先月末にあがったステアリングギアボックス用のクロームメッキを今日、取り出してみました。
何時ものことですが、出す時の処理とメッキ屋へのインストラクションが肝です。素人ですので、中々強いことも言えず、結果的に (おまかせの) 妥協となります。
こちらはコストを下げたいのでとにかく薄くていいとしますが、メッキ屋は綺麗にあげたいので厚めの処理となってしまいます。まだまだ修行がたりません。
ところで取り付けてしまえばまったく見えないところに何故クロームメッキをするのかです。理由は簡単で綺麗に見せるのは二の次で、主目的はメンテの問題です。後のことを考えれば、メッキならばワックスなどを定期的に入れておけば錆びず、よごれれば吹けばよいのです。これがペイントだったそうは行かず、錆びの問題を常に考慮せねばなりません。それだけのことで、総合的にライフサイクルコストがもっとも安上がりなメッキとなる訳です。