2017.1.29:30年前のリベンジ?
何年かぶりのJCCA主催のニューイヤーミーティングにエントリーしました。今年のそれは、日野車といすゞ車のコンクールデエレガンスが (Concours d’Elegance) があったことが理由です。
天気はまあまあ、なにより温度が暖かったのが良かったです。久しぶりに参加したせいか、大勢の皆さんがと当サイトオーナーの元にお寄りいただきました。
コンテッサクラブの皆さん、トヨタグローバルのAE86所有のアメリカ人とT-Shirts姿のオーストラリア人、日野のデザイン、カートの親子などなど入れ替わり立ち替わり20数組となりました。話が弾み、友人が差し入れたくれた肉まんを口にしたのが午後の2過ぎぎ、それまでトイレ休憩もなく、さらに会場を去った4時ごろまで延々と会話をしておりました。
さて、今回のコンクールは、「30年前のリベンジ」と意気揚々と参加しました。何故?それはTACS時代の30年前の日野車のコンクールでした。参加者は誰しも自分が賞をもらえる、あるいはもしや選ばれるのはないかと淡い幻想をいだいていると思います。その際は当時のCGの小林編集長がいろいろお話いただき、当サイトオーナーのクルマのヒストリーをご理解いただき (その際のCG誌に好意的に写真入りで解説いただいた) 、これはゲット?と思いきや、審査員の発表は、「ノーマル車を選びました」でした。しかし、自分含め周辺も、我がコンテツはレーシングそのものが改造があってもそれが「ノーマル」であると会話をしていたのです。
そんなこともあったので、「30年前のリベンジ」であり、今回は用意周到に、1966年以来の50年の代表的な履歴を整理してリストを写真を簡単に一枚にまとめました。審査員の皆さんからもちろん興味深く多くの質問をしました。50年、外観&内装は変化が無いこと、しかし性能アップのための走るための機能改善、ジムカーナ年間シリーズ船も説明しました。
結果は、「30年前のリベンジ」は無し!ここの審査に詳しい (自称?) らしい有名人が来られ、話を聞きました。ここの審査はノーマルからのいじられていたり、違うものはついておればそれらすべて「減点」対象と、コンテツを見るなり、指を指して、これもあれもと、これはとんでもない「減点てんこもり」の個体を持ち込んでしまったようで、30年前とまったく同じになってしました。これは残念でもなく、自分自身の滑稽さに苦笑いです。
このJCCAの審査の方法はどのようなものかは公表されてません。主催者はこのコンクールデレガンスをさらに価値の高いものにポジションにしたいならば、それを公表すべきです。そうしないと当サイトオーナーのように全く無意味なクルマを持ち込んで、経費も無駄になり、時間も消費しまう結果になります。また、一つのクラスだけではなく、プレザベーション、シストリックスポーツ、プロフェショナルレストアとかなどなど、貴重な個体を「減点」だけでなく、「加点」をもって正当に評価できるプログラム、また参加者にもメリット且つ公正なものを望むものです。さらに言うならば欧米のトップクラスのコンクール (e.g., Pebble Beach Concours d’Elegance) のように審査員の質、すなわち能力を矛盾なく正当にかさ上げするための仕組むをバイアスなく創ることが必須でしょう。おそらくこれらなくして、日本のコンクールデエレガンスは発展しないでしょう。本当に文化的に価値ある個体の参加はなくなるでしょう。ま、単なるフェステッィバルの好き者同士の余興・ゲームであれば目くじらをたてる必要もないでしょう。このイベントもそんなようになったのかもしれません。と、最後に思いました。
2017.1.28:ファンタスティックなゴミ箱
何円も前から、隣町の市川霊園の周辺の道路脇の土地 (当然、個人の土地でしょう) に航空機の機体やエンジンが残骸の如く置かれています。好き者にとっては誠にゴージャスな光景です。春の桜の季節には、桜の木があるのでで、その下でその残骸を眺めながら弁当でも喰ってみたないと思ってました。
本日、友人と市川大野近くのメッキ屋の行き、その帰路に寄ってみました。事前にグーグルマップで映像をみてました。なるほど、残骸は数少なくになっていました。しかし、目の前に仔細に航空機の細作方法を見るのは楽しいものです。構造、電気配線、配管形状、燃料系統など、どうクルマの製作に応用したらよいなど、これほどの現物の教材はなく、実に興味が尽きません。
