今年も縁あって某グローバル企業のアナリストフォーラム (米国ボストン市にて開催) に出席しました。4日間、何十もあるセッションもろもろのハードなスケジュールです。
その中で昨年の続きとして進展を大いに見せられたのはアディティブ・マニュファクチャリング (Additive Manufacturing = AM) です。積層造形とも表現、あるいは3Dプリンターが正しくはありませんが身近な表現です。
写真にあるのヒートエクスチャンジャ (熱交換器) のカットモデルです。クルマのラジエータもその一つです。伝統的には幾つかの部位をアセンブリーして一つの機能を果たします。AMを応用した世界ではアセンブリーそのものを一気に積層して作ることが可能になり、ヒートエクスチャンジの性能を最高にするためのデザインが出来ることです。すなわち、設計そのものが考えたは変わるということです。今まで部品単位に拘束されていたことが一気に解放する、あるいは新たな考えを導入することが可能です。
今、製造業でもっとも注目、期待される分野で、過去、アイデアがあっても出来なかったことが一気にブレークスルーするでしょう。そして重要なことは設計をするソフトウエアなくして不可能であり、単に従来のCADだけでない、幅広いものとなります。(参考:Additive Manufacturing from Siemens)