施した整備の考え方、その現状について
現状がどうなっているかを知るために、手を付けた点、数しれずあります。まとめてみると以下に記述したような項目です。多分、普通のコンテッサでは手をつけてない部分も多々あると推測します。
日野コンテッサ1300は、発売期間がわずか2年7ヶ月であり、製品に対する改善・改良は初期不良、すなわち設計&生産の不具合について極初期の内部のフィードバックで対処、コストダウンのための対策程度でした。市場に出てからの評価やフィードバックが全くと言っていいほど成されてないクルマと考えております。その意味で修正すべき点は無限にあると考える訳です。ここにあるのは、経年変化・劣化の補修が中心ですが、当時以上に楽しい走りをするために、ほんのわずかではありますが手を入れていることを理解いただければ幸いです。
参考情報:本「施した整備の考え方」をご理解いただくには、この「旧車メンテと部品は「フォーム・フィット・ファンクション」で行け!」をご参照ください。
- シャシーまわり
目的は旧いゴム、シール、ベアリング、その他の経年変化している部品を新しく入れ替えること。また、重要なことは、ドライブして楽しいフィーリングを盛り込むこと。 - エンジン&ミッション、パワートレイン関係
基本的なこととして、エンジンを30年ぶりに始動後、圧縮比を計測した。全シリンダーは11kg前後であり、許容範囲と判断した。新車時代と変わってないと推測する。また、タペットカバー裏にはスラッジなどなく、これは異例に汚れてない、あるいは手荒く扱われてない状態の良いエンジンと判断した(クルマは走行キロ数ではない)。
尚、始動に際しては、常套手段として、プラグからオイルを回し、徐々に手で回し、時期を経て(このプロセスで数ヶ月を要した)、灯油をオイルに混合して、エンジンを復活させた。そしてオイルを抜き、さらに灯油の量を少なくして、エンジンを回すことを繰り返し、洗浄した。
コンテッサのエンジンは、普通に扱って、経験的に3〜7万キロくらいが絶好調で、それ以降は、普段のケアによるが、運が悪いと劣化に向かう。具体的には、オイル消費量が多くなるとか、力強さを失う。- エア・クリーナー(参考写真掲載済)
- キャブ本体
- アクセルワイヤのブラケット(参考写真掲載済)
- キャブ・チョーク・コントロール(参考写真掲載済)
- シリンダー・ヘッド(参考写真掲載済)
- タペット・カバーのパッキン
- ディスビュー
- ハイテンション・ケーブル関係
- プラグ(参考写真掲載済)
- CDIとIGコイル
- タイミング・ギア及びカバーのシール/オイルシール
- マフラー本体
- マフラーのテールパイプ(参考写真掲載済)
- ガソリン給油口のキャップ
- ラジエーター本体(参考写真掲載済)
- ラジエーター・シェラウド
- ラジエーター・キャップ
- ラジエーター・ホース類(参考写真掲載済)
アッパー・ホース、ロワー・ホース(通称、三つ又)、サーモ・ホース、ヒーター(通称、ひっとこ)、ヒーター・コアのインとアウト - ヒーター・ホース
- ヒーター・コック(参考写真掲載済)
- ウオーターポンプ
- 冷却ファン(参考写真掲載済)
- ファンベルト(参考写真掲載済)
- オルタネータのステー及びマウント(参考写真掲載済)
- 燃料ポンプ(参考写真掲載済)
- 燃料フィルター
- パーコレーション対策(参考写真掲載済)
- ガソリンタンク交換
- ガソリン給油口のフィラーキャプ(参考写真掲載済)
- ミッションのシール類(参考写真掲載済)
- 電気関係
- ホーン(参考写真掲載済)
- ラジオ(参考写真掲載済)
- ドア・スイッチ(参考写真掲載済)
- デジタル回転計、マルチメーター
- ETC
- フォグランプ
- ワイパー
- ウインドウ・ウオッシャ・タンク及びモーター,配管
- レンズ類
- テールランプ類の固定(参考写真掲載済)
- 前照灯(参考写真掲載済)
- 上記のリレー作動化(参考写真掲載済)
- パッシング機能(参考写真掲載済)
- 電球類
- バックアップ・ランプ
- ヒューズ類
- バッテリー
- ブレーキランプ・スイッチ
- フラッシャー・リレー(参考写真掲載済)
- ウインカー・レバー
- 内装関係
- 外装関係
(SE 2013.11.1)
(改編:2013.11.14)
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