現在、このボデーの中が結構、ごみ捨て場のようなっておりました。おそらく通りの皆さんのある種の心無い方の仕業でしょうか?でも、好き者から見れば、なんどファンタステックなゴミ箱と思います。
2017.1.26:トヨタ東京本社 - WRCカー
飯田橋での所用の会議終了、次のアポへと時間があるので、陽も暖かいしと水道橋方面に歩きました。
途中にトヨタの東京本社があり、ロビーがショールームのようで、その奥にテレビで目に焼き付いているクルマが見えました。
中にはいろとそれは、今年、18年ぶりの参加とかのToyota Gazzo Racingの Yaris (日本では、ヴィッツ) のテストカーでした。
興味津々、ゆっくりと見せていただきました。非常にシンプルに見え、競技車両として非常に美しく製作された個体でした。
Toyota Yarisは米国でレンタカーで何度も使いました。非常にキビキビしたクルマで、コンテツでなく、これでジムカーナしたら面白いなと何時も考えていました。いただいたヴィッツのカタログでは1.3L (と、言ってもトルクは12.3kg、馬力も99hpとコンテツの比ではない!)、米国のそれは1.5Lだったと思います。それだからパワーが全然違うのかと思います。
このWRC仕様は、1.6Lでスーパーチャージャー付きと、ジュネーブショーのデータでは210馬力のようです。おそらくボクのような素人には扱えないクルマのようです。
しかし、実に格好イイ〜、個体でした。こんなクルマを日常的に乗ってみたいと感じさせるものでした。
2017.1.22:ミッションアクセスカバーの清掃
昨日、進めたリア三角窓のウェザーストリップ、最初に取り付けた右側が微妙に後から装着した左側に比べて仕上がりに悪く見えます。素人の作業です。どうしても試行錯誤のあるの最初の一回目より、二回目の方が出来が上です。これがプロですと結果を知って作業できるナレッジがあるので一発目から成功です。結果的に、材料はありますので装着し直しました。素人とはまったく終わりのない作業をするので困ったものです。
右の写真はバックパネルのミッションへののアクセスのために、当時施したアルミのパネルです。航空機産業&技術の発達した南カリフォルニアの作業であり、航空機みたいなものです。
当サイトオーナーの個体は1967年シーズン用車両です。当時、トヨタとの提携がなく日野がそのまま、米国市場に投資を続けておれば、日野の4速ミッションに換えて、ヒューランド (Hewland) 社製の5速を目論んでいたのです。そのためにこのパネルへの改造をしたとのことです。時間の限られたレース現場でギアの交換がミッションをおろさず、室内から交換できた訳です。フォーミュラカーのそれと同じ考えです。歴史の運命を感ずる部分でもあります。
今日は、そのカバーをルーチンのメンテナンスで若干の整形含めてクリーンアップしました。
2017.1.21:ミッションケースのポリッシュ
週末の土曜日の今日は、細かいことをいろいろと進めました。
一つは、リヤの三角窓のウェザーストリップをドアと同系統の色のトリムに変えました。これは懸案事項の一つでフロントのそれが黒、リヤはベージュと統一感を欠いていました。それが同じ材質で黑に晴れてなりました。
偉大なるフォーム・フィット・ファンクションの原則に基づく流用品 (カングー1のフロントドアをコンテツのドア、同様にリアドアを三角窓に、ただしリアは1本で左右分あり) であり、それなりに若干のコツと妥協が必要でした。
もう一つは、今、組立を進めているミッションのケースをポリッシュをしました。今回はコンパウンド入りにワックスです。最終的には組んだ後、搭載する前にMothersで再度クリーンアップする予定です。
2017.1.20:オートモーティブワールド 2017 - 車の軽量化技術展
技術動向の見聞、またビジネス上のお付合いもあり、毎年見学をしている “オートモーティブワールド” です。
自分の趣味としても多く参考になるものが展示されており、またサプライヤと直接お話できるのも魅力です。
50年以上の前のクルマ、コンテツなりを進化させるために、あるいは当時でも市場撤退を余儀なくされ進化のなかった日野コンテッサです。すぐにこれを応用したらどうなるだろうと思うものばかりでした。
軽量化の展示の多くはやはりカーボンコンポジットで成形の金型などが現実的に多く展示されておりました。カーボンは興味あるもののまだ自分のガレージの中では対処するにはレベルが高すぎます。
