先週、テレビの美術番組で六本木の国立新美術館で、一般にアールヌーボーで知られるチェコスロバキアの芸術家、アルフォンス・ミュシャ (Alphonse Mucha) のミュシェ展が開催されていることを知りました。
興味であるスラヴ叙事詩 (The Slave Epic) の全編が一堂に観れることは、一生で最初で最後ではないか思い、早速寄ってみました。
同時に開催されていた草間展にも劣らぬ集客力で展示室に入るのもディズニーランドの人気アトラクションのように待たされ、中に入ってはラッシュアワーの通勤電車ような混み具合でした。
全20編それぞれ迫力のあるもので、特に最後の一枚、“スラヴ民族の賛歌 - スラヴ民族は人類のために (The Apotheosis the Slaves - Slaaves for Mankind” は圧巻でした。勝利を得てのロシアからの真の解放でした。
絵画で祖国への愛国とその真実を語り、民衆に奮い立たせ、国家、政治を正しい方向に変えると、フィンランドの音楽家、シベリウス (Jean Sibelius) も同様なものがあったと理解してます。20点のストーリは偉大なものでした。日本の政治にも文化・芸術の影響はないものかと思いました。