二週間前に松戸まつりのクラシックカー関係者から、急に声が掛かったイベントです。最初は目的不明、すなわち、誰が何のためにどうやって、などなどですが、知り合いなので二つ返事をオーケーしてました。
写真にもあるように、タイトルは「日本の日本のヴィンテージカー特別展示」、主催は伊勢丹松戸店で、目的は「第二回 春袷の会 (はるあわせのかい) 、年2度のお得意様向けイベントの支援だったということが直前に分かりました。はやい話が客寄せパンダ?のようなイベントかと理解しました。
二日間も現場に常駐して自車に注意を払ったり、期待されている来場者へのクルマの説明とか不可能ですので、希望者にはパーティションを設置するとあり、結果的にそれをお願いして搬入と搬出の時間だけの参加となりました。
さて、このイベントがお得意様にどれほどの効果があったのでしょうか?主催側は社のお偉いさんには評価されたとか、年二回やりたいとかの終わりの挨拶となりました。
個人的には、台数は少なくともそれなりの旧い個体 (しかも博物館の展示目的でなく、ちゃんと元気に走る!) が集結するので非常に価値あるものです。そのためには歴史観ある説明とかチラシとか、前宣伝をすべきと思うもので、それにはちゃんとした専門のプロデューサーが不可欠と思いました。それらはこのイベントの価値を大きく上げるものでしょう。
今回、主催側が参加者に委ねたそれぞれの来場者への安全管理 (特に子供達がドアに手をは挟むかと) とクルマのセキュリティ (ドア、ボンネット、燃料キャップなどを開けるとか、さらに乗り込んでシートに座るとか、細かくはボデーを試すように叩いたり触るなどイベントでよくある問題) についても、参加者任せでなく、主催者として如何に責任持つべきを考えるべきです。これがクルマでなく、例えば、美術品や工芸品だったどうでしょう。それなりの配慮があると思うものです。それはクルマであったもまったく同じものです。少なくともこの場は、旧車愛好者のギャザリングではなく、あくまで商業主義の一環としての行為であるのです。