そんな中、写真のような韓国のメーカー (OHDAE METAL CO., LTD.) のシフトフォーク (参考画像) が目に入りました。もうアルミの時代なんだとつくづく思いました。目下、組立をしている日野のそれはもちろん鋳鉄であります。重さがまるで違います。これならシフトの動きも軽快になるのではとイメージしますた。
2017.1.19:2016年、当サイトアクセスレビュー
昨年、2016年度の当サイトへのページのアクセス総数は595,109とサーバーサイトの統計データにあります。その数字は有効なコンテンツを示しているものではなく、有効なページは7〜8割くらいの数字と推定します。
どのコンテンツについてアクセスされているか、例年のようにランキングして、1,000回以上アクセスのあったページは以下のようです。
内容的には例年の如く、マニアックな内容、すなわちある部分の整備とかではなくて、極めて自動車文化あるいは旧車の世界の素朴な内容へのアクセスと分析します。日野コンテッサを所有しての維持するためのコンテッサ固有のページのアクセスはこの上位のランキングに登場してません。
これをどうみるかであり、おそらく本サイトはある意味で常識ある一般的な自動車ファンないしエンスーの皆さんが多くアクセスしていただいていると考えるものです。それら皆さんにこの場を借りまして感謝申し上げます。
- 2,938: SUキャブレター - 実践編
- 2,727:The Life with my Hino (日野コンテッサのブログ)
- 2,465:EWP (Electric Water Pump - 電動ウォーターポンプ)
- 2,456:カラーコード(PD車塗色別使用塗料一覧表)
- 2,399:ホワイトリボン・タイヤのホワイトニング
- 1,714:素朴な疑問 - なまし銅管の使用圧力
- 1,441:旧車メンテと部品は「フォーム・フィット・ファンクション」で行け!
- 1,437:日野サムライの車検失格について
- 1,386:日野コンテッサ1300小史(1956年〜販売・製造中止)
- 1,216:旧車もIoT、M2M時代 - タイヤ空気圧のリアルタイムモニター
- 1,206:ロダンとヒノサム ライ、パリ、ロダン博物館にて - Rodin and Hino Samurai
- 1,173:Contessa Sprint - コンテッサ・スプリント(その4)
- 1,123:生産台数:小型車の全モデル - Number of Production: All Models
- 1,119:ナルディ・ウッド・ステアリングの補修
- 1,090:「L」の検証 - コンテッサ1300クーペ L
- 1,080:日野コンテッサ900スプリント・デザイン考
- 1,061:日本国内都道府県別登録台数(2013年)
- 1,005:日本でのルノー4CVスペシャル - Renault Hino 4CV Special in Japan
20117.1.18:ミッション、リバースギアのシフトフォーク
ここ数日、毎晩、ベッドの中で、日野の整備書のミッションの組立の説明を眺めがら、あれこれとシミュレーションし、自然と眠りに入っています。
その中で右の写真のように、現物でバックギアのシフトフォークがノーマル (左) と鈴鹿用 (右) の形状が異なることを理解しました。問題は中央のシャフトを動かすピンがノーマルについていたのが一体型であり (省力化の改善) 、鈴鹿用についていたのが14ミリ径&1.5ミリピッチのボルトピンで2個一の構造になっていることです。
一体型はPD300-102845以降のミッションに入っているものです。鈴鹿用のキットが制作されたのが、おそらくそれ以前のミッションだったと推測するものです。
ブツがありませんのでこのピンを作らねばなりません。一応、14ミリ径&1.5ミリピッチ (所謂、細目) のボルトがあれば作れそうです。ガレージの中を探しましたが見当たりません。ネットでチェックしましたが小箱単位ならば可能のようですが、それは現実的ではありません。明日、近所のホームセンターをチェックしてみましょう。
2017.1.17:今朝、目に飛び込んだニュース
今朝は、昨日こなせなかった所用があり、5時前からディスクに向かいました。
早速、WEBを開きますとディフォルトの米国アップル社のHPに、Martin Luther King, Jr. Day (1月の第3月曜日) に合わせ、マーティン・ルーサー・キング・ジュニア (Martin Luther King, Jr.) の数多い名言の一つが掲載されてました。
