今日、ミッションにフレキシブルジョイント (所謂、スパイダー) を固定しようと、その場所にある8mmにボルトを締め上げる際に事件が発生しました。
それはトルクレンチ (シグナル式) で締めようにもなかなかカチンと言う音をたてません。そこで直読式のトルクレンチで注意深く見ると、2キロ余りでグイグイと回ってしまいました。これは伸びが来てるなと、直ぐさま、抜いてみますと中間あたりが見事に伸びておりました。
なぜ、伸びたのか、それはここに使われているのはHマークではないものでした。と、いうことは頭なごしにハイテンと決めつけた3キロ余りをかけてはならないことを悟りました (コンテッサ1300の整備マニュアルによれば、8mmの締め付けトルクは、2.5〜3.5kg、もちろんハイテン対象) 。この場所は強度を必要としない部位なので日野は通常の軟いボルトを使用していたようです。
自分の知識の無さ、思い過ごしを反省するばかりです。また、トルクレンチ頼りも反省すべきもので、族に言う「手ルクレンチ」も意味ありと感じました。替えの純正の新品ボルトはないので、手持ちの同サイズの7ボルトを入れました (画像参照) 。
何年か前に、ベテランの整備士の方がシグナル式のトルクレンチは使わないとその方の工具箱には年代物も直読式のトルクレンチが入っておりました。これを直ぐに思い出しました。まがりなりにも自分の工具箱にも直読式のトルクレンチがあったのは不幸中の幸いでした。確か、1977年頃、米国ボストン郊外のSearsで購入したCraftsmanであり、40年前の代物です。