日野の欠点である致命的且つ避けれないオイル下がりがいずれ早期に来ることは間違いないので、最終的に、車検前に急遽、ヘッドを全面的に改修することを決意した。結果的に次のことをおこなった:
- 使用したヘッドは、圧縮比が高く、ダブルのスプリングを備えたクーペ用のもので、私自身が80年代に使用していたもの(新品状態(と、言われた?)から2万キロくらい使用)。これ自身は日野自動車の実験にあったもの。基本的にはストックのものと同じ品番。
- 面の清掃。定盤で簡単に。面研ではない。あくまで表面を奇麗にする程度。元々、若干、削ってあったのではないかと思う、丈がホンの少し短いと実測で感ずるための、元々のエンジンが俗に言う、フルチューンと言うものだったため(腰下はまだガレージにある、正にクランクもコンロッドも削って、軽量化して鏡面仕上げ)。
- バルブの接触面上部の余計なふくらみをカットし、ずんどうにした。これは通常のチューニングの教則本に載ってないが、以前、内燃機屋の薦めで施したら大きな効果を感じたため。本車で三台目。低速が効いて、三千回転以上、スムーズにトルク感をもって加速するのはこれによるものと信じている。
- ポートの処理や燃焼室のクリーンアップは一般の教則本に載っているだれものやる程度(ただし、かなりマイルドに)。
- 一番重要は修正点である日野の代表的な欠点であるバルブのステム・シールを一般的なシール (日産、13207-H7210) を入れる。
- N/EXバルブの清掃とシート当たり面の修正。
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