今年も例年のごとく、パシフィコ横浜で開催される自動車技術会(所謂、JSAE、米国のグローバルのSAEに相当と理解)の展示会に参加しました。毎度の事ですが新しいテクノロジーやビジネスモデル、また日本を中心としたOEM各社とサプライヤーの生の展示物に接して進化を見るのが楽しみです。また、今年は、仕事上のミーティングも英国パビリオンで進めました。
OEM各社の技術の現物を見るのが楽しみですが、今年は初めてデュアルマスフライホイール (DMF) をマツダのブースで目にして係りの方からも説明をいただきました。こんな大きなモノはついているのかと目を凝らしました (右の写真) 。
軽ければ良いと言う考え方と対比軸にある重さで勝負のしろものです。なるほど、これでディーゼルの振動も吸収しているかと思うものでした。ただ、驚いたの最近のクリーンディーゼルのエンジンは2.2リッターでトルクは40キロオーバー、1.5リッターでも20数キロとこれはそれぞれ、コンテッサの4倍あるいは2倍以上のトルクです。そんなディーゼルエンジンを滑らかに回すにはこんな大きなダブルのフライホイールということになると納得です。
コンテッサの数倍もあるトルクはなんともうらやましいものです。これでは、発進加速は異次元のものだと、さらにZF社のブースによってみると、近々、日本のOEMで9速の導入が進んでいるそうです。ますます発進加速が強烈にと、また高速も低回転 (1,100rom/100km) とか、我がコンテツではアイドル状態であり、強大なトルクのなせる技です。
以下は、マツダとZFの資料です: