2017.4.30:ビギナーズジムカーナ in 筑波 2017年第2戦
前回の第1戦は体調の関係で出走取りやめ、それに加えてコンテツの改良を目論んでいたのですが、結果的に進んでおりません。
今年からはヒストリッククラスが設けられ、その火を付けた背景もあるのですが、第1戦は不参加、前回&今回の参加者をみれば、少々怖気付きます。なぜならば、それら車両は90年の半ば以降のもので、実年齡は15〜25歳くらいでおそらく他のヒストリックでない多くの参加者の方が’年式が旧いと分析します。
しかし、現場の雰囲気を鑑みれば、実年齡50歳オーバーのコンテツでありますが、次回からはヒストリックにエントリーした方が良さそうです。今回、前を走ったジネッタ、速い!技量もあるでしょうが、去年のある時の前を走ったホンダS2000よりも発進含めてとんでもなく速いと感じました。おそるべきヒストリックであります。
この日の天気も最高であり、またこの場に来ることが出来、100%復調ではないもののつくづく健康の有り難さ、またコンテツをドライブできることを幸せに感じました。なおこの日の完熟歩行はiPhoneの万歩計で9,000歩弱でした。
2017.4.29:燃圧がゼロに!
久しぶりに我がコンテツを路上に引っ張り出しました。明日はビ筑の第二戦を申し込んでいます。タイヤ空気圧のチェックに近所のシェルのSSに行きました。
SSを後にして、息つきのような現象が発生、今までにない経験です。取り敢えず、自宅には戻りました。
プラグがかぶったのかと思い、すぐにチェックしました。しかし、そこに異常は見られませんでした。
再度、エンジンを掛けると、始動はするものの明らかに変です。エンジンルームの傍の燃圧計をみると何とゼロです。電磁ポンプの出力側の燃圧計は正常な5psiを指しています。
すぐに察してこれはレギュレータしかないと、まずは叩く、これはダメ、そして調整のネジを圧力を高める方向にすると燃圧は上がってきます。そこで2.5psi (0.2k弱) に取り敢えず調整しました。
考えてみると、およそ二週間前に2psi程度で低いなと思ったのですが、今日はさらに下がってしまいました。原因をさぐるべき、”ETROL KING” レギュレータの関連ディスカッションルームをチェック中です。
2017.4.28:ユナイテッドエアライン CEO からのメッセージ
今朝、メールを開けると、”Action Speak Louder than Words” と”行動をすることは言葉より勝る”とでも理解したらよいのだろうか、ユナイテッドエアライン 最高経営者 (CEO) のメッセージがありました。
先のオーバーブッキングで乗客を引きずり出してしまった問題への今後の取るべきことを述べています。一つはオーバーブッキングを減らすこと、それが発生した際は、最大10,000ドルを自主的なボランティアに支払うとあります。
今回の一連のアクションを見てますと、ある意味で米国の本音、膿が出たと思います。表向きはスマイルでもその裏はとんでもないルールや命令・鉄則みたいなものを時折見受けます。テレビで報道された時、即座にそれを感じました。
この問題の発端は、すでに搭乗が終わったにもかかわらず、自社の社員を乗せるという後から来て割込みをするようなもので、その際にランダムに選ばれた乗客を摘み出したのです。自社の運航のためにパイロットを搬送するのは解りますが、席に座っている乗客に犯罪者の如く手をつけたにはまさに前代未聞です。
米国内のトラベルではオーバーブッキングは日常茶飯事です。当サイトオーバーも何度もボランティアの打診がありました。しかし、それは何時もジェントルに対応され、両者に利益のある対処でした。
近い将来、何時か、自分もと思わせる自社都合による恐るべきオーバーブッキングの対処方法でした。このCEOのメッセージで改善されるでしょうか?
