させていただければと考えておりました。急遽、意を決し、友人と共に終了間近の福井へと「冒険旅行:1,100kmロングツーリング」と題し、今では旧車の仲間入りをさせていただいた45年前のコンテッサ共々日常味わうことの出来ないロングツーリングを楽しみながら鑑賞して参りました。

 3月19日(金)、早朝に始めた仕事を片付け、待ち合わせ場所の中央道の石川PAに向かいました。首都高渋滞などで遅れること2時間余り待ちぼうけいただくもののその後は順調に塩尻へと、カントリーロードの通称:木曽高速(19号線)で恵那へと、再び中央道、東海環状自動車道&東海北陸自動車道で白鳥へと、そして夜の闇の中、周囲はモンテカルロラリーのようなライトに照らされる雪に囲まれて九頭竜ダム山中から158号線で福井に向かいました。予約のホテルにはこの日の目的の福井名物:ソースカツ丼をラストオーダー出来美味しくいただきました。

 翌20日(土)早速、はやる気持ちを抑えつつ福井美術館に向かいました。美術館の特別な許可をいただき千葉から馳せ参じたコンテツセダンを美術館のエントランスに特別駐車(展示?)となりました。この上ないお取り計らいをいただきました。

 展示会場では学芸員の皆様からとりわけコンテッサ900スプリントの人気&興味が高いとご説明をいただき歴史や造型の話に弾みました。日本で初となる美術館と言う場で鑑賞していると900スプリントが何とも幸せそうに見えてきました。この貴重なミケロッティ&日野自動車の作品を今後もこの場でだけではなく日本中、あるいは海外の美術館でも展示されることをイメージしておりました。また量産のコンテッサ1300クーペも今回テント倉庫の片隅から抜け出し、日野の皆さんが奇麗に磨き上げ、当時の日本のモノづくりへの思いや世界輸出を志したことがしみじみと思いだされました。その後、館長さんと担当学芸員さんとお話をいただき午後に美術館を後にしました。

 帰路は往路と同じく九頭竜&白鳥経由、昨晩は暗闇で分らなかった周辺の雪景色とワインディングを大いに楽しむことが出来ました。そして東京まではETC高速1,000円を有効に使わさせていただき、なんだかんだノンビリ走行&休憩やらで深夜に大きな問題も無く戻ることとなりました。

 以下は往復40時間、1,100kmの走行データです:

千葉県出発時:38,769km
千葉県到着時:39,866km
走行距離:1,097km
ガソリン消費量:およそ78L(ハイオク)
燃費:およそ14km/L
オイル消費量:2/5ゲージ、よって0.4L、2,700km/L換算(化学合成、10W-50)

 日野のGR100エンジンは凄い!九頭竜のワインディングの上りを全部(正確には一カ所除く)をトップのままで余裕を持って楽みました。昔の人の設計(ギア比とかトルク設定など)の偉大さを感じるものです。3つしか無いギアでオートマのように走ったと言うことです。

 つかの間の夢のような時間だったことが1ヶ月を経た今日でも脳裏に焼き付いている人生の記憶に残る「冒険旅行」でした。

美術館のご好意でエントランスに駐車させていただく
当時では珍しかったバイキングブルーメタリックの量産車であったコンテッサ1300クーペ(車台番号:PD300-100949)
ワンオフのコンテッサ900スプリント、このヘッドライトは当時のイタリンアン・カロッツリア御用達のEurolux、レンズのデザインが何とも言えないアート=優雅さを感じさせる
国道158号線で福井から九頭竜へと、こんな場所だからお宝のキャレロのフォグを点灯、結構な距離のゆるい上りのワインディングを満喫する

本ページへのコメント&意見はこちら迄 (実名表記にて)

(江澤:サイトオーナー、オリジナル:20100429)

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