何年かぶりのJCCA主催のニューイヤーミーティングにエントリーしました。今年のそれは、日野車といすゞ車のコンクールデエレガンスが (Concours d’Elegance) があったことが理由です。
天気はまあまあ、なにより温度が暖かったのが良かったです。久しぶりに参加したせいか、大勢の皆さんがと当サイトオーナーの元にお寄りいただきました。
コンテッサクラブの皆さん、トヨタグローバルのAE86所有のアメリカ人とT-Shirts姿のオーストラリア人、日野のデザイン、カートの親子などなど入れ替わり立ち替わり20数組となりました。話が弾み、友人が差し入れたくれた肉まんを口にしたのが午後の2過ぎぎ、それまでトイレ休憩もなく、さらに会場を去った4時ごろまで延々と会話をしておりました。
さて、今回のコンクールは、「30年前のリベンジ」と意気揚々と参加しました。何故?それはTACS時代の30年前の日野車のコンクールでした。参加者は誰しも自分が賞をもらえる、あるいはもしや選ばれるのはないかと淡い幻想をいだいていると思います。その際は当時のCGの小林編集長がいろいろお話いただき、当サイトオーナーのクルマのヒストリーをご理解いただき (その際のCG誌に好意的に写真入りで解説いただいた) 、これはゲット?と思いきや、審査員の発表は、「ノーマル車を選びました」でした。しかし、自分含め周辺も、我がコンテツはレーシングそのものが改造があってもそれが「ノーマル」であると会話をしていたのです。
そんなこともあったので、「30年前のリベンジ」であり、今回は用意周到に、1966年以来の50年の代表的な履歴を整理してリストを写真を簡単に一枚にまとめました。審査員の皆さんからもちろん興味深く多くの質問をしました。50年、外観&内装は変化が無いこと、しかし性能アップのための走るための機能改善、ジムカーナ年間シリーズ船も説明しました。
結果は、「30年前のリベンジ」は無し!ここの審査に詳しい (自称?) らしい有名人が来られ、話を聞きました。ここの審査はノーマルからのいじられていたり、違うものはついておればそれらすべて「減点」対象と、コンテツを見るなり、指を指して、これもあれもと、これはとんでもない「減点てんこもり」の個体を持ち込んでしまったようで、30年前とまったく同じになってしました。これは残念でもなく、自分自身の滑稽さに苦笑いです。
このJCCAの審査の方法はどのようなものかは公表されてません。主催者はこのコンクールデレガンスをさらに価値の高いものにポジションにしたいならば、それを公表すべきです。そうしないと当サイトオーナーのように全く無意味なクルマを持ち込んで、経費も無駄になり、時間も消費しまう結果になります。また、一つのクラスだけではなく、プレザベーション、シストリックスポーツ、プロフェショナルレストアとかなどなど、貴重な個体を「減点」だけでなく、「加点」をもって正当に評価できるプログラム、また参加者にもメリット且つ公正なものを望むものです。さらに言うならば欧米のトップクラスのコンクール (e.g., Pebble Beach Concours d’Elegance) のように審査員の質、すなわち能力を矛盾なく正当にかさ上げするための仕組むをバイアスなく創ることが必須でしょう。おそらくこれらなくして、日本のコンクールデエレガンスは発展しないでしょう。本当に文化的に価値ある個体の参加はなくなるでしょう。ま、単なるフェステッィバルの好き者同士の余興・ゲームであれば目くじらをたてる必要もないでしょう。このイベントもそんなようになったのかもしれません。と、最後に思いました。