2017.4.26:味覚とは!健康のバロメータ
健康な時には飲食の美味しい・不味いもそんなに気にはなるものではありません。
それがどうでしょうか?健康を害し、疾患状態になると何を口にしても美味しく感じません。また、コーヒーやワインなどの趣向品もまったく味気が無くなってしまいます。
時には、食事がまずい、これは食べて側の問題ではなく、作り手がおかしくなったと、連れ合いの味覚や料理の腕を疑ってしまうと何とも情けない話です。
人間の体とはよく出来たもので、口にするすべてが美味しくないということでいろいろな異常を知らせる赤信号を出すようです。
先の最悪のコンディションの際は、味はともかく、栄養を入れないということで趣向品は別としてエネルギーの源になるインプットだけでもと考え、とにもかくにも、まずいまずい、と言いながら口にいれることだけはストップしませんでした。担当医が言うようにまさに、あんたは食欲があるから (入院しないでも) オーケーと言っていただいた背景も実はこんなことでないかと感じています。よく言われる口からものが入らなくなったらもう終わりというのが頭に片隅あったのだろうと今、考えます。
そんな状況も3月半ばになると徐々に食事も美味く感じるようになり、コーヒーもおぼろげながら味を楽しめるようになりました。この時期になると口にいれるものが美味しく感ずることを幸せに感ずるようになりました。
それから約1ヶ月を経た昨日、女房と近所の美味しいピザがあるイタリアレストランでランチをとりました。オーナーとの会話の流れで結婚記念日だと言ってしまったら写真のような形状でテーブルに出て参りました。飲食を楽しめる、健康とは本当に良いと感じながら最高に美味しくワイン共々堪能しました。
2017.4.24:クラフツマン、ミニジャッキに感謝
昨日、数時間かけても解決しなかったのがシンクロのリングの遊びでした。プライマリ&セコンダリの各ギヤの位置関係が微妙に不完全です。これはが一昨日記述の「新たな問題」でした。
昨日、試行錯誤の過程に遊び不良の原因を探るためにオリジナルのギヤでセコンダリシャフトを縦にして各ギヤ諸々を組むとこれはちゃんとオーケーで問題なし、それでは今入れている鈴鹿用のそれで試すと、これも問題なしでした。しかし、それをミッションケースに入れて組むとダメと、そんなことを何回も繰り返し、この日曜日の作業は夕方5時に趣味の “就業時間切” となりました。
その後、寝際にベットの中でジックリと考えると、おそらくチェックの際の重力が掛かる上方向からの縦にギヤを入れる、そして組む際の横方向からギヤを入れる差ではないかと推測をしました。
そこで今日の昼休みの時間に、組んだギヤボックスを縦にしてみました。そうしたら見事に遊びの調整され、各ギヤは見事に一致しました。何だ、そんなことかと、妙に感心しました。おそらくこんなことをすること無しにセコンダリをボルトで締め上げた後はそうなると推測します。これまた素人作業のムダばかりの思考&プロセスの結果です。
この縦の調整に活躍したのが、クラフツマンのミニジャッキで、普段はオフィスのディスク上のアクセサリですが、こんな時に出動するとは思いませんでした。
2017.4.23:ステアリングギアボックス
最大懸案事項、ステアリングギアボックスのリニューアルもその1本目がようやく出来上がりました。実に長い道のりでした。
数日前に一度ヘマをやらかした軽合金のボルトも2回目の注文で何とか使えそうなものが到着してました。
先日製作したガスケット (Preparation (準備) その2) とともにクローム処理をしたカバー (たかがメッキ、されどメッキ) を取り付けてみました。
ケースも大分前の作業開始時にほどこしたポリッシュに輝きを増すためにMothersを入れてみました。これはキリがありませんのでホドホドが必要です。
さて何時、取り付けるかが問題です!
