Hino Today より
当時の日野自動車の海外市場向けの機関誌 "Hino Today" には、日野自動車の紹介や日野コンテッサの解説のみならず日本の文化の紹介などを含み世界への情報の発信が見られる。右の日野コンテッサ1300発売直後の当時の日野自動車のエネルギーを表現したと思われる素晴らしいタッチ (作者を調査中) 。日野コンテッサの組立ラインや塗装ラインをモチーフしたものであろう。
鈴木博士の著書
日野コンテッサ1300のGR100型エンジンは多くの新技術に挑戦した。その現場にいた鈴木 孝 氏(元日野自動車、副社長)が日野のエンジンのみならず、世界のエンジンに関わる文化、運命、そして政治まで影響があった歴史を,氏の軽妙なる文脈、そして自らのイラストや写真を駆使した貴重な書き物である。コンテッサやサムライに関する資料も多く含まれている。また「エンジンのロマン」は米国SAE(米国の自動車学会)から英文でも出版された。(SE)
- エンジンの心、鈴木 孝著(日野自動車、1980年)
- エンジンのロマン、工学博士 鈴木 孝著(プレジデント社、1988年)
- The Romance of ENGINES, Takashi Suzuki, Ph.D. (SAE, 1997)
- 20世紀のエンジン史、スリーブバルブと航空ディーゼルの興亡、工学博士 鈴木 孝著(三樹書房、2001年)
- 日野自動車の100年、世界初の技術に挑戦しつづけるメーカー、工学博士 鈴木 孝著(三樹書房、2010年)
(SE)