昨晩、眠りに着く前に久しぶりにオートTEクニック誌の1972年7月号の臨時増刊:TUNING UP MANUALを眺めていました。
この時代は、A型エンジンのサニーやK型エンジンのカローラが全盛期になってきた時代です。一昔前のコンテツからみればスーパーカーのように8,000回転超えの世界です。同じOHVエンジンですので大いに勉強になった書です。それは今も変わらずいわばバイブルのようでになっています。
まずはベースとなる出発点を読んで勉強し、後は実践、すなわち自分の頭と体を使って、自分のエンジンをどう細工して、失敗もして、そして先に進むのが常識であります。ただ、旧い設計&製造技術の日野のGR100はせいぜい6,000回転+アルファ程度であり、その辺の頃合いをみて、いじくり、乗って、そして楽しむというのは勉強&体験、そして結果を得て、フィードバックして徐々に先に進める考えます。
昨晩、この本に感銘的なことが記述されているのを発見しました。それはマシンセッティングの項の望月 修さんの「ネガティブキャンバーの働きを主に期待するようであれば、そのマシン本体のポテンシャルが低いという考え方も成り立つ」、このお言葉には正に身の毛がよだつような感触であり、肝に銘じなければなりません。