2017.4.22:ミッション、SST
今日の午後、ミッションのセコンダリのギヤの組付けを開始しました。
しかし、どうやっても1速のスリーブが入れても入れても、続くシンクロ、2速ギヤ、3速ギヤ、そしてシンクロと入れて行く過程で、位置がずれてしまいます。
何回、やり直したかは思い出しませんが、数時間を経て、友人が顔を出しにきたこともあり、ひと休憩して、頭をクールダウンした様で、 SST (Special Service Tools) を作ればヨシと閃きました。
そこでダメ元で作ったのが写真のものです。傍にあった真鍮板を切り、セコンダリシャフトにハサミ込み、スリーブを抑えて抜けないようにしようというものです。結果的にこれは大成功で、こんな簡単なものでも役にたつことが判りました。
では、トップギヤまでギヤがちゃんと入って、クリアランスなどオーケーかというと、新たな問題が発生しました。
2017.4.21:2017 EYESONDESIGN - シド・ミード
Hemmings Dailyの少し前の3月16日 (木) に、“Futurist Syd Mead to receive Lifetime Achievement Award from Eyes On Design” と称した記事がトップにありました。「未来派芸術家、シド・ミード (Syd Mead) 、 Eyes On Designから特別功労賞を受賞」とでも訳しましょう。
Eyes On Designは一種のカーショーであり、30年以上前の1986年、米国デトロイトの非営利団体の眼科研究所(Detroit Institute of Ophthalmology)の自動車デザインの祝典と募金活動をルーツに近郊のグロス・ポイント・パーク (Grosse Pointe Park) で開催され、今日至っているようです。
特徴は、展示車はすべて定められた条件 (毎年のテーマも含め) に沿った招待車/者だけであり、単なるメカの優秀性や単なるレストアの出来栄えなど評価するのではなく、クルマとその背景を含めた文化性を基にしたもののようです。
今年は父の日の6月18日に200-300台が展示、それらにはレースカー、コンセプトカー、一般の生産車が含まれています。また、世界中の自動車メーカーや一般企業からの支援を得ています。(Google画像検索:EYESONDESIGN, Concept)
このカーショーは別として、シド・ミード氏 (Web Site) についてどこかで聞いたこともあり、氏の作品を何度もどこかで目にしているというものです。そんなことを思いながら、Eyes On Designの見学できる機会があればと誇大妄想であります。
2017.4.15:なるほどヒューランドのミッション
ミッションの組立に際して、諸々の情報を参考にしております。その中で勉強したことの一つはコンテッサ1300のミッションは、自動車産業黎明期の60年代のエンジニアリングの産物と感じるに至っております。ルノー4CVのコピーを寸法拡大したようなもので、その後のルノーR8などと比較するとコンテッサ1300のミッションは整備性もは大いに後塵を拝した設計です。
その直後の例えば、日産の510 なんかと比べると時代感をもってかなりプリミティブな感じがします。同様にホンダ系も同じです。例えば、コンテッサはトップのギアだけにニードルベアリング (Needle Roller Bearing) が使用されています。しかし、その後の時代の車種はトップだけでな他のギヤにも使用されており、手元にある整備書によれば、ホンダのシティはギア全部にニードルベアリングが使用されています。
これを考えただけで、コンテッサのエンジンはせいぜい6,500rpmがマックスと常々考えてますが、同様にミッションも (特に低速ギヤで) 高回転を与えてはいけないと素人なりに分析するものです。すなわちコンテッサというもの「走る機能」を全体感を持って接する必要があると感じる部分でもあります。
そんな中、コンテッサ1300が生まれる前からHewland (ビューランド) のミッションはみればみるほど魅力的なものです。例えば、それは上記のベアリングがすべてニードルベアリングであり、しかも全ギヤとも同じ部品であり、メンテナンスが非常にし易いと考えます。しかも車体に搭載したまま、ギヤが交換可能なのです。
当サイトオーナーの個体は米国でビューランドを搭載することを前提にした改造が成されています。なるほど、このコンテツが1967年の米国セダンレースを目論んでいた部分、すなわち日野のミッションは頑丈ではあるものの、エンジン回転、ミッションの機能性&整備性含めて、ヒューランドにするという必然性を感じる「なるほど」であります。
2017.4.14:要件・要求、てんこ盛り!
(左) ユーザーの要件には400の機能が含まれている。
(中) 誰もそのレベルの製品を使用できないのを解ってるのか?