それは、“Commit yourself to the noble struggle for equal rights. You will make a greater person of yourself, a greater nation of your country, and a finer world to live in. – Dr. Martin Luther King Jr.”、直訳すると、「平等な権利のための高貴な闘いに自分自身を託そう。そうすることで、あなた自身をより大きくして、あなたの国をより大きな国にして、そしてより素晴らしい世界を築くでしょう。」。
Apple社がこの言葉を選んだ背景には何があるのでしょう?外の国の人間ですが、最初に浮かんだのは、米国次期大統領のイメージでした。このHPの画面には新たなる大統領へのメッセージも込めているのではと感じるものです。
もう一つ、朝日新聞の朝刊です。 昨年の天皇陛下のお気持ちの表明以来、時間も経過して、関係者の間でかなり現実的なアクションの進められているように見受けます。
朝刊に、メディアの言葉として、「総意」とあり、その文言に興味が惹かれました。なぜかというと、言葉のゴロ合わせではありませんが、「総意」のウラハラには、「相違」というものを避けては通れません。しかし、この「総意」と「相違」の議論をして、初めて単なるコピーあるいは玉虫色でもない本当に自分たちの真の創意工夫をしたもの、すなわち大きな「創意」というものが生まれて来るのだと常日ごろ考えております。
すなわち、創意=総意X相違です。おそらく日本人が最も不得意とするプロセスでしょうが、近い将来含めて、このようなプロセスが必要と思います。
2017.1.15:スタッドボルト (ハブボルト) のスプライン、その後
今まで、いろいろハブボルトについて書いて来ました。一つ、気がついたのがオリジナルのボルトがハブについたもの、すなわちコンテサ1300のオリジナルの現物をチェックしてなかったことです。
そこでガレージにしまっておいたハブごとばらしてある当時のものを引っ張り出してみました。(写真:右) これは1970年代初期に部品取りに新潟から購入したクーペのものです。
そこについていたボルトを実測したものが下のデータと写真です:
- サイズ:M12 X 1.25
- スプライン径:14.1mm
- 有効長:38.5mm
- 全長:42mm
2017.1.15:ミッション組立
暮れに分解したセダン用ミッションの各部品のクリーアップしました。そして入れ替える長年しまったあった鈴鹿用ギアも何十年かぶりにクリーンアップしました。
両者のクリアランスは計測してこのまま組み込んでオーケーのようです。
一つ、鈴鹿用のバックギアの作りが違うことを発見しました。またそれ用のシフトフォークが付いてました。と、いうことが富士用同様に干渉防止のためにミリ単位のギアの位置を変えたようです。これはマニュアルに無いことです。でもローのギア比が同じであるので考えることです。ただ、それが簡単に行くのかはシミュレーションが必要です。
分解したセダン用ミッション (3,000キロ程度走行のフレッシュ) のギアよりも今度入れる鈴鹿用ギアの方がアタリがついてないので、使用時間が短いようです。これはラッキーです。
必要なベアリングもモノタロウから到着しております。この先、週末は没頭しなけれななりません。
2017.1.14:ステアリングギアボックス
暮れに内燃機屋さんにお願いしたブッシュ(ベアリング) の制作&センター出しも完了しました。結構長い間、心が折れて進まなかったプロジェクトのファイナルステージです。
ルノー4CV以来伝統のセンタリングのリターンスプリングを入れました。このスプリングはコンテッサ1300の走行性能あるいはドライビングの特徴に大きな影響を及ぼすものです。また、セダンとクーペとはスプリングの強度が大きく異なり、すなわちクーペ用はヘビーなものです。高速性およびスポーツ性を加味して、フロントが軽いクルマの高速直進性を補うためのもです。
このヘビーなリターンスプリングは人間の力では簡単にギアボックスに収めることは不可能です。写真の様な専用の工具を制作して、うまく収めることが出来ました。
2017.1.14:バルブクリアランスの調整
真冬です。寒い朝です。午前中、陽が当たっている暖かい間に済まそうと久しぶりにバルブのクリアランスを調整しました。
