諸々の事情でミッションのプロジェクトも長い道のりでやっとこのプライマリギヤの組込の段階に入りました。
本日はベアリングの圧入、NSKのハンドブックによれば、小型のものはプレスで圧入、大型は焼きばめでと実に丁寧にその方法が詳細に説明されています (参考:今回使用したNTNのサイトでも優しく説明されてます) 。
プレスといってもそんなものは素人のガレージにありません。そこで何十年も前に溶接の練習も兼ねて作ったコンテツ専用のエンジンのカムのギヤを圧入する専用治具をガレージの片隅から引っ張り出し、何か方法がないかと模索しました。結論は写真のようにガレージジャックと様々なソケットレンチを使いました。
しかし、素人はいつも一発勝負です。ベアリングにダメージを与えたくありません。そこで圧入をスムーズにするために、NSKのハンドブックにある焼きばめも併用することにしました。エンジンオイルをガスコンロで80〜100度くらいの温度にして、ベアリングを加熱しました。
結果的にジャッキで圧力を加えるとズシンドスンと胸に響くような音をたてながら徐々に圧入され無事完了となりました。