(右) それは良い質問。リストに "使い易さ "を加えるのがよい。
Dilbert (ディルバート) 、米国のScott Adams (スコット・アダム) さんの一般的な職場の出来事を主人公のディルバートと云うエンジニアの行動を諷刺っぽく表現した漫画です。英語は少々面倒でも実に興味深く見ております。
仕事で進めているプレゼンに米国人が時折使用しており、最近、上のようものがありました。ディルバートの作成したあるシステムの要件がてんこ盛りで400もの機能があり、上司はこんなものではどうやって使うのだと、誰も使えないと、するとディルバートはその要件に、「簡単に使える」を加えれば良いと進言、何となくどこにでもある “とんでもない” やり取りであります。
これの漫画を見て、思い浮かべたにが最近の機能てんこ盛りのクルマです。ここに至っては、自動停止やらとかと、電子、メカ、そしてソフトウェア (そしていちばん面倒な光学もか) 満載です。おそらくとんでもなく複雑なしろもののような気がします。
だれがこれらの複雑なものの動作保証を誰がどうやってするのか大いに疑問を感じます。考えるべきことは、利用者はそのようなシステムに慣れてしまうもので、各社&各車、おそらく動作が異なるものでこれにどう対処すべきかです。でも、取説のどっかに、「使用上の事故は利用者の責任」なんて記述してあるのかなと、確認はしてませんが。。。。
2017.4.13:現物をもって語り継ぐ、すばらしきファミリー
4月9日 (日) にニュージーランドのコンテッサについてリニューアルをしました。その直後、偶然というものが二つ重なりました。
その一つはFaceBookから通知にNick Websterさんの内容を見るとコンテッサ1300セダンの写真と共に、 “My family’s Contessa” がありました。この時にそうかという程度でした。
その二つ目がその翌日でした。丁度、ミッションのクリアランスの議論をしていたオーストラリアの友人から、コンテッサの歴史的認知度を広めるニュースがあると、それはニュージーランドのキースさんのコンテッサ1300セダン (上の写真) をオークションに出したら、落札者は何と、ニュージーランドで日野コンテッサの生産 (KND) した当時のキャンベルモーター社のオーナー、ブレア・ウェブスター (Blair Webster) 氏の息子さんだったそうdす。つまり、そのファミリーのFaceBookのブログが当サイトオーナーに来た通知だったのです。何と素晴らしいストーリーです。父親が進めた日野コンテッサの事業を尊敬するがごとくの “現物をもって語り継ぐ” のファミリーのアクションでした。
以上がきっかけとなり、懸案事項の「ニュージランドに於けるコンテッサ1300事情」の記述を始めました。
2017.4.9:ミッション、構造を考える
四半期世紀以上も昔の若い時代のころは多くは、例えばミションであるが、整備マニュアウル通りバラし、再度組むなどとあまり細かな芸当はしてません。それも気合というか若気のいたりのエイヤでぶっつけ仕事のようなものでした。すなわち、バラした通りに組み直すと、オーバーホールと言ってもそれほど難しいことをした訳ではありません。
さて、歳をとるとスピートも脳みその回転と共に鈍化するようで、結構時間がかかってしまいます。どの作業一つとっても同じです。しかし、反対にエイやではなく、一つ一つの作業を理にかなっているかを確かめながら進めるようになってきました。今回のミッションもその一つです。コンテッサのミッションは大きく分けで三世代あり、第二代に作られた鈴鹿用のギヤのみのを第三世代に組み込もうとしています。いまではそのようなことに対して、素人に参考になるような情報、すなわちデータもノウハウはどこにもありません。
そこで50年数年前の日野の第一世代の整備マニュアルを基本にして、その他もろもろについては、他のクルマ、今回はホンタシティ (第一世代) やBMW320などの結構ちゃんと書かれている整備マニュアルを参考にして、自分用の新たなミッションをどう組むか検討するようになりました。それはミッションの整備の原理原則を学ぶようなものです。その意味ではこの作業で日野の当時のマニュアルに頼る必要がない、また本当はどうあるべきかも含んだ新しい日野コンテッサ1300用の整備マニュアルが創り出されても不思議ではないと思うものです。
2017.4.8:トランスミッション・プロジェクト
数少なく経験しているミッションの組立を目的のために希望をもって進めております。
しかし、およそ四半世紀前にしたことはまるで頭でも体でもちゃんとノウハウとして残ってないようですが、その前の1970年代末の調布の整備工場で勉強させていただいことは今でも記憶に残っています。