エンジン始動後、およそ1,200rpmで回転を維持してオイルが各部に回るまで音の変化を聞きます。微妙に変化し、オイルがどう回っているかをイメージするもの面白いものです。およそ3分くらい経過、エンジンに負担をかけない様に水温が30数度になるまでクラッチは踏んだままです。
その後、クラッチをつなぎ、ミッションを回し、今度はミッションの中のオイルが回る音を聞きます。およそ滑らかに回るようになったらアクセルを離し、所謂、アイドルです。ここまでおよそ5分くらいでしょう。水温も40〜50度くらいになり、800〜900回転となります。
バルブのクリアランスの調整は一応、水温82度ですが、この寒い時期には、アイドルでは75度くらいまでしかあがりません。その温度で手短に、インは0.25ミリ (本来は0.26) 、アウトは0.35ミリ (本来は0.3) を確認、今回、4本のバルブを微調整しました。およそ1年ほど調整してませんでしが、結果、その程度の変化、あるいは調整誤差でしょう。
これで何が変わったかと言えば、若干、打音が静かになったと、しかし、それはよくある善意のプラシーボ効果 (placebo effect) かも知れません。
2017.1.14:スタッドボルト (ハブボルト) のスプライン、その後
多くの皆さんのご意見に感謝します。
未だ断定できる結果はありませんが、当サイトオーナーの考えでは、金属加工を生業としておられる識者のご意見は理解できるもので、現在、以下のように考えます:
- スプラインの数の違うハブボルトを使うか?
=>ハブ側は鋳物、ボルトはSC材でより強度が高い。よってハブ側を痛める可能性があり、極端な場合は亀裂を呼ぶかもしれない。よってスプライインの異なるものは入れたくない。
=>これを商売として、顧客から依頼を受けたら、それは断る。
=>では自分のクルマにそれをやるか、やらないとは言えない。入れるにはプレスを使い慎重に行う。 - ハブとハブボルトを空回りを防ぐためにタック溶接 (これは外すことを考慮) を入れるか?
=>上記と同様に、ハブとボルトは材質が異なり、すべきではない。
=>これを商売として、顧客から依頼を受けたら、上記と同様に、それは断る。
=>では自分のクルマにそれをやるか、やらないとは言えない。実際にした。 - トヨタのボルトはスプラインが同じであるが使うか?
=>ピッチが1.5なので1.25の日産の方が細かいので破損、破損に強いなどメリットあり。よって日産の1.25を使いたいのは本音である。しかし、一般の走行ではどれだけの違いがあるかは常識で考える必要あり。
以上が大まかな感じです。要は商売としたら様々なリスクを考えればそれは行なわないだろうと推測します。
自分のクルマにする場合には、自己責任であり、それは方法がなけれなやってしまうだろうと言う感触です。ただ、それもある程度の安全性を考慮してのことで、現物がどんなものかを無視してするものではありません、飽くまで、知見、経験、確かなる予見をもって行うことです。
後は日産に確認しての報告となるでしょう。
2017.1.8:アストロプロダクツに感謝
昨日からの一般社会で云う三連休、基本的に週末だけにクルマいじりが可能な身分故に正月三が日も手を汚す訳に行かないのでこの時間を期待してました。しかし、暮れの家事の残りをこなしたり、今日の午後からは寒い雨模様ということで、三連休は (クルマに) に有効には活用できそうにありません。
そんなことで、ここ数ヶ月出来なかった電気関係の軽作業を進めました。一つは長年使用している重宝な車載のエアコンプレッサ、それの電源ケーブル、スイッチなどをシガーではなくバッテリー直結できるように大型のワニ口にする、二つ目は、Innova 5580のタイミングライトの使い勝手の悪いケーブルの取り回しを改善し、ヤンキー仕様みたいな巨大なワニ口を小さいもの変えて、コンテツ側にエンジンルームに簡単に12Vを接続できるようにしました。
そんな中、三つ目がここ数日の傑作、アストロプロダクツの電気テスター (写真) 、これがもっともベスト、何せ、新年初入りとかで、通常、1,400円台が、何ど650円でした!これはサイコーのコスパでありました。かなり昔に購入したウン千円のサンワのテスターと機能的に変わりありません。
2017.1.5: The Kent Rx for Racing
昨日の “All New 1984 Honda Civic CRX” 同様にモータートレンド誌の1981年11月号に “The Kent Rx for Racing” を久しぶりに目にしました。
