健康な時には飲食の美味しい・不味いもそんなに気にはなるものではありません。
それがどうでしょうか?健康を害し、疾患状態になると何を口にしても美味しく感じません。また、コーヒーやワインなどの趣向品もまったく味気が無くなってしまいます。
時には、食事がまずい、これは食べて側の問題ではなく、作り手がおかしくなったと、連れ合いの味覚や料理の腕を疑ってしまうと何とも情けない話です。
人間の体とはよく出来たもので、口にするすべてが美味しくないということでいろいろな異常を知らせる赤信号を出すようです。
先の最悪のコンディションの際は、味はともかく、栄養を入れないということで趣向品は別としてエネルギーの源になるインプットだけでもと考え、とにもかくにも、まずいまずい、と言いながら口にいれることだけはストップしませんでした。担当医が言うようにまさに、あんたは食欲があるから (入院しないでも) オーケーと言っていただいた背景も実はこんなことでないかと感じています。よく言われる口からものが入らなくなったらもう終わりというのが頭に片隅あったのだろうと今、考えます。
そんな状況も3月半ばになると徐々に食事も美味く感じるようになり、コーヒーもおぼろげながら味を楽しめるようになりました。この時期になると口にいれるものが美味しく感ずることを幸せに感ずるようになりました。
それから約1ヶ月を経た昨日、女房と近所の美味しいピザがあるイタリアレストランでランチをとりました。オーナーとの会話の流れで結婚記念日だと言ってしまったら写真のような形状でテーブルに出て参りました。飲食を楽しめる、健康とは本当に良いと感じながら最高に美味しくワイン共々堪能しました。