その当時のミッションを組んでいただいた際、組み終わると、「おそらくこのミッションは100kmぐらいで軽くキーンという音が出るかもしれない」と説明がありました。所謂、デフのバッククラッシュに関係する問題です。
果たして、どうでしょうか、結果はその通りとなりました。職人技というか本当に経験を積んだエンジニアは結果が見えるのだと、そして限られた条件 (コスト、時間、材料など) の中でも限界値までが見えるものだと、そのように感じ、今日でもそのお言葉は体に染み付いていおります。
現在、プライマリギヤが新しいベアリングと共に入り、クリアランスの仮調整をしてみました。本組み付けの際には、モノタロウのステンレスのシムの入手を考えてます、今後、セコンダリギヤを入れて行くわけですが、その際、気になるのがコニカルディスタンスのクリアランス調整です。これもモノタロウでドンピシャの内径&外径 (要するに規格品) があることが分かりました。手持ちの日野のシム含めて組合わせれば何とかなりそうです。
数日前は暗雲が立ち込めていたこのプロジェクトも一夜にして光明が差して来ました。妄想と現実の間を行き来してるようです。
2017.4.7:JCCA NYM & 他であった最近の会話 - 会長の役割とガバナンス (3/3)
とにもかくにも、(コンテッサクラブ程度の)会長であれば、会員一人一人の顔が見えるあるいはどんな方なのかを理解していることを望むものです。また会員一人一人、会長がどんな人物なのか、どんな者なのか身近に接して肌で感じることも必要であります。それは雑誌やネットを含むメディアなどを通してなどでは肌感をもって伝わりにくいものです。生で会話できることを誰しも望んでいるのが本当の状況であると考えます。それが善人が考えるガバナンスであると信じております。
以上、旧い時代の人間のコメントです。ソーシャルネットワーキングなどネットワーが発達した昨今ではクルマのクラブなど運営や形態が大いに変化しているのも事実です。上述の遥か彼方の過去の経験は化石化しているかもしれません。ただ、ソーシャルメディアなどは目的ではなく、手段としてのツールであることも事実でしょう。しかし、ここのところな何人かの皆さんとの話しで思うことは、重要なことは顔が見えるということが肝でしょう。それは最近はデジタルな「ネットワーク」だけではなく、古典的でもあるアナログな「フットワーク」も今だ必要と感じた次第です。
最後に、組織にも色々ありますが、例えば、企業、法人 (あるいは法人格) とも表現します。定義上、もろもろ難しい説明があるようです。つまるところ、「人」が付く訳て、そこには「人格」が存在するのだということです。すなわち、「企業は人なり」のように企業も人格の上に成り立つというものです。企業ではないものの小さな組織、愛好家のクラブにもそれなりの「人格」も感じるものです。今回の何人かの皆さんの会話を通して、このように思いました。
(終わり)
2017.4.6:JCCA NYM & 他であった最近の会話 - 会長の役割とガバナンス (2/3)
組織が大きくなれば、その長は全体を掌握するために、いろいろな担当や係をつくって、マネージメントする、一般企業や大組織ではそうかもしれません。しかし趣味のクラブにはどうかと感ずる部分であります。面倒臭いルールは必要ないと思います。「クラブ立ち上げ」の末尾に書いた通りです。
では会長のガバナンス含めて、どう育むのでしょうか?
会長自身の資質もあるでしょうが、多くは会員によっても育まられるものと考えます。すなわち会員の鏡が会長であり、またはその逆、すなわち会長の鏡が会員そのものと考えます。これは一般の企業などの文化をみれば一目瞭然です。
会員の気持ちを小まめに汲みとらねば、すなわちそれは会話がなければ何にも判らない訳で、会員の思いは伝わらないでしょう。それは総会などイベントだけでのコミュミケーションでは機会を失うものです。総会での会長の想いは、それまで一年間、総会に来られない多くの人の想いすべてを含めて日々の蓄積を総合したものであると感じます。それは残念ながら、会長となった人しか解らず、多くの役員でも不可能と思います。
そうする事で、すなわち会員と普段から直に接して会話をすることで会長は自然に育まられるのではないでしょうか?すなわち、会長は会員に育てられるというもの大きな部分を占めるものと信じます。それは他人 (例えば、支部長などもろもろの会則上の係) を通してでは難しく、要は直接であるべきで、それが組織の長の役目と思うものです。またそれは傀儡や単なる便宜上の象徴であるべきではありません。そのようなことができる資質が会長に必須と考えます。
