先月、暑さの中、冷房も快調に走っていたルノー・セニック号ですが、栃木県の出先でエンジン不調に陥りました。どうもミスファイヤーのようです。騙し騙し帰宅しました。
その後、2年前に交換したペンシル型のIGコイルを疑い(ちょっと早すだが)、早速、取り寄せて交換しました。その直後は非常に快調でしたが、完全に温まった数分後くらいに同様な現象に陥りました。
次は、TDCセンターを疑いました。新品の手持ちがあるので交換しました。しかし、症状はまだ同じです。次にまだ交換をしたことのないLambda Sensor (所謂、O2センサー) を取寄せた新品を結構難儀をしながら交換しました。結果は見事にはずれ、症状は同じでした。OBD (自己診断機能) のエラーコードもなく正常を示しています。
そこで脳みそをクールダウンして考えたのが症状の2気筒のミスファイアです。Haynesの配線図をみれば、これはECUからの (同時点火のように) 都合2気筒づつ配線されているIGコイルへのシグナルが異常だろうと、これしかないとなりました。そこでネットを検索し、このSIEMENS S110110208 A SIRUS 32N RENAULT 8200046477をテスト&修理をできる業者を目下検索中です。
よくみると、Siemens そしてMade in Franceとありました (SIEMENS S110110208 A SIRUS 32N RENAULT 8200046477) 。ATのECUも同様にSiemens、何年か前に交換した燃料ポンプのコアはBosch製でこれまたドイツ製、さらにペンシル型のIGコイルは新車時以降、最初の交換の際は日本のデンソー製が入っていました。このエンジンECUは二重に囲まれた金庫のようなブ厚い鉄板の中に設置され、これは放熱など熱対策に難があるのではと大いに疑問を感ずるものです。ミッションECUは裸になっており、これは冷気もあたり程対策には強靭と思います。
どうも熱などで経年変化する電子&電気部品は信頼あると言われているドイツや日本製でさえも課題をしょっているようです。ECUには特に熱や湿気に弱い電解コンデンサーや比較的熱に脆弱なICチップなど多く搭載されています。この辺の劣化への解決策はコトをますます複雑にしない革命的なソリューションが求められると考えます。