米国のマツダのRX-7のレーシングのトレンド&成功を創った男の物語の記事です。Kent Racingは、Mr. Dave KentのIMSA (wiki) 向けのレーシングチームでした。また、氏は有能はファブリケータでもあったのです。
何故、この話になったか?実は当サイトオーナーの愛車、日野コンテッサクーペ “L” が当時、カリフォルニアにあった際、そのペインティングを手がけたと聞いておりました。そんなことで、1995年に再度ペインティングをする際に、正真正銘の本物にしようと氏に色見本を作っていただきました。所謂、氏の言う “Whiter that White”、白よりも白い白とでも解釈、正にカリフォルニアの紺碧の空の下で無垢の白になるアメリカンレーシングホワイトでした。
すでに天に召されましたが、氏の偉業と個人的ご好意に敬意を表して、以下は主な参考情報です:
- モータートレンド誌の1981年11月号の閲覧 The Kent Rx for Racing
- IMSA History - Mazda RX7 : winningest car ever => http://alex62.typepad.com/imsablog/2006/02/mazda_rx7_winni.html
- Google 画像 => https://www.google.co.jp/search?q=kent+racing+mazda&client=safari&rls=en&tbm=isch&tbo=u&source=univ&sa=X&ved=0ahUKEwjsl8_V06nRAhWFW5QKHRGoCZgQsAQIGw&biw=1063&bih=703
- ’70s Spirit: The Imsa 240z => http://www.speedhunters.com/2013/06/70s-spirit-the-imsa-240z/
2017.1.4:All New 1984 Honda Civic CRX
暮&正月は溜まった資料などをチェックして捨てるチャンスでもあります。1970〜80年代の購読した何種類かの米国の自動車雑誌もその対象で、かなり前にかなり廃棄しました。その時に気に入った内容については、まだ積み重ねてありました。
ここで最後の見納めをしてゴミ箱にいれてバイバイをし始めました。その中でモータートレンド誌の1983年12月号の1984年型のホンタ CRXの記事がありました。
ゆっくり眺めていますと日野自動車&コンテッサ1300との脈略が頭に浮かび上がりました。日野のエンジンとボアが同じ、すなわち74ミリとあります。と、いうことは空冷のホンダ1300も同じ74ミリであり、アルピーネ・エンジンニアリング社のコンテッサ1300GTスプリントのエンジンをベースにコンテッサ1300のレーシングエンジンを構想した当時から74ミリが継承されていたのかと諸々誇大妄想に走りました。
日野自動車からホンダに移籍したエンジニアはおそらく基本的な考えは継承したのかと思うものです。同時に、車両の透視図をみるとコンテッサ1300との脈略を想像してしまいます。何故ならばルノー4CVから学び、独創的なコンテッサ900&1300の一連の足を設計したエンジニアは早くからホンダに移籍、初期のF1から同様に活躍していたのです。
2017.1.3:The ミツトヨ ダイヤルノギス
ミッションなどの精密部品を組立てる際に不可欠な道具があります。当サイトオーナーにとって、その一つはダイアルノギスです。1/100ミリの計測が可能です。
30年以上も前の80年代に清水寺の舞台から飛び降りるような気持ちで大枚をはたいて、夢のような気持ちで手にしたのがミツトヨのダイヤルノギスでした。
30年以上経た最近、針が動かなくなりました。よく見ると針が外れております。これなら自分で直せるかなと思い、夕方散歩から戻った際に一気に分解を進めました。
ミツトヨのアフターケアは実に充実しており、社のHPで取説や品番でパーツリストなど様々な情報が出てきます。早速、ダウンロードして参考にしながら分解を進めました。懸案の外れた針は、結果的に細い糸でセンターピニオン (軸) を縛り、セメンダインスーパーで接着しました。乾燥した後、各部を掃除し、時計用のオイルを給油しました。
結果オーライのようで、”宝物” ミツトヨ ダイヤルノギスは息を吹き返しました。