つまり、具体的には古典的ではありますが「頭と体を使え」ということです。そのようなことが希薄になってきた、あるいは過去のものになってしまったと分析しております。また、そんなすることも無く、何かが欠けたまま組織が何となく機能するようになってしまったと分析します。
(続く)
2017.4.5:JCCA NYM & 他であった最近の会話 - 会長の役割とガバナンス (1/3)
先の1月末のJCCAのイベントでも複数の人からこの表題について話しがありました。昨年後半からも同様な話題があり、JCCA以降も複数人から電話や直でのこの話題が偶然にもありました。なぜ、日野コンテッサクラブの方からそのような問いを当サイトオーナーに向けられるかは別にして、昔の経験で皆さんには一様に次のように答えております:
会長はすべての会員への「よろず相談のフォーカルポイント」であり、会長にもなれば、日常、毎日のごとくとはないが、会員から日々色々な相談が持ち込まれます。問題はそれにどう対応するかです。自分で考え、そして人に相談、あるいはプロにお聞きしたりして、ベストな回答を問い合わせのあった方にご自分で回答するとか、必要であれば会報を利用する方法をその昔は採っていました。
そのような問い合わせに対して、メンテナンスなど修理業者などに丸投げすれば、クラブとしても独立性、あるいはガバナンスを失うものです。ひいては修理屋などの商売をされている方との明らかなしがらみを作ってしまう可能性があることです。それはしてはならないと、日野自動車含めて自動車屋などのビジネスとの関係に一線を引かねばならないというのが基本原則であったのです。
今のように会社の組織のごとくある意味で完全分業化されたごとくのクラブ運営でなかった昔の会長はどんなものだったのでしょうか?これは決して懐古趣味で語るものではありません。今でも多くのクラブやギャザリングでは、その長となっておられる方を見れば共通点を感じます。それは自ら身を切って周辺にサービスと言ってよいか、自ら頭と体を使って行動していると思います。
例えば、イベントでは先頭に立って参加者や来場者への対応とかクルマの交通整理をしているとか、会報などでは、単なる自らの戯言を発信するよりも、会員スミズミまで気配りをして意見を吸い上げ、それは決して他人任せにはしない事です。
おそらくこのような話を現在のクラブの中で意見したら一笑にふすかもしれません。だから (昔は) 二年も会長をやれば、そろそろ、次の人へと、これも自然にクラブ全体でガバナンスがしっかり効いてたと感じます。残念ながら、これはある時期に崩壊させてしまったと分析します。
(続く)
2017.4.2:ミッション、少し進捗ありか?
本日はガレージの部品の出し入れとか頼まれ物を探すとかにいつものことながら結構時間を割いてしまいました。でも自分の記憶の不確かさでメッキものとか左右ドアのチャネルラバーが出てきました。そんなものが出ると何十年前の光景が蘇ってくるものです。
さて、今日はミッションのプライマリギヤのクリアランスの調整を試みました。そして一歩進め、バックのアイドルギアを組み付けました。
さらにセコンダリギアの組付けの準備作業を進め、作業台上でノーマルのギアを鈴鹿用のギアに置き換えました。その写真が右上のモノです。ちょっと目には以前と変わりませんが、これで次のステップ、組付けにゴーです。
ここ数日の作業で、スポーツキットのミッションはレース使用を目的としたのか、プライマリギアなどの加工がノーマルと明らかに違っており、歯の端部が厚くなっていることを発見しました。おそらく強度を上げたものと分析します。
2017.4.1:ミッションのギアのベアリングの圧入
諸々の事情でミッションのプロジェクトも長い道のりでやっとこのプライマリギヤの組込の段階に入りました。
本日はベアリングの圧入、NSKのハンドブックによれば、小型のものはプレスで圧入、大型は焼きばめでと実に丁寧にその方法が詳細に説明されています (参考:今回使用したNTNのサイトでも優しく説明されてます) 。
プレスといってもそんなものは素人のガレージにありません。そこで何十年も前に溶接の練習も兼ねて作ったコンテツ専用のエンジンのカムのギヤを圧入する専用治具をガレージの片隅から引っ張り出し、何か方法がないかと模索しました。結論は写真のようにガレージジャックと様々なソケットレンチを使いました。
しかし、素人はいつも一発勝負です。ベアリングにダメージを与えたくありません。そこで圧入をスムーズにするために、NSKのハンドブックにある焼きばめも併用することにしました。エンジンオイルをガスコンロで80〜100度くらいの温度にして、ベアリングを加熱しました。
結果的にジャッキで圧力を加えるとズシンドスンと胸に響くような音をたてながら徐々に圧入され